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20130526_Carragher_1.jpgCarragherの選手としての姿を見るのは今シーズン限り。
いまだ僕は心のどこかで来シーズンも何事も無かったようにピッチに立ってるんじゃないかと考えています。


最終戦でのあの強烈なミドル、そして裏に抜けたボールを巡ってRemyに競り勝つ姿を見せつけられてしまうと、改めて「まだまだ出来るじゃないか」という思いが沸いて来ます。
それだけではなく、引退宣言をしてからの彼のパフォーマンスは本当に素晴らしかったと思います。
Arsenal戦以降、出場機会を増やしたことについて僕は当初大きな勘違いをしていました。
それまでピッチに立ち続けたSkrtelが監督の「信頼を失ったから」だと思い込んでいましたが、試合を見るに連れCarragherが「実力で彼をベンチに押しやったのだ」ということに気付かされました。

そんな選手がユニフォームを脱ぐなんて本当に勿体ない。
まだまだ第一線でプレー出来るスキルも体力もある。

ですが、これこそが彼のこだわった「良い状態のうちにユニフォームを脱ぐ」と言うことなのでしょうネ…。
 

20130526_Carragher_2.jpg今シーズンはSkrtelとAggerに先発の座を完全に奪われ、困難な1年だったと思います。
それでも不満を言わずにそれを受け入れ、出場機会が回って来た時にはしっかりとコンディションを合わせてプレーし、プロとしての模範を示してくれていたように思います。

またベンチに居る時には、Rodgersと試合に関して意見をかわす場面もよく見られましたネ。
他のチームを探しても、試合中に控え選手が監督に意見するなんて場面はなかなか見たことがありません。
それだけ彼はチームにとって必要な存在であったということであり、同時に彼もチームに貢献したいとの思いが強かったのだろうと思います。
また、その時にはすでに引退を考えていたということで、自分のいなくなるチームに何かしらを伝え残しておきたいという思いもあったのかも知れませんネ。



仲間を鼓舞するあの甲高い声。
相手選手や時には審判にまで血相を変えて詰め寄る姿。
最後まで諦めることをしない熱いハート。
そして何よりもLiverpoolの一員であることのプライド。

もうこれらを目にすることは出来なくなってしまうんですネ。


ぜひ若い選手にはCarragherのような選手になってもらいたいと思いますが、その一方で、ひょっとすると彼は古き善き時代の残像なのかも知れない…2度と彼のような選手は出てこないのかも知れない…と思うこともあります。

特に引退宣言をした後の、試合に打ち込み、試合を楽しむCarragherを見るにつれ、そういう思いが強くなって行きましたネ。

彼以上にフットボールに身を捧げ、Liverpoolに忠誠を誓い、そしてファンに愛されて来た選手はなかなかいないでしょう。
果たして今のチームの中にCarragherを越えられる選手はどれほどいるでしょうか?



期待されたIan Callaghanの大記録には結局届きませんでしたが、選手の入れ替わりの激しい今のフットボール界においては「737試合出場」も大変な記録だと思います。
今後彼らの記録に迫る選手はなかなか現れないのではないかと思いますネ。

そしてこの記録の1つ1つの積み重ねとして、彼のデビューから引退までのプレー…と言うよりも生き様を見せてもらったこと、そしてこれほどの長きに渡る時間を共有させてもらえたことにとても大きな喜びを感じています。
素晴らしいフットボールライフを送らせてもらったことに感謝したいです。

まずはフットボール界から一歩身を引いた「解説者」としてセカンドキャリアをスタートさせるCarragher。
きっと彼のことですから、フットボーラーとしての血が疼き出すのではないかと思います。

そして彼が今度はマネージャーとしてAnfieldに戻って来ることを心待ちにしています。
20130526_Carrahger_3.jpg
 
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無題
こんにちは!お久しぶりです!
僕を覚えてますか?(笑)
受験が来年にあって、なかなか忙しい日が続いていて、Liverpoolの試合も疎かになっています。
QPR戦は見ましたが、キャラガーは結構あっさりとしていましたね。キャラガーかっこよかったです。
個人的に、キャラガーと言えば記憶に残っているのは、イスタンブールでUEFAの会長か誰かにビッグイヤーを渡された時に「俺じゃない、スティービーに渡してくれ」と言わんばかりにジェラードを指差していた時です。
妙に感動したのを覚えてます。
昨シーズンのカイトの移籍もかなり悲しかったですが、今回も泣いています。
今シーズンはスコールズやベッカムやオーウェンも引退しており、淋しい限りです。
特にベッカムとオーウェンには思い入れが強いので・・・
日韓W杯の時にはベッカムの真似ばっかりしていました。
オーウェンのシュートも何回も真似してました。
あのオーウェンがユナイテッドでプレミア優勝したときには何とも不思議な気持ちでした。
あぁ、かなり冗長なってしまいました。
CL決勝のナイスゲームに興奮してます(笑)
Liverpoolが出てるのを生で早く見てみたいものです
悪即斬 さん 2013/05/26(Sun)15:13:15 Edit
悪即斬さん
コメントありがとうございます。
もちろん覚えていますとも!


