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20120312_vsSunderland.jpg特に改めて語ることも無いのですが…。
いつも通りのフットボールをしていつも通り負けた…というのが率直な感想です。


Sunderlandを一時のどん底から救ったO'NeillはLiverpoolにとって天敵と言って良いかもしれません。
Liverpoolに対しては「かく戦うべし」というのをしっかり確立しているような気がしますネ。そう思えるほどにLiverpoolはいつも長所を封じられ、この監督と対戦する時は苦戦を強いられて来ました。

2006年の初対戦は別にして、唯一の完勝と言えるのは2008-09シーズンのホームでのVilla戦(ホーム)。
5-0でO'Neillを下した試合でしたが、この時のLiverpoolは縦にスピードがあり、選手のフリーランニングからスペースを突いていく動きが何度も見られた試合でした。



今日もこういう試合が出来るかが鍵だと思っていましたがそうはなりませんでしたネ。

しかしSunderlandが素晴らしいパフォーマンスだったかと聞かれても頷くことは出来ませんでした。
前目からの守備は心掛けられていたようですがさほど厳しさを感じることはありませんでしたし、Liverpoolが押し込まれるような時間帯もほとんどありませんでした。

「この程度のチームが相手なら…」という思いが残りますが、Liverpoolはとにかくオフェンスが上手く機能せず、Sunderlandディフェンスを崩すことが出来ませんでした。
…全く出来ませんでした。



今日はSuarezを1トップに右にKuyt、左にBellamy。CMFは底にSpearingを置きその前にHendersonとAdamが立つ布陣でスタートしました。
そして前半途中でKuytとHendersonの位置を入れ替え、後半は完全にSuarezとKuytの2トップに移行しました…と書いておきながらも、 もう今や僕にとっては誰が先発であろうがどういう布陣であろうが関係なく、Dalglishの掲げるフットボールが何であり、それを選手たちがいかに体現 するのかということのみに意識が向いてしまいます。



昨年1月にLiverpoolに復帰して以来Dalglishが掲げて来た「パス&ムーブ」。
夏に新たな選手を迎え、どのような手法を持ってそのスタイルをチームに浸透させて来たかは分かりません。


プレシーズンも含めれば今日のSunderland戦まで今シーズン44試合。
Dalglishのコンセプトを実行出来ていると感じる試合もあればそうでない試合もあるのが現状です。
「パス&ムーブ」は恐らく相当の運動量が求められるはずであり、また選手同士の相互理解が十分でなければ機能しないでしょう。
それゆえ全ての試合でこれを求めるのは無理だろうということは誰しもが理解していることでは無いかと思います。

後はどれだけその回数を増やすことが出来るか…。
その数の多少が、彼のコンセプトの浸透度を測る手立てとなるのではないかと感じます。
ここまで多くの試合を見せてもらいましたが、お世辞にもその回数は多いとは言えません。感覚的になってしまいますが半数あるかどうかといったところです。
未だ彼のコンセプトはチームに浸透せず…というのが実態でしょう。大丈夫でしょうか…。



そしてSunderland戦もコンセプトが浸透していないと感じる試合でした。

まず「パス&ムーブ」を支える1つとなるパス精度。
コンディションが悪いのか全体的に精度の低いパスが多く、長過ぎたり…足元に入り過ぎたり…受け手がスムーズに次のアクションに入ることが出来ないような 位置へのパスがよく見られ、チーム全体の推進力が失われているように感じました。そしてペナルティエリア手前に到達する頃には相手がしっかりと体制を整え ており攻撃はドン詰まり状態に。
相手を崩してフィニッシュまで持って行った場面は全く記憶にありません。


それに加えて選手たちの動き自体が少なく、特にSuarezをサポートする意識はなかなか見られませんでした。
KuytとHendersonのポジションチェンジから4-4-2への移行はその解決策として施された変更だったのでしょうが、あまり違いは感じられませんでしたネ。
結果的にSuarezだけが孤軍奮闘しているようにしか見えず、その彼自身も問題解決のために働くというよりは強引な突破を図ろうとするなどどこかチームメイトを見限ったようにも見えるプレーに終始していました。

