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20130214_vsWestBromwich.jpgほとんど相手に攻撃をさせないほどの優位な状況を作りながら…そして主審からのお情けでPKをもらっておきながら…終盤の2失点で撃沈。
絵にかいたような負けっぷりに清々しささえ感じます。

戦前に頂いた「Liverpoolは今のPremier Leagueで最も良いプレーをしている」というClarkeからのありがたい褒め言葉も、今となっては単なる冷やかしにしか聞こえない…(苦笑)
もちろんClarkeにそんな気は無かったんでしょうけれど。



今日は結局Sturridgeが間に合わず、代役には久々のShelveyが入りました。そしてSkrtelはまだRodgersのお許しを頂けず(苦笑)
彼のいないオフェンス時のセットプレーがAgger頼みになってしまって可能性を全く感じません。Agger自身は頑張ってくれてるんですけどネ(汗)
そろそろ復帰させて欲しいところですがCarragherも良いパフォーマンスを見せてくれていますからネェ…。
 

WBAは前線から積極的にプレスを掛けることはしませんでした。
一応ボールホルダーをチェイスしてはいましたが深追いはしませんでしたネ。それはボール奪取の意図を含んだものではなく、パスコースを限定させるものだったように見えました。
彼らはハーフウェイライン付近を第一防衛ラインと考え、そこに侵入して来るボールに対しては徹底して厳しいプレッシャーを掛けて来ました。


相手が守備を重視した戦術で臨んで来ただけに当然ながらペースはLiverpoolが握ることに。
ただ果敢に攻め込んではいたものの、相手を崩す形まではなかなか作れませんでしたネ。サイドからのカットイン、クロス、そして中央突破。手を変え品を変えながら攻め立てるLiverpoolでしたが、WBAの集中力の高さに手をこまねき、自らのミスでゴールが遠のいているようにも見えました。

WBAも少し対応しきれていない場面があったので「あともう一手」という印象はあったのですが、Liverpoolとしてはその一手を出すにはもう1人選手が必要であるように感じました。

得点チャンス自体も何本かはあったと思いますが、Fosterの好守もあってゴールラインを割るには至らず。
一見「Liverpoolが圧倒」と見える試合でしたが、試合が進むにつれて「実はWBAの手の上で踊らされているだけなのではないか…」という不安が頭をもたげて来ました(汗)



相手を攻め立てながらもどこか苦しい試合展開だっただけに、75分のPK判定は実にありがたかったです。
エリア内に放り込まれたボールの競り合いの中でSuarezがOlssonに押されて倒れたシーンでしたが、これをPKとジャッジするのは数ある審判の中でもMossだけでしょう(苦笑)
Suarezのシミュレーションとまでは思いませんが、当然のように流される場面だったように思いますネ。

恐らくはここまでなかなかゴールを割れないLiverpoolに対する主審からのお情けだったとは思いますが、今日のLiverpoolはそんなお情けですらモノに出来ない!(汗)

PKに関しては絶対の自信を誇るGerrardでしたが、今日のボールはスピードもコースもイマイチ。
ここはビシッと決めて欲しかったですネー(涙)



しかし問題はここから。

ここまで素晴らしい試合を見せて来たツケか、徐々に疲れの見えて来たLiverpool…守備が少し緩慢になって来ました。
そ してそこまでWBAにほとんどチャンスらしいチャンスを作らせなかった(シュートゼロ!)Liverpoolが、一瞬のスキを突かれてMulumbuに強 烈なミドルを打たれて肝を冷やす。これはReinaが弾いて難を逃れましたが、直後のCKでAggerがマークを振り切られてMcAuleyに先制ヘッドを許してしまいました。

この場面はニアに途中出場のLukaku、センターにはOlssonとMcAuleyの190cmオーバーのCBが2人。対峙するLiverpoolはLukakuにGerrardとCarragher、OlssonにEnrique、McAuleyにAgger。…高さでは完敗(汗)
ですが失点は高さよりも動きにやられてしまいましたネ。
ボールがセンターに入ってくる直前にLukakuがさらにニアに走ってマークを引き連れ、OlssonとMcAuleyは一旦ファーに逃げて中央にスペースを作ることに成功。そしてそこからインのスペースに進路を変えたMcAuleyがAggerの一瞬でマークを引き剥がしてフリーに…。AggerとしてはOlssonにコースを閉められた感があったかも知れません。

もちろんこの場面でAggerはミスをしましたが、彼に責任を押し付けるワケにも行きません。
そのスペースを見過ごしてしまったJohnsonやEnriqueにも甘さがあったと思います。


終盤でのまさかの失点に焦りを見せるLiverpool。
その後も敵陣に攻め込みますが、どこか攻め急いでいる感は否めず、人数は掛けているのにその数に反して淡白な印象が残りました。

