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11月の対戦では中盤の力量差をまざまざと見せつけられて2-0で敗戦。
内容的には結果以上の完敗と思えた試合でした。
それから3か月。ホームとアウェイの違いはあるにせよ、首位チームを相手にここまで異なるフットボールを見せることが出来るとは思いもよりませんでしたネ。

まず開始1分にArsenalの横っ面に張り手を食らわすことが出来たのは大きかったと思います。
これで相手の出鼻を挫くことが出来ましたし、Liverpoolとしても精神的に少し優位に立てたと思います。
そしてその後も勝敗を決定付ける4点目が決まるまで、攻守において手を緩めることなく戦ってくれたことも大きかったですネ。

特にディフェンスは素晴らしく、Arsenalに混乱をもたらしていました。前回対戦では全く届かなかったArtetaやWilshere(前回はRamsey)のゾーンまでプレスが届いていましたし、ボールを運ぶ役割を担うOzilやChamberainに容易に前を向かせませんでした。

これが今回の勝利における最大の要因と言えるでしょう。


またプレスでボールを奪取してからの攻撃への切り替えの速さとその精度の高さも特筆すべきものがありました。中でもCoutinhoは素晴らしく、4点目のSturridgeへのスルーパスに見られたように何度も素晴らしいパスを前線に供給してくれましたネ。


前半20分にして早くも勝敗を決してしまったLiverpool。
その後は積極的なプレスを控え、早くもクルージングモードに切り替えました。

これによってArsenalは落ち着きを取り戻しますが、Liverpool陣内に入って来る相手には相変わらず厳しいチェックで簡単にやられてしまうことはありませんでしたネ。
中盤でのHendersonやGerrardのバランス(Coutinhoもよく戻って来てくれました)、SkrtelとToureの的確な読み、そしてCissokhoの厳しさはこの日のLiverpoolを支えてくれていたと思います。

唯一残念だったのはGerrardがエリア内で与えた不必要なタックルでしょう。
まぁこれは代表に定着しつつあるChamberainへの叱咤激励の意味も込めて世間の厳しさっちゅうもん教えてやろうとしたら、20歳の相手の方が一枚上手でしたってところだと思いますが(爆)

ディフェンス陣が集中力を維持してくれたおかげで決定的なピンチを迎えたシーンは無く、Liverpoolは悠々と時計の針を進めることが出来ていたと思います。
ただ状況によっては鋭いチェックからカウンターと言うのは忘れてはいませんでした。その甲斐あって普段はコンパクトなフットボールをしているArsenalも、今回は試合を通してDMFとCBのスペースが開き過ぎていたように感じました。Liverpoolゴールに迫りたいArsenalに対する抑止力としては十分に機能していましたネ。


そして最後はSturridge、Gerrard、Suarezの主力中の主力をベンチに下げる余裕を見せてタイムアップ。
文句なしの完勝でした。



今回は前節と同じメンバーでしたが、これまで右サイドを主戦場として来たSterlingが左に回りました。その理由としてRodgersは「Sagnaを押し込むため」と語りましたが、この采配は見事的中しましたネ。
Sagnaを完全に消すことが出来ていましたし、SterlingはRodgersの思惑通り左サイドで躍動して2ゴールの結果を出してくれました。

最近彼のことを誉めてばかりですが、今シーズンのSterlingは本当に素晴らしい!
ボールの受け方、ドリブルの仕掛け方はもちろん、ディフェンス面での貢献やこうして監督のリクエストにもしっかり応えられる選手に成長してくれていることは本当に嬉しいことです。
このまま行けばブラジルに連れて行ってもらえるハズ!



