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20120112_vsManchesterCity.jpgなんとか凌ぎきってくれた…そんな印象の残る試合でした。


今日のCityは故障者や代表召集された選手が出ていた影響でベストの布陣を組むことが出来ませんでした。
後半こそ巻き返したものの、終始思うような試合運びが出来ていないと感じていたのではないかと思います。

前半はCityにとって最悪。
なかなか良い形で前線のBalotelliやAgueroにボールを入れられず、ペナルティエリアすら容易に踏み込めない時間が続きました。
彼らに必要だったのは高い位置でタメを作れる選手。Silvaが不在だったのですから誰かがその役割を担わなければならなかったのですが、Agueroには積極的に下がって試合を作ろうとする気配がなく、Milnerはアチコチに動き回る仕事に精を出し過ぎ、Balotelliは不調、そのBalotelliに変わって入ったNasriにしても前半は流れに乗れなかったのか大きな変化をもたらすことが出来ませんでした。

彼らにとって前半唯一の見せ場は44分にRichardsがJohnsonを振り切って左サイドに進入しクロスを入れた場面でした。しかし中央で完全にフリーとなったMilnerのシュートは完全にキックミス。バーの上を大きく越えて行きました。
このチャンスを逃したことが後半の試合展開を左右したように感じましたネ。
 

一方のLiverpoolはどうだったか。
今日の彼らの布陣で興味を引いたのは左サイド。
使い詰めのEnriqueに2連休を与えてJohnsonをコンバートし、その前には先日移籍後初ゴールを決めたばかりのDowning。
この2人は右サイドで好連携を見せていたので「左ではどうか」と少し期待をしましたが、すぐに「やっぱり右だな」という結論に至りました(苦笑)

逆サイドはKellyとBellamyでしたが、今日のチームには右サイドを有効活用する意識はほとんどなく、Bellamyの突貫小僧ぶりは残念ながらほとんど見られませんでした。

さらにセンターは、前にHendersonを配置して後ろをGerrardとSpearingで固めました。本来であればHendersonが積極的にボールに触って周囲を活かしていって欲しいところですが、それがなかなか出来ない…。
Savicを振り切ってのCarrollのシュートや、Gerradのミドル、CKからのDowningのボレーなど得点の匂いは漂わせていましたが、サイドもHendersonもイマイチ機能しきれないが故になかなか良い形を作ることが出来ませんでしたネ。

それでも先制点はLiverpool。
序盤から先ほどのCarrollやDowningのシュートを立て続けに浴びせましたが全てHartに止められ(汗)、最後はCKのこぼれ球をAggerがコントロールしたところでSavicの反則を誘ってPK獲得。
PKの名手Gerrardがいたおかげでキッチリ先制点を奪うことが出来ました。…が、やっぱりHartはいいですネ。シュートにキッチリ反応されてあと一歩で止められるところでした(汗)

ホーム&アウェイの敵地での初戦で早い時間帯に先制点を挙げるというこの上ないハンデをもらい、前半はその後もLiverpoolが試合をコントロールし ながら進めることが出来たと思います。リスクを犯す必要が薄れた彼らは、まずは守備を意識しながらプレーすることが出来ました。
大きな意味のある先制点でしたネ。




そして後半。
Cityとしてはホームでの試合ですから、何としても勝ちたいところ。
1点のビハインドをまずは取り返し、逆転するためにもより攻撃的に望まなければならないとの意識があったのは当然。
前半を沈黙気味に終えてしまったNasriがようやくバイタルエリア付近で存在感を出し始めました。ボールを受けてはタメを作って、味方のサポートを待ったり、時には自らシュートに持って行ったり。
Cityは後半開始から完全にペースを握っていましたネ。


Liverpoolとしては前半のリードを貯金としてそれを守れば良かっただけに、必然的に意識は守りの方に働いていました。前半44分のMilnerのシュートが決まっていればこうはならなかったのでしょうが、Liverpoolは自陣に籠城してCityの攻撃を跳ね返す作業に徹することになってしまいましたネ。

そして58分。ユニフォームに着替えるEnriqueの姿が映し出されました。
それを見た僕は、その直前にもReinaへのバックパスでの致命的なミスを犯すなど動きが少し怪しくなっていたKellyを外して、Johnsonを右、Enriqueを左に置いたいつもの4バックに戻すんだろうなと思い込んでいました。

しかし専守防衛に奔走するDalglishとClarkeは奇策としか思えないような選手交代を見せました。

外したのはKellyではなくDowning!
すかさずGerrardがスタッフにフォーメーションを確認。そしてチームは左からEnrique、Johnson、Agger、Skrtel、Kellyの5バックを作りました。
試合で見せるのはこれが初めてですが、練習ではこれをテストしていたのでしょうか?