そして両SBから積極的なオーバーラップが見られなかったことにも疑問が残りました。
相手のオフェンスは決して恐れを成すようなレベルではありませんでしたが、Enrique、Kellyのポジショニングは低く何度も攻撃参加に後れを取っていましたネ。
これでは厚みのある攻撃など出来るはずもなく、守りを固める相手の最終ラインを突破してゴールネットを視界に入れることなど出来るハズもありません。



一方の守備面では中盤でのフィルターがあまり効かなかった印象が残りました。
上手くCMF3人のスペースを使われており、この辺りはO'Neillの指示があったのかも知れないと感じましたネ。
Liverpool側はこれに対してSkrtelやCoatesが時折前に出てボールホルダーを潰す仕事をしてくれていました。



全体的にチグハグと言った印象が残る試合でした。
正直何がやりたいのかが分かりません。
特に攻撃面に関してはシーズン終盤に入っているにも関わらず、意思の疎通を感じさせるようなプレーが出来ずに苦しんでおり、全く形を成していませんでした。
まるで昨日今日手合わせしたばかりで、とりあえず自分の好き勝手にやっている新生チームのような印象を受けましたネ。


こういう試合は今シーズン何度か見せられて来ましたし、あまり改善されたように思えません。
Dalglishはこれをどう考えているのでしょうか?まさか本当に「運」だけ?



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Sunderland 1 - 0 Liverpool
10 Mar 2012, 15:00 Barclays Premier League(27)
-------------------------------------------------------------------
Simon Mignolet                     Pepe Reina
Phil Bardsley                      Martin Kelly
John O'Shea                        Martin Skrtel
Michael Turner                     Sebastian Coates
Wayne Bridge                       Jose Enrique
Sebastian Larsson                  Jay Spearing
Jack Colback                       Jordan Henderson
Craig Gardner                      Chalie Adam
James McClean                      Dirk Kuyt
Nicklas Bendtner                   Craig Bellamy
Fraizer Campbell                   Luis Suarez
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Craig Gordon                       Steven Gerrard
Connor Wickham                     Andy Carroll
Matthew Kilgallon                  Maxi Rodriguez
David Vaughan                      Stewart Downing
David Meyler                       Jamie Carragher
Sotirios Kyrgiakos                 Alexander Doni
Ahmed Elmohamady                   John Flanagan
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
Bendtner(56)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Vaughan(Campbell 75)               Gerrard(Bellamy 69)
Wickham(Bendtner 83)               Carroll(Adam 69)
                                   Downing(Henderson 79)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Anthony Taylor
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
McClean(42)                        Skrtel(81)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Stadium of Light
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Martin O'Neill                     Kenny Dalglish
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COMMENT
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コメント
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無題
更新お疲れ様です。
もしかしてまた原稿はもっとひどかったんでしょうか(笑)
しかしケニーはどういう指導してるんですかね?攻撃は選手まかせなんでしょうか。
守備はクラークが頑張ってるんでしょうが、キーンとケニーは何してるんでしょうか。
ケニーは毎回、運という言葉を使いますがどういう意図だと思いますか?
攻撃の形が一年以上見えてこないのに、まさか本当に運で毎回負けたと思ってるわけないですから、選手達をメディアから擁護したいんでしょうか。
それにしても酷いゲームでした。
選手補強しろ!という声はありますが、補強して解決するのかなー。マキシ使ってほしかったな・・・
ケニーが補強したキャロル、ダウニング、ヘンダーソン、アダムなどがあまりあたってないのも気になります。キャロルはロビー・キーンみたいになるんでしょうか?
リバプールのスカッドは優勝争いできると思うんですが、足りませんかね。
まぁ、ゴールデンスカイを見るまで耐えて見せますが(笑)
悪即斬 さん 2012/03/12(Mon)23:45:04 Edit
悪即斬さん
コメントありがとうございます。

本当に最近の更新は疲れがどっと出ますネ(苦笑)
ちなみに今回は一発投稿です(笑)
前回は交代の遅さに不満爆発でしたが、今回は早めにGerrardとCarrollを投入しましたから。先制されていただけにネ!(涙)