そしてLucasまで攻撃参加したところカウンターを喰らい試合を決定付ける失点…。
ここでもAggerはLukakuのワンタッチ目に反応出来ず突破を許してしまいました。Aggerって横の揺さぶりにこんなに弱かったっけ?(汗)


今日は攻めるLiverpoolに守るWBAとくっきり分かれる試合でした。
ちなみにWBA戦はカップ戦を除きこれで3連敗。しかも0得点6失点とか、うーむ…(汗)


Liverpoolにも勝てるチャンスはあったと思いますが、肝心なところでSuarezがシュートを大外しするなど自滅した感もあります。
そ してJohnsonのパフォーマンスは最悪でした。Liverpoolのオフェンスの要となるサイドバックのオーバーラップですが、今日の彼はトラップは ミスるわ、ドリブルを仕掛けてはロストするわで散々な出来。Liverpoolのリズムを狂わせてしまっていましたネ。途中交代させるべきだったと思います。

そして個人的にはSuarezのワントップはやめた方が良いのではないかと思います。
今シーズンはSturridgeが加入するまでワントップでリーグ戦17得点とエースストライカーに相応しい結果を出している彼ですが、どうしても彼のコンディション次第で内容・結果ともに左右されてしまいますし、彼のプレースタイルからポストプレーよりもフィニッシャーとしてのプレーが中心となってしまい、結果的に周りの選手が活きないように思います。人数を掛けている割に攻撃が淡泊に見えるのは彼のスタイルにあるのではないかなと思いますネ。
今回出場したShelveyもあの場所でもっと存在感を見せて欲しかったのですが、それは彼が低調だったと言うよりもチームとして上手く使えていないように 感じますし、Hendersonもバックヒールでのシュートなど何度か良い場面は見せたもののSturridgeが出場している時ほどのボールへの絡みは見られなかったように見えました。

周囲を活かしつつSuarezも活きるためには、一歩下がったトップ下なりサイドなりでプレーする方が良いのではないか。
改めてそう感じた試合でしたネ。
SturridgeがいないからSuarez…という単純な結論ではなく、チーム力が最大限に発揮出来る方法をRodgersには探し当てて欲しいですネ。

この辺り論客の登場を心よりお待ちしております(笑)



そう言えば(笑)、Coutinhoがデビューを飾りました。
78分からの出場で左サイドに入り、シンプルにパスを繋ぐことを意識してプレーしてくれました。
短い時間で5~6度ボールに触りましたが、まだ様子見という感じで彼の良さを出して行くのはこれから。どんどんチャンスを与えて慣らしてもらいたいですネ。
楽しみな選手です。かなりのチビッ子で体格差が気になりますけどネ(苦笑)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Liverpool 0 - 2 West Bromwich Albion
11 Feb 2013, 20:00 Barclays Premier League(26)
--------------------------------------------------------------
Pepe Reina                         Ben Foster
Glen Johnson                       Steven Reid
Jamie Carragher                    Gareth McAuley
Daniel Agger                       Jonas Olsson
Jose Enrique                       Liam Ridgewell
Lucas Leiva                        Claudio Yacob
Steven Gerrard                     Youssouf Mulumbu
Jonjo Shelvey                      Graham Dorrans
Stewart Downing                    James  Morrison
Luis Suarez                        Chris Brunt
Jordan Henderson                   Shame Long
--------------------------------------------------------------
SUBS:
Brad Jones                         Markus Rosenberg
Philippe Coutinho                  Boaz Myhill
Joe Allen                          Romelu Lukaku
Fabio Borini                       Billy Jones
Raheem Sterling                    Gabriel Tamas
Martin Skrtel                      Marc-Antoine Fortune
Andre Wisdom                       Jerome Thomas
--------------------------------------------------------------
GOALS:
                                   McAuley(81)
                                   Lukaku(89)
--------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Borini(Shelvey 60)                 Lukaku(Dorrans 74)
Sterling(Henderson 60)             Fortune(Long 86)
Coutinho(Downing 78)
--------------------------------------------------------------
REFEREE:
Jonathan Moss
--------------------------------------------------------------
BOOKED:
Suarez(92)                         Reid(43)
                                   Ridgewell(69)
                                   Morrison(72)
                                   Brunt(73)
--------------------------------------------------------------
SENTOFF:
--------------------------------------------------------------
VENUE:
Anfield
--------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Brendan Rodgers                    Steve Clarke
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COMMENT
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無題
クラークに上手くやられてしまいましたね。

この日もポゼッションは高く、試合内容から言 えば良い部類に入るものでしたが、一点が遠か ったですね。 フォスターが当たっていて、素晴らしい出来で なければ違ったんでしょうがね。