そしてLiverpoolとしては今回の勝利でタイトル争いに踏み止まってくれたように思います。
優勝出来る可能性なんてほんの僅かだと思いますが、見てる側としては可能な限りの希望を持ちたいですし、今シーズンはそう思わせるだけのパフォーマンスを見せてくれていると感じます。
タイトル争いを少しでも盛り上げて欲しいですネ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Liverpool 5 - 1 Arsenal
8 Feb 2014 , 12:45 , Barclays Premier League(25)
------------------------------------------------------
Simon Mignolet                Wojciech Szczesny
Jon Flanagan                  Bacary Sagna
Martin Skrtel                 Per Mertesacker
Kolo Toure                    Laurent Koscielny
Aly Cissokho                  Nacho Monreal
Steven Gerrard                Mikel Arteta
Jordan Henderson              Jack Wilshere
Philippe Coutinho             Alex Oxlade-Chamberlain
Raheem Sterling               Mesut Ozil
Luis Suarez                   Santi Cazorla
Daniel Sturridge              Olivier Giroud
------------------------------------------------------
SUBS:
Brad Jones                    Tomas Rosicky
Luis Alberto                  Lukas Podolski
Iago Aspas                    Lukasz Fabianski
Victor Moses                  Nicklas Bendtner
Joe Allen                     Carl Jenkinson
Jordon Ibe                    Kieran Gibbs
Martin Kelly                  Serge Gnabry
------------------------------------------------------
GOALS:
Skrtel(1)                     Arteta(69 PK)
Skrtel(10)
Sterling(17)
Sturridge(20)
Sterling(52)
------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Allen(Sturridge 66)           Podolski(Giroud 61)
Ibe(Gerrard 76)               Rosicky(Ozil 61)
Aspas(Suarez 86)              Gibbs(Monreal 61)
------------------------------------------------------
REFEREE:
Michael Oliver
------------------------------------------------------
BOOKED:
Henderson(47)                 Giroud(47)
                              Wilshere(59)
------------------------------------------------------
SENTOFF:
------------------------------------------------------
VENUE:
Anfield
------------------------------------------------------
MANAGERS:
Brendan Rodgers               Arsene Wenger
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COMMENT
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無題
いやー凄い。
大一番でのこの強さ。これこそレッズだと思います。
良い試合過ぎてフラム戦が心配になりますが。

この試合はプレスが効きまくりで全員がハードワークしていましたが、やはり早い時間帯での先制点と2点目が大きかったと思います。
無双状態の前半の後、後半でもpk以外はしっかりと守備ができていたのも良かった。

また、スターリングの成長が著しいですね。ボールを持った時だけでなく、この試合ではプレスでも活躍してました。レンタルに出さなかったのは、ロジャースのファインプレイですね。

最近シソコからトラオレ臭がしなくなってきているのは嬉しいような悲しいような。
ボーヤ さん 2014/02/12(Wed)16:53:50 Edit
ボーヤさん
コメントありがとうございます。

ほんとこの強さには驚かされましたネ(汗)
20分で4点と言う結果も然ることながら、あの「パスのArsenal」を完全粉砕したディフェンスが素晴らしかったですネ!
まるで巣に近づく敵に集団で襲いかかる蜜蜂のようで見ていてホレボレとしましたし、4点取った後のペースの落とし方も良かったと思います。


最近のCissokhoにはとても満足していますよ。少なくともディフェンスに関して不満は無いですネ。
オフェンス面でも終了間際にCoutinhoが左サイドでボールを持ったのを見て、中央の空いたスペースに突っ込んでパス受けからシュートに行くなど進境著しいです。…Aspasが物凄くパスを要求していましたが(汗)

Villa戦で酷いプレーを見せられた時に「これはもうお笑い要員にするしかないな」と思いましたが、Everton戦あたりから急にチームに合い始めて来てどうしようかと…(苦笑)
ただArsenal戦でもWilshereのSterlingに対するラフプレーに1人で熱くなって額をぶつけてまで文句を言いに行くなど(周りの選手や当事者同士は無反応)、ラブリーなところはまだまだたくさんありそうで今後も弄くり甲斐はありそうですけどネ(失礼)



今夜はストの影響で開催が危ぶまれたFulham戦。
一昨日、Unitedから90分間で80本以上のクロスを浴びながらもドローに持ち込んだ実力を舐めてはいけませんよネ!
…ダメだ、このネタを書くと笑いが止まらない…Unitedはどうしちゃったんでしょうネ(笑)80本は無いですわ(爆)

LiverpoolはUnitedを教訓にもっとバリエーションに富んだオフェンスでFulhamディフェンスを翻弄してもらいたいですネ。
[ from Rush : 2014/02/12 19:03 ]
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