Dalglishは恐らく「フットボールは運に左右される」と信じていると思いますよ。彼がBlackburnを率いて優勝を決めた時の最終節はまさに「運」でしたし。

ただそれだけでないことも充分理解していると思うんですけどネ。
恐らくは彼流のメディア対応術なんだろうと思います。
メディアを前に選手やチーム状態、戦術について語ることが出来ないし、とかくそういう部分だけクローズアップされがちですから「そうじゃないよ」と牽制したい思いもあるんじゃないかなと感じます。


補強は行なっても今の状況に大きな変化はもたらせられないだろうと思います。
以前もコメント欄で書きましたが、van Persieを連れて来ても今のような得点はあげられないでしょう。Liverpoolはそれ以前のところで苦しんでいるように思えますから。

僕も現有戦力で充分優勝争い出来ると感じています。後はこのメンバーがチームとして安定したプレーが出来るかどうかでしょう。

Carrollも今のLiverpoolの形では長所を活かせないように思いますが、上手くアジャストしつつ自分の長所を発揮出来るポイントを見つけられればと思いますネ。
[ from Rush : 2012/03/13 19:12 ]
無題
ダルグリッシュに対して憎しみがわいてきてしまいました。もう少しで、殺意になりそうです(苦笑)

いまや、チームはメンタル面でもコントロールが利かなくなっている様に思います。おびえたウサギのように戦っている選手がいます。あの、スアレスでさえ覇気がなくなったように思います。

ケニーは戦術で無策を露呈し、肝心のメンタル面でも修正がきかなくなっている。シャレ抜きでこのまま監督を変えなければ降格もあり得ますね。

問題点に関しては、ラッシュさんもこのブログにコメントを寄せてくださる方々ももう出し尽くしているので触れませんwww。こんなにしんどい時期はホジソン時代にも経験していません。彼のときにはクラブの状態は最悪で、選手もほとんどいなかったような状態ですから

100億円を使って7位はないでしょう。金をどぶに捨てたとはまさにこのことですね

ケニーがリヴァプールを愛してくれてるなら、もう辞任してもいいくらいの成績です。それが運のせいで負けたですからね。偉大なレジェンドのこんな様を見る羽目になるとは、みじめな気持ちです。

唯一の希望は若手です。ハングリー精神をもった彼らならこの雰囲気を変えてくれると信じています。つらい時こそ、サポーターでチームを支えていきましょう

YNWA

ジェラード炎 さん 2012/03/12(Mon)23:55:42 Edit
ジェラード炎さん
コメントありがとうございます。

Dalglishはクラブの資産ですから、何をしても殺さないで下さいネ。お気持ちはよく分かりますが(苦笑)

今のチーム状況はHodgsonの頃に近いものを感じますネ。ただ救いはDalglishがまだ迷走を始めていないこと。
Hodgsonはメディアやサポーターの批判に晒され精神的に参っているようでした。それでも僕は続投を希望していましたが、結果的に彼はあってはならない選手批判、サポーター批判に走り、自らを追い込んでしまいました。あの行動にはさすがに僕も擁護出来なくなりましたネ。

そう言った意味ではDalglishはまだしっかりしていますし、恐らくは自分の考えを貫いているのだろうと思います。

Dalglishの話が聞けないので推測でしかありませんが、彼なりに現状に頭を悩ませているでしょうし、自分の理論をいかに実現させようか腐心してくれているハズ。
彼には今のスタイルを変えて欲しいと思いますが、それがサポーターやメディアに迎合したものでは困るんですよネ。
Dalglish自身が「これだ」と言うモノを見つけて改善してもらいたいと思います。


確かに「100億円で7位」というのは喜ばしい状況ではありませんし、Dalglishにとっても想定外の結果でしょう。
特に今年に入ってからの成績はいつ解任を告げられてもおかしくない成績。
ただ全てがDalglishの責任というワケでもありません。長期離脱のLucasや故障がちのキャプテンはチームの安定を損なっていると思いますし、長期ペナルティ明けのSuarezもコンディションはイマイチのように見えます。

今シーズンはもしかするとずっとこの調子かも知れませんし、耐える時間はまだまだ続きそうです。
何とか浮上のキッカケくらいは見せてもらいたいですが…。
[ from Rush : 2012/03/13 19:12 ]
無題
今回はかなり見ていてフラストレーションが溜まる試合でしたね。

