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まさに死闘と言える戦いでしたネ。
90分の中にいろいろなものが凝縮され過ぎていて、何と表現して良いのか正直分かりません。

僕自身この90分の間に色々な思いが交錯しましたし、それはGerrardも同じだったのかも知れません。
何をしても結局はUnitedの後塵を拝することになった過去…。この時期になると毎年のようにタイトルから離れたところでもがいていた過去…。
強力な相手との激戦を制し、カップタイトルを手にした過去…。
今日のCity戦は僕にとってこれまでのLiverpoolの苦しみや喜びを思い起こさせる1戦でした。

長くこのチームを応援して来て本当に良かった…そう感じさせてくれる1戦でしたネ。

さて、今日の試合はタイトル争いに残る2チームの対戦。ここを勝ったチームがタイトル争いから一歩抜け出すことになります。Liverpoolとしてはここで負ければCityと最大5ポイントの差をつけられてしまう試合であり、優勝するためには勝利が絶対条件と言って良い試合です。

先発はWest Ham戦と変わらず。
この試合は中盤の攻防がカギとなることは間違いなく、LucasやAllenを起用して安定をもたらすか、Coutinhoを使って攻撃的に行くかが気になっていましたが、Rodgersの選択はCoutinhoでしたネ。



Hillsboroughの悲劇に対する追悼のため7分遅れてスタートした試合でしたが、この日は選手たちの気合い乗りも良く、攻守両面に渡って序盤から好パフォーマンスを見せてくれました。
試合開始から一気呵成に攻め込むようなことはありませんでしたが、ボールをポゼッションしながら敵陣に迫る姿は素晴らしかったと思います。

そして6分の先制点。
これはLiverpoolにとって非常に大きかったですネ。
Suarezの体を張ったポストプレーからSterlingがパスを受けて飛び出し、KompanyとHartに正面を封じ込められて行き場を失ったかと思われたところから急反転して無人のゴールに決めてくれました。
Cityを落ち着かせる前のゴールによって流れはLiverpoolに傾きました。

それ以降、主導権を握ったLiverpoolはここのところ好調だったCityディフェンスを嘲笑うかのようなパス回しでどんどんチャンスを作り出しましたネ。
通るとは思えないようなスペースに難なくパスを回すLiverpool。まるで3次元の世界にあって彼らだけが4次元にいるのではないかと錯覚しました。

そして26分にはSkrtelのヘッドからCityを突き放す2点目。CKのお手本のような綺麗なゴールでしたネ。


全てが順調であり、この時点での戦況を考えれば勝利を収めるに十分な点差だと思われたのですが…。



一方のディフェンスは試合開始から非常に気迫溢れるプレーを見せてくれました。
しっかりプレスを掛けてCityのパス回しを封じる場面が何度もありましたし、90分を通して集中力が切れているように見える場面は全くありませんでした。
個人で見るとCoutinhoは本当に良く頑張ってくれたと思います。中盤の攻防を考えればLucasやAllenと言う選択も当然あると思われましたが、監督の起用に応えてディフェンスでも献身的にプレーしてくれましたネ。
そしてGerrardは、少し前まで彼のアンカー役を不安視していたのが違和感を感じるほど見事なパフォーマンスだったと思います。CBの前でしっかりフィルターを掛けてくれていたのは彼でしたし、DFが裏を取られても最後まで追い駆けて潰してくれたのも彼でした。
その姿からはこの一番に賭ける彼の意気込みがヒシヒシと感じられましたネ。

ただ、前半終了が見えて来たあたりからLiverpoolのディフェンスは少しずつトーンダウンしてしまいましたネ。運動量が落ちたのかボールホルダーに寄せ切れない場面が少しずつ見え始め、Cityはそれに乗じて本来のパスワークを復活させることが出来ました。

後半に入ってからはCityが優位になりました。左サイドで相手の侵入に手を焼き始めていたFlanaganにMilnerを当て、さらに攻勢を強めるCity。
そして、ここまでリードを守り続けて来たディフェンスがとうとう決壊してしまいました。57分のSilvaのゴール、62分のNasriのシュートからJohnsonのオウンゴールが生まれた場面はLiverpoolの対応がとにかく後手後手で、体は懸命に張ってくれていたもののCityのスペースを突くパス回しにはかなり苦労させられていましたネ。


