移籍情報まとめ

これまでであれば移籍に関して1つ1つ情報をまとめていましたが、今冬は残念ながらそれが出来なかったため、この1ヶ月の動きをまとめることにしました。

まず、実際にどういう動きがあったかを整理しておきます。

■In(金額は推定)
Sturridge Chelsea      1,200万ポンド
Coutinho  Inter Milano   850万ポンド

■Out
Cole      West Ham  契約解除
Morgan    Rotherham ローン
Sahin     Dortmund  ローン解除
Wilson    Hearts    ローン
Ngoo      Hearts    ローン
Pacheco   Huesca    ローン
Doni      Botafogo  契約解除


まず入団した選手はSturridgeとCoutinhoの2人。
Sturridgeは昨年末にメディカルチェックを済ませ、移籍市場オープン早々に獲得が発表されましたネ。
すでに試合出場も果たし、今のところ5試合3ゴールの活躍。この数字よりも嬉しいのがSuarezを一段下げるタンデム型の配置を可能にしたことで、戦術に広がりが出たことでしょう。
この2人のコンビネーションも予想以上に早くマッチしており、今後さらに期待が持てそうですネ。

もう1人のCoutinhoは実際のプレーは数えるほどしか見たことがありませんが、それを見る限り素晴らしいテクニックを持っていてPremier Leagueにハマりそうな匂いがプンプンしています。
若い選手で線も細いイメージがあってそこは障害となる可能性は否定出来ませんが、上手く行けばSturridge以上の補強になるように思います。
背番号10番を与えられたのもけしてColeが放出されて番号が空いたからではなく、この若手選手にそれだけの期待を掛けていると言うことでしょう。
僕はかなり期待していますが、あまり期待しすぎない方が本当は本人にとっても良いのでしょうネ(苦笑)

そしてここのところ良いイメージを醸しているLiverpoolの前線ですが、彼の加入によってまた新たな競争が始まることになります。
Henderson、Shelvey、Suso、Sterlingと言った若手選手とのポジション争いは見物ですネ。



一方、退団した選手は7人。
退団と言っても完全にチームを離れたのはCole、Sahin、Doniの3人で、後は若手選手のローン移籍。

Coleは正直もう少しLiverpoolでのプレーを見たかったのですが、これまでを見れば放出はやむなしと言ったところでしょう。
Hodgson体制に変わった時に入団し、開幕戦でいきなりのレッドカード、そして故障などなかなかまとまった出場機会を得られなかったことで彼自身相当苦労もしたでしょう。
コンスタントにプレー機会が与えられればもっと活躍出来る選手だと思いますので、Allardyceのもと頑張ってもうひと花咲かせてもらいたいですネ。


そしてSahinは僅か5ヶ月で退団が決定してしまいました。
彼 もコンスタントにプレー機会が与えられませんでしたし、そもそも故障によるブランクがあってReal Madridでも出場機会が与えられていない選手であり、試合勘を取り戻す必要がある選手でしたからかなり厳しかったですネ。Premier Leagueのテンポに上手く合わせ切れないまま時間だけが過ぎてしまった印象が強いです。
今回、古巣Dortmundに戻れたことの意味は大きいと思います。勝手知ったるチームと監督のもと再起出来れば、また注目を浴びることが出来るのではないでしょうか？

Doni については2012年のメディカルチェックの最中、25秒間の心停止を起こして生死を彷徨う経験をしていたそうです。もともと不整脈はあったそうで、これ が試合中でなくて本当に良かったと思います。その後数か月間ドクターストップを受けていたそうですが、最終的に母国クラブのBotafogoでピッチに戻 ることが決まりました。彼自身はキーパーとして非常に優秀で、Reinaのバックアッパーとしておくには惜しいくらいの選手だったと思います。 Botafogoの試合を見る機会は全くありませんが、身体には十分気を付けて頑張ってもらいたいですネ。


後は若手選手ですが、彼らはローン移籍となりますので新天地でしっかりとプレー機会を掴んで経験を積んで帰って来てもらいたいですネ。
これで昨夏にローン移籍したCarrollとSpearingも含めて6人の選手がローン。
このほどCarrollに関してはクラブ間では今夏売却することで合意済みということがWestHamオーナーの談話から聞こえてきましたが、それを額面通り受けて良いものかどうか正直よく分かりません(苦笑)

ローン移籍となった選手たちはLiverpoolの戦力として期待されているのか、それともローンでしか受け入れ先が見つけられないのかどちらでしょうネ？
も ちろん前者であってもらいたいですが、PachecoやSpearingは年齢的にもトップチームにしっかり絡んでいないといけない年齢です。ローン移籍 で出場機会を得ることは良いことですが、やはり半年なり1年というショートスパンでチームをコロコロと替えて行くのは自らの成長においてけして良いことば かりではないと思います。
彼らにもそろそろ腰を落ち着けて戦える場所を与えてあげた方が良い気がしますネ。


総合的には、この時期に若く実力のある2人を獲得出来たことは素晴らしいと思いますし、その1人がすでに即戦力として活躍出来ているという事実は大きく評価して良いのではないでしょうか？
また退団した選手については、今回はトランスファーリクエストを叩きつけられるようなことも無く(苦笑)、「出すべき選手を出した」印象がありますネ。CoatesやAssaidiなど一部今後の処遇の気になる選手はいますが(汗)、全体としては良かったと思いますネ。


さて、これから春に向けて少し手を加えたチームとして始動します。
一歩ずつ上を目指して(順位表というワケではない)、チームを作り上げてもらいたいですネ。