しかしこの隊列…まだ定まっていないのかJohnsonがKellyとSkrtelの間にポジションを移動したり、Kellyのところに入るなど終始コレという形を示せませんでした。
試合が終わった今も「一体アレは何だったのか?」という疑問が残り続けています(苦笑)
結果的にクリーンシート達成ですが、準決勝のリスクを犯さなくても良い場面でやる手かネェ?
僕なら先にCarragherを入れて前からフィルター掛けちゃうけど…。言っても仕方がないことなんですけど、ホント良く分かりませんでした(苦笑)


そしてLiverpoolは30分以上残した時間帯から守備固めに走り、当然ながら一方的なCityペースとなりました。
シュートもかなり被弾しましたが、正直Cityの怖さはバイタルエリア止まり。そこでボールを持つNasriが少し厄介かなぁくらいの印象で、崩された場面はありませんでした。その点では疑惑の5バック(笑)が頑張ってくれたと言うことでしょう。
その代償として後半のLiverpoolのシュート数がゼロという隠したい事実も残ったのですが…。


まぁでもファーストレグをアウェイで勝てたこと、そしてかなり早い時間帯から1点を守り切る方向にシフトチェンジして、そのミッションを達成したスタッフや選手たちは素晴らしかったと思います。
2戦目で多少戦力を戻すであろうCityを相手に1点差は少し足りない気もしますが…。
その2戦目。Cityは恐らく早い時間帯に先制を狙って来るでしょう。それをどう往なすかがカギとなりますし、その先の相手を突き放すゴールが奪えれば最高ですネ。
次回はAnfieldでの試合ですから、サポーターの力で選手たちをしっかり後押ししましょう!(僕はもちろん自宅から(笑))



最後に。
試合終了後ドレッシングルームに引き上げるトンネルの中でGerrardとManciniの口論があったらしいです。
ネタは後半ロスタイムのLescottに対するJohnsonのタックル。
Johnsonの両足が揃ったタックルはボールを捉えていましたが、一歩間違えれば一発レッドものであることは確かです。
Liverpoolは12月にSpearing、Cityは先日Kompanyが同じようなタックルで退場させられているだけに危なかったですネ。

口論後のGerrardのコメント。
==============================

(Johnsonのタックルに対するManciniの言い分に同意するか?)
そうは思いませんネ。(Johnsonが)タックルで勝ったのは明らかでした。

ですが彼(Mancini)の選手が退場となるよう要求したWayne Rooneyについて前回彼は話題をしていたのに、今回は僕たちの方をトラブルに追い込もうとしたんですから驚きましたよ。

それが通るとは僕は思いませんよ。

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Manchester City 0 - 1 Liverpool
11 Jan 2012, 19:45 Carling Cup Semi Final(1)
-------------------------------------------------------------------
Joe Hart                           Pepe Reina
Micah Richards                     Martin Kelly
Joleon Lescott                     Martin Skrtel
Stefan Savic                       Daniel Agger
Gael Clichy                        Glen Johnson
James Milner                       Stewart Downing
Gareth Barry                       Jay Spearing
Nigel de Jong                      Jordan Henderson
Adam Johnson                       Craig Bellamy
Sergio Aguero                      Steven Gerrard
Mario Balotelli                    Andy Carroll
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Pablo Zabaleta                     Jose Enrique
Edin Dzeko                         Sebastian Coates
Aleksandar Kolarov                 Dirk Kuyt
Samir Nasri                        Jamie Carragher
Owen Hargreaves                    Charlie Adam
Nedum Onuoha                       Alexander Doni
Costel Pantilimon                  Jonjo Shelvey
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
                                   Gerrard(13/PK)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Nasri(Balotelli 39)                Adam(Spearing 23)
Dzeko(Johnson 66)                  Enrique(Downing 59)
Kolarov(de Jong 72)                Carragher(Bellamy 79)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Lee Mason
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
Nasri(86)                          Carragher(86)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Etihad Stadium
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Roberto Mancini                    Kenny Dalglish
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COMMENT
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無題
とりあえず勝って良かったな!としか言