2-2となってからは正直生きた心地がしませんでしたが、Liverpoolも防戦一方となってしまったワケではありませんでした。
フィニッシュワークの部分では苦労していましたが、何度かチャンスを作り出していましたネ。惜しむらくはSturridgeが負傷によって離脱してしまったこと、そして多少のポーズはあったと思いますが、失点を重ねる毎にSuarezが苛立ちを募らせて冷静さを欠いてしまったことでしょう。
ナツメグを決めればもちろんその先にはビッグチャンスが待っているのでしょうが、それを続けたことで無駄なボールロストを繰り返してしまいました。

しっかりパスを繋いでフィニッシュまで持ち込んでいたCityの方が得点の臭いがしましたネ。


ただフットボールの神様は時に本当に残酷な悪戯をするもので…。
78分にLiverpoolの右サイドからのスローインが流れて来たところをKompanyがクリアミス。何てことは無い場面でのミスがCoutinhoにとっての最高のアシストになってしまいました。
これに反応したCoutinhoはダイレクトでキッチリ決めてくれました。



そこからのロスタイムを加えた約15分の時間、Liverpoolは強かに戦ってくれたと思います。
Cityのパス回しに翻弄されていたFlanaganも80分に
ガツンと厳しいタックルを決めてからは息を吹き返したように良いディフェンスをしてくれましたし、これに合わせて他の選手も再びリズムを取り戻してくれたように思います。



そして96分。
長い長い戦いの終わりを告げるホイッスルが鳴ると同時に抱き合って喜ぶ選手たち。
この勝利に万感の思いが溢れたのか、MignoletやFlanaganたちと抱き合いながら涙を流すGerrard。
そんな彼のもとに1人また1人と選手たちが寄り添い、いつの間にかそれが円陣となりました。

そしてキャプテンの檄。
前半部分が聞き取れなかったのは残念ですが、後半部分に聞こえたのは「…これはその1つだ。Norwich戦でもキッチリ同じことをやるんだ!行くぞ!」と言う言葉。

タイトル争いの経験が希薄なチームがこの勝利を得てどう変わっていくかは気になるところでしたが、きっと選手たちはこれからも足元を見て1戦1戦逞しく戦ってくれる…それを確信させてくれる最高の言葉でしたネ。



この勝利の結果、4試合を残したところで真のトップに立つことが出来ました。
HendersonとSturridgeの離脱は痛いところですが、残された選手たちはきっとその穴を埋めてくれることでしょう。
今日のキャプテンの言葉でまたチームが締まったように感じますし、残り4戦も変わらず良い試合をしてくれることと思います。

夢を掴んで欲しいですネ!



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Livwepool 3 - 2 Manchester City
13 Apr 2014 , 13:37 , Barclays Premier League(34)
------------------------------------------------------
Simon Mignolet                Joe Hart
Glen Johnson                  Pablo Zabaleta
Martin Skrtel                 Vincent Kompany
Mamadou Sakho                 Martin Demichelis
Jon Flanagan                  Gael Clichy
Steven Gerrard                Yaya Toure
Jordan Henderson              Fernandinho
Philippe Coutinho             Jesus Navas
Raheem Sterling               David Silva
Luis Suarez                   Samir Nasri
Daniel Sturridge              Edin Dzeko
------------------------------------------------------
SUBS:
Brad Jones                    Joleon Lescott
Kolo Toure                    James Milner
Daniel Agger                  Alvaro Negredo
Iago Aspas                    Aleksandar Kolarov
Victor Moses                  Javi Garcia
Lucas Leiva                   Sergio Aguero
Joe Allen                     Costel Pantilimon
------------------------------------------------------
GOALS:
Sterling(6)                   Silva(57)
Skrtel(26)                    Johnson(OG 62)
Coutinho(78)
------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Allen(Sturridge 66)           Garcia(Toure 19)
Moses(Coutinho 89)            Milner(Navas 50)
Lucas(Sterling 90+4)          Aguero(Dzeko 68)
------------------------------------------------------
REFEREE:
Mark Clattenburg
------------------------------------------------------
BOOKED:
Suarez(5)                     Garcia(21)
                              Fernandinho(45+1)
                              Zabaleta(78)
------------------------------------------------------
SENTOFF:
Henderson(90)
------------------------------------------------------
VENUE:
Anfield
------------------------------------------------------
MANAGERS:
Brendan Rodgers               Manuel Pellegrini
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COMMENT
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コメント
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無題
なんかもう僕の知らないうちに凄いチームになっちゃってますね涙
不覚にもジェラードからもらい泣きしてしまいました。
むかしラッシュさんのブログのコメント返信で、もうすぐゴールデンスカイが待ってるなんて言われましたが、大分見えてますね笑
スターリングめっちゃいいですね!
冷静でした。スタリッジは空回りしたかな。
しかしシティの同点後は生きた心地がしませんでしたね。
心の中で「この戦力で三位以内なら頑張ったよね」とかすでに考えてましたよ。いかんいかん
ジェラードの涙に僕も本気で優勝を狙う心構えじゃないと!と身を引き締めました!

