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20121102_vsSwansea.jpg受け入れざるを得ない敗戦というのもあるのかな…。
そんな言葉が頭に浮かんだ一戦となりました。



今日はミッドウィークのSwansea戦。
直後にNewcastle戦、そこからAnzhi戦、Chelsea戦と中2~3日で続いて行くことを思えば主力に無理はさせられませんし、代わりに出場したメンバーが良いパフォーマンスを見せられないとしても、今の選手層を思えば仕方がないことのように思えました。


先発メンバーを見て目を引くのはトップのYesil、今日が1ヶ月ぶりの復帰戦となりCMFの一角を担ったCole、そして右サイドバックに入ったHendersonといったところでしょうか。
 

前半のLiverpoolは全くといって良いほど攻撃の形を作ることが出来ませんでしたネ。
部分的に見れば良い連携を見せることは出来ていましたが、フットボールをボール奪取からシュートまでの一連の流れとして捉えれば、チームが1つ1つのプレーをユニットとして繋げられないと言うのがはっきり分かりました。
DowningとHendersonの関係など良い印象を与えてくれるシーンもありましたが、課題はその次のプレー、そしてそこが上手く行けばまた次のプレーと言った繋がりを作れなかったこと。

この辺りは38分のSwanseaのパス回しは大いに見習ってもらいたいと感じました。
Liverpool が4~5人でディフェンスラインにプレッシャーを掛けているにも関わらず、大きく蹴り出すことなくパスを回して相手を誘い込み、中盤に大きなスペースを作り出していました。その中でも特にKi Sung-Yuengのボールを受けるための動きは素晴らしかったです。

Swanseaは選手1人1人がパスを受けられる場所にサボらずしっかり動いているんですよネ。
ところがLiverpoolは動いているもののパスの出し手と受け手の間にSwansea選手がいることが多い。決してサボっているワケではなく動きの質が悪いということなんでしょうネ。


普段コンビネーションを高める時間のないサブメンバーなら仕方がないと考えるべきかも知れませんが、僕はそこはRodgersの手腕に大いに期待しているんですよネ。
彼はSwanseaでそうであったように明確な戦術を持つ監督だと思いますし、ディテールに拘る監督であるとも聞きます。恐らくは選手のインスピレーションを重視していたであろうDalglishとは違い、選手はより厳格なルールの中でプレーしているはず。であればそのルールをしっかりと守れば良いだけでしょう。まだまだ時間が足りないということなのかも知れませんが、サブメンバーでもしっかりと戦えるチームを作り上げて欲しいですネ。



前半を0-1のビハインドで折り返したLiverpoolは後半からSuarezとGerrardを投入して状況の打開を図りました。
前でボールが収まるようになっては来たものの、決定機を作れたかと言うとそれほどでもありませんでした。
セットプレーからSuarezのゴールが生まれましたが、それ以外はなかなか良い場面は作れず。
Gerrardの惜しいミドルやShelveyのシュート(ホームラン)もありましたけどネ。相手DFを翻弄するような場面を一切作れなかったのは残念でした。


失点の場面はどれもちょっと意識を高めてもらえれば防げたように思います。
まず1点目はCKからのヘディング。
得点したChicoに最初はDowningが付いていたようでしたが密着し切れず。落下点のところではCoatesがいましたが目測を誤ったか、少し後ろに下がってしまいChicoの入るスペースを空けてしまいました。
今シーズンのLiverpoolはどうもセットプレーでの守備が緩慢で、何度かこういう光景を見ている気がします。
修正、修正。

2点目はセットプレーからのカウンター。
重箱の隅を突くようで悪いですが、カウンターに備えていたのはAllenとRobinson。
まずAllenの位置が高すぎて、簡単に裏を取られていました。そして守備に戻って来たGerrardも宙に浮いたボールの競り合いにアッサリ敗れ、 Robinsonもアッサリ…。Robinsonからすれば「取れる」という思いもあったのかも知れませんが、自分が最後の1人であることを考えれば無理に飛び込まずリトリートするべきだったと思います。
修正、修正。