ケニーが掲げたパス&ムーヴのフットボールって何なんだろうと疑問に思う事が多々ありました。
今に始まったことではないんですが。。。

今回酷いと思った事が数点あったのですが、エンリケが左サイドをボールを持って持ち上がって行くときにセンターハーフであるアダム、ヘンダーソン共に並走するようにただ歩いていました。 サイドが近いアダムが寄せてサポートするかエンリケの右斜め前を走ってパスを受ける動きでディフェンスを引き付けなければいけないと思います。

また、ヘンダーソンやエンリケの視野の狭さはかなり酷い状態です。
ヘンダーソンはすぐ近くの選手に預けて、動き直す訳でもなく味方選手がディフェンスのプレスにあうのをただただ見ている感じ。 エンリケは4-4-2に変更してスピアリングがフリーで手を上げてボールを要求しているのに気がつかないのが2回ほどあり、ディフェンスに詰められて自らピンチを作っていました。

さらに、スアレスがサイドでボールを持ってもセンターに入り込む選手はカイトくらいと悲惨な状況でした。

少し前から思っているのですが、このサポートに入らなさは酷く、僕の中では『他人事(ひとごと)フットボール』と呼んでます・・・ ボールを自分から放したら知らないと言わんばかりです(苦笑)

これならまだキック&ラッシュの方が得点取れると思いましたよ。

改善点はやはり状況判断スピードの向上、視野の広さ確保、攻守切り替えの速さ、パスをし終えてプレーをやめない、ポジショニング・スペースに動き続けることだと思います。

ケニーの解任は望んでませんが、チームのプレーと采配は改善してほしいです!

こんなこと言ってるとマージーサイドダービーで良いプレーしたりするんですよね(苦笑) 
切腹フットボーラー さん 2012/03/13(Tue)08:00:12 Edit
切腹フットボーラーさん
コメントありがとうございます。

Cardiff戦で歓喜…Arsenal戦で激怒…Sunderland戦で落胆…。
短い期間でこれほど喜怒哀楽を堪能させてくれるクラブもなかなか無いですネ。
Unitedじゃこうは行かないでしょう。改めてLiverpoolファンで良かったと思う次第です。なんちゃって(爆)


しかしSunderland戦は全く解せない試合でしたネ。
ダメを出せば本当にキリが無い(汗)

Arsenal戦ではよく動いていた選手たちが一切動けていませんでした。
みんな一生懸命やっているのかも知れませんが、自分のことだけに夢中で相手を活かしたり相手に活かされようとしたりする気持ちが無いように思います。
気の利いたプレーが一切無いんですよネー。

例えばAdamも長めのドリブルからパスを出すような場面がよく見られるのですが、パスを出す直前まで相手を引き付けたり、受け手からマークが外れるタイミングを見計らったりしないから受け手にとって全く優しくない(苦笑)
Gerrardはこういうタイミングの取り方が素晴らしく上手いんですが、Adamは全く考えていないように見えますしドリブルとパスで満足しちゃう(汗)

前線でFWが空けたスペースへの飛び込みなんていうのもコミュニケーション1つで随分出来るようになると思うんですけどネ。
選手たちがMelwoodで笑顔で練習している写真が公式HPに掲載されますが、彼らってコミュニケーションをどこまで取ってるのか疑問に思えて来ます。
本当に「エヘヘ」「アハハ」としか言ってないのかも知れない(苦笑)


「他人事(ひとごと)フットボール」とは言い得て妙です(苦笑)


ただこの期に及んでこういうプレーになってしまうのは異常だと思うんですよネ。
良い試合と酷い試合の差が激しすぎます。

ちょっとしたボタンの掛け違いがあった時にそこを治せば良いだけなのに、今のLiverpoolはそれに気付いてもそれが2個3個とどんどん増えてしまっているような気がします。
選手たちにも迷いがあって、それが大きく影響しているのかも知れないなぁと感じます。

こういう時こそDalglishだと思うんですけどネー。
[ from Rush : 2012/03/13 19:13 ]
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