ちなみにジェラードは「THIS DOES NOT F⚪︎⚪︎KING SLIP NOW!
LISTEN TO ME!THIS DOES NOT F⚪︎⚪︎KING UP!
THIS IS GONE,WE GO TO NORWCH NEXT.
EXACTLY THE SAME,WE GOTTA WIN!COME ON !!」って言った見たいです。
なんて訳すべきでしょうか笑
でもかっこいい



どうでもいいことですが、わたくし少し大学に馴染んできました。
そしてサッカー好きを見つけましたが二人ともチェルシーファンなので、シーズン終了まではなんとなく敵意丸出しになってしまいます笑
悪即斬 さん 2014/04/15(Tue)21:52:56 Edit
悪即斬さん
コメントありがとうございます。
大学生活、Chelseaファンの存在以外は順調なようで何よりです(笑)
まぁシーズンが終わるまで罵り合いに負けないよう頑張って下さい(爆)


しかしホントに凄いチームになっていますネ。
時期的にはGerrardがアンカー役に回ったあたりからになりますから、このコンバートは成功だったと言うことでしょうか?

Sterlingもこの1年で逞しく成長してくれました。
SuarezとSturridgeの両エースに注目が集まりがちですが、彼のボールを失わないテクニックや縦へのスピードはこれまでの戦績に多大な貢献をしてくれていると感じます。
World Cupを経験して来シーズンはどんな姿を見せてくれるか、今から物凄く楽しみにしていますよ。

そしてタイトル獲得は選手やスタッフの力だけでなし得るものではなく、やはり周りのムード作りも重要だと思います。
チームを信じて一生懸命応援して選手たちを盛り上げて行きたいですネ。

Gerrardの檄はそんな風に言ってたんですネ。
″ This is gone ″が″ This is one ″に聞こえてしまった僕の英語力…(汗)
[ from Rush : 2014/04/17 05:24 ]
無題
ジェラードの涙には大きな感動を覚えました。悲劇から四半世紀、首位攻防戦、劇的な勝利。色々とこみ上げるものがあったのでしょうか。

苦しい試合でしたが、このような展開だからこそスタジアムとの一体感、キャプテンを中心にした円陣が自然とできたんだと思います。

長くこのチームを応援して来て本当に良かった…
僕もそう思います。
イスタンブールからずっと応援してきて、ここ最近は悔しい思いをずっとしてきましたが、強いレッズが戻ってきたことに大きな喜びを感じています。

一度だけでいい。一度だけでいいからジェラードにリーグカップを掲げて欲しい。
ボーヤ さん 2014/04/16(Wed)16:19:58 Edit
ボーヤさん

コメントありがとうございます。

Gerrardの涙から円陣の流れはとても感動的なシーンでしたネ。
まさかこんなことになるとは思っても見ませんでした。
僕的にはGerrardの檄にみんなが呼応した後のSterlingの笑顔もメチャクチャ頭に残っています。
あの笑顔だけでチームが上手く行っていると感じられます(笑)

ここまで来たら是非Gerrardには宿願を叶えてもらいたいですネ!
[ from Rush : 2014/04/17 05:25 ]
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趣味: Liverpool
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Liverpoolをさりげなく愛しています。
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