そして3点目は右サイドの攻防から。
右サイドに流れていたMichuに対応するためにCoatesが右サイドによってしまっていました。それは良いのですが、それによって空いている中央のスペースを誰も何も考えていないところが問題。
Michuにそこを使われ、最後は逆サイドのde Guzmanへ優しいパス。
終了間際で1点ビハインドの状況。試合に対する緊迫感も完全に弛緩しきっていたのかも知れませんが、最後まで勝負を諦めずベストを尽くしてもらいたかったなと思います。
修正、修正。


Swansea戦を終えて、選手たちは何を感じたでしょうか?
自分達の未来形と直に手合せをしたことで何かヒントを得てくれていれば、この敗戦も価値のあるモノとなるでしょう。



あとHendersonについて少し。
この試合にあって最も輝きを放っていたのは彼だったと思います。
本職ではない右サイドバックでの出場でありながら、攻守両面で卒なくプレーしてくれていましたネ。サイドバックの適性を十分に見せてくれたと思いますし、今日のパフォーマンスで彼が右サイドバックの穴を埋められる選手であることを証明しました。

それは素晴らしいことではあるのですが、一方で切なさも感じました。
本来であればCMFとして使いたい選手ですし、今日のメンバーを見てもAllenを休ませて代わりに彼を使うこともできたハズ。
Flanaganが使われないのが気になりますが、サブメンバーで臨んだ試合ですら本職じゃないポジションでプレーさせられる現実…。
そしてこの試合を落としてしまったことで、彼の出場機会がまた制限されてしまうであろう現実…。

良い選手だと思いますし、Rodgersが就任した時には既存の選手で最もフィットするのが彼だと思っていただけに今の扱いは残念でなりません。
変な言い方になりますが、今のSwanseaにいたらメチャメチャ嵌る選手だと思います(苦笑)

何とか這い上がって来てもらいたいですネ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Liverpool 1 - 3 Swansea City
31 Oct 2012, 20:00 Capital One Cup 4th Round
-------------------------------------------------------------------
Brad Jones                         Garhard Tremmel
Jordan Henderson                   Chico
Sebastian Coates                   Ashley Richards
Jamie Carragher                    Ashley Williams
Jack Robinson                      Dwight Tiendalli
Joe Allen                          Pablo Hernandez
Jonjo Shelvey                      Leon Britton
Stewart Downing                    Ki Sung-Yueng
Joe Cole                           Nathan Dyer
Oussama Assaidi                    Jonathan de Guzman
Samed Yesil                        Michu
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Luis Suarez                        Danny Graham
Steven Gerrard                     David Cornell
Suso                               Wayne Routledge
Raheem Sterling                    Garry Monk
Martin Skrtel                      Itay Shechter
Andre Wisdom                       Kemy Agustien
Danny Ward                         Ben Davies
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
Suarez(76)                         Chico(34)
                                   Dyer(74)
                                   de Guzman(90+5)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Suarez(Yesil 46)                   Monk(Chico 58)
Gerrard(Cole 46)                   Routledge(Hernandez 75)
Sterling(Assaidi 65)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Lee Probert
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
Carragher(45+1)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Anfield
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Brendan Rodgers                    Michael Laudrup
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COMMENT
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無題
選手層の薄さを実感します。ちょっとひどい状況ですね

ヘンダーソンのサイドバック。おっしゃる通りかわいそうですよね。明らかに彼はCMFで輝くのにチーム事情が許してくれません。確かフラナガンはけが明けなんで使えませんし、ウィズダムもここ数試合で疲労がたまっていたでしょうし、ジョンソン、ケリーはけがといつの間にか右サイドバックは壊滅状態ですね

ヘンダーソンには悪いですがしばらくはサイド起用が続くでしょうね。ケニーはこれを見越していたのでしょうかwww

冬の補強は必須ですね。安くていい人材を獲得してほしいです
ジェラード炎 さん 2012/11/02(Fri)23:25:21 Edit
ジェラード炎さん
コメントありがとうございます。

詳しい情報は分かりませんが、Flanaganは練習復帰してからもう何週間か経っているように思います。そろそろ実戦復帰と勝手に考えていたのですがどうなんでしょう?

まぁ今のチーム状況にあってHendersonがソツなくこなしてくれるのは有りがたいことで、本人も僕が言うような切なさをもしかすると感じていないのかも知れませんが、彼のキャリアやクラブの未来、さらには代表での未来を考えればあまり良い選択とは思えないんですよネ。

今は仕方ないんですけどネ。
[ from Rush : 2012/11/03 07:52 ]
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