引退セレモニーはホントにアッサリしていて何だか肩透かしを喰らった感じでしたネ(苦笑)
引退後にロングインタビューか何かに応じてくれるのかと待っていましたがそんな気配も無いですし、ひょっとするとこういうアッサリした終わり方はCarragher自身が望んだものなのかも知れないなぁと思い始めています。
そういう引退セレモニーだったせいか、僕は涙が出ませんでした。

今シーズンはPremier Leagueを長年盛り上げて来た選手や監督が揃って引退しましたネ。
特に僕がUnitedで唯一認める選手であるBeckhamの引退は、何年も前から「そろそろなのかな」とは思っていたもののいざその時が来ると物凄く寂しい気がしますネ。
彼らの引退はPremier Leagueの一つの時代の終焉のようにも思えます。


イスタンブールの試合はあの日以来ずっと見ていません。
心臓が張り裂けんばかりの落胆と興奮を再び味わうのが怖くて、ビデオを再生出来ないんですよネ(汗)
これから年を取ってくると心臓麻痺を起こすかも知れないので、もう一生見ることはないかも知れません(笑)
なので記憶も少し断片的なところがあって、表彰の場面もGerrardがカップを持ち上げて飛び跳ねているところくらいしか覚えてないんです。
Carragherがそういう行動をしていたとは全く記憶にありませんでした…というか当時会長だったJohanssonさんは勘違いしたってことですかネ(苦笑)


受験頑張って下さい。
幸運を陰ながらお祈りしています。
[ from Rush : 2013/05/27 03:31 ]
無題
キャラガーにはありがとうとしか言えないですね。

彼の性格考えるとこのタイミングで引退することは驚きませんが、ファンとしてはピッチ外での彼の貢献も含めて、後に残るものに彼の経験を残してほしかったとは思います。
しかし、年齢を重ねるとコンディションをトップレベルに維持することも大変だと思いますので、スカウス訛りの聞き取れない英語で解説するなら2年くらいコーチしてくれって感じです(笑)

確かに彼の姿は過去のフットボーラーなのかもしれませんね。 最近の若い連中(笑)はどこか冷静に物事見て法外な移籍金と給与でチームを転々としますからね。 チームを愛して、心血を注ぐワールドクラスのフットボーラーはほとんどいませんからね。

キャラガーが遠征時にジェラードの隣の席が空席になるのを冗談混じりで心配してましたが、その時感じたのはジェラードを支える人がいるのか?、ジェラードが引退した後にチームの顔となる選手がいるのか?不安になりました。

彼らのようなアカデミーからの生え抜きでクラブに情熱と愛情を持ち、尚且つワールドクラスの実力を持つ選手なんて難しいんでしょうね。
そういう意味でもキャラガー、ジェラードはクラブにとってかけがえのない大事な選手なんでしょうね。

僕がキャラガーが引退したことを実感するのはリヴァプールの試合に解説をするスカウス訛りの甲高い声を聞いた時かもしれません(笑)
切腹フットボーラー さん 2013/05/27(Mon)07:50:11 Edit
切腹フットボーラーさん
コメントありがとうございます。

Carragherにはピッチに這いつくばってでも、チームにしがみついてでも現役にこだわって欲しかったんですけどネ…。
特にCBは円熟味を増してからが面白く、彼もこれからだと思っていました。

彼はベンチからAggerとSkrtelを見ながら何を思っていたんだろうか…Rodgersと何を話していたんだろうか…今はそんなことを考えています。


Carragherのような選手は、マネーゲーム的要素の濃くなった今のPremier Leagueでは現れることがないように思いますネ。
多国籍化したチームにあって地元出身選手が定位置を確保するのは難しくなりましたし、彼らを本当の意味で育むことが出来なくなっていますよネ。
Kelly…Morgan…Flanagan…次代を担う地元出身選手たちは現状トップチームの当落線上に立つのが精一杯という印象ですし、BoltonにレンタルされていたSpearingも先行きが不透明ですしネ。

そういう意味ではCarragherのデビュー当時はまだ環境に恵まれていたのかも知れません。



GerrardはCarragherを失って背負うものが大きくなりそうですネ(汗)
そして彼自身あと何年プレーしてくれるのでしょうか?
この1年、セットプレーのキッカーは若い選手に譲るようになりましたし、着々と自分の引退後のチーム作りに励んでいるようにも見えます。
そう遠くない未来、キャプテンマークを譲る日が来るのかな…来るんだろうなぁ…。
[ from Rush : 2013/05/27 23:40 ]
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Liverpoolをさりげなく愛しています。
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