僕としてはジョンジョが集中を欠くようなプレーが多かっ たのが気になりました。 後半に人を変えても上 手くいってなかったですが、スアレスの位置を固定 して最初からボリーニを入れてほしかったです 。 スアレスについては僕も意見は同じで、このメンバーの中でのスアレスは波が激しく、チームとしては足枷にもなるきがします。 彼をセカンドトップにして、ボリーニを最初から入れた方がディフェンスラインを引っ張れて、スアレスが自由にボールを受けれて、仕掛けられる可能性が高かったように感じます。

ELを含んで辛い日程ですが、選手達には頑張っ てもらうしかないですね。
切腹フットボーラー さん 2013/02/14(Thu)19:11:57 Edit
切腹フットボーラーさん
コメントありがとうございます。

Clarkeにはホントに上手くやられてしまいましたネ。
Lukakuの投入から先制、追加点の流れが全て計算されていたのではないかと思うほどでした。そこまでシュートゼロに抑えられていたことなんて気にも留めていなかったのではないかと思います。


Shelveyに関しては上手くチームに嵌まっていない印象ですネ。彼が持つパスセンスだとかゴールに向かう姿勢がチームとして活かせていないように思います。そのせいでどこかチグハグしたプレーをしているように見えるんですよネ。
相手関係も当然ありますが、カップ戦では良いパフォーマンスを見せられていたので上手く使って欲しいです。


Suarezについては彼を批判するつもりは全くありませんが、1列下げた方が彼にとってもいろいろなアイデアを出しやすくて良いように感じるんですよネ。相手にとってもその方が驚異だと思います。
彼は以前「ワントップはやり易い」と言っていましたが、それが必ずしもチームにとってベストだとは思えなくなりましたネ。


Zenit戦もまた終盤の失点を繰り返してしまいましたが、メンタル面やペース配分など外野には見えない部分もあって、もう正直「頑張って」としか言えないんですよネ(苦笑)
[ from Rush : 2013/02/15 09:39 ]
無題
ワントップはれる選手の補強が欲しいですね。
スアレスは動き過ぎてチャンスメイクしても中が空いてしまうパターンが多いです。
もう久々に怒り心頭の試合でした。
代表疲れとはいえ本当にジョンソンは酷かったですね。何度もボールロストして、チャンスブレイカーとしてしか機能していませんでした。
おっしゃる通り、とっとと交代させるベキだったと思います。
ジェラードのpk外しで、もう流れが相手に行ってしまった感がしました。久しぶりに彼に怒鳴ってしまいました。
ジョンジョもプレミアでプレイするのはまだチョット厳しい気がします。
1人の新加入選手がいないと、これだけ決められないとは、情けないというか悔しいというか。
夏の補強は万全を機して欲しいですね。
シャンク さん 2013/02/15(Fri)06:58:15 Edit
シャンクさん
コメントありがとうございます。

SuarezとSturridgeというプレースタイルが全く異なる選手がワントップを務めるときにチームとして違うフットボールをした方が良いと思うのですが、同じやり方をしようとしているところがマズイと思います。もしかすると変えているのかも知れませんが、それが明確でないですネ。

Suarezの時はカウンター狙いの試合をするとか…例えばですよ?
でもそれくらいのメリハリを付けて戦術を複数持つようにしなければ、年がら年中補強の話をしなければならなくなりますネ。

シャンクさんからコメントを頂いて気付きましたが、先月加入したばかりの選手の代役が必要だと感じるチーム状態は「異常」と捉えた方が良いでしょうネ(汗)


Shelveyに関しては恐らく僕は他の誰よりも寛容です(苦笑)
彼個人の出来ももちろんあるでしょうが、これまでのユース世代の頃のような役割を与えてもらえていないことが問題かなとも思います。
今までは彼がチームの核であり、彼を経由して試合が組み立てられているところがありましたが、トップチームでは誰かをサポートする動きだとかこれまでと違うスタイルが求められています。
そこに苦労してるのかなと思いますネ。

僕は彼がPremier Leagueではまだプレー出来ないとは思っていなくて、どんな対戦相手であれ彼を中心としたチームで臨むことが認められるのであれば、もっと素晴らしいプレーを見せてくれると思い(妄想してい)ます。


GerrardのPKはFosterがこの日は当たっていたこともあつて強い気持ちを持ちきれなかったかなという感じがしました。
かつては同じようなPKを決めて来た選手ですけどネ。
彼にしては珍しく「置きに行った」キックになってしまったのが残念でした。
[ from Rush : 2013/02/15 09:42 ]
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Liverpoolをさりげなく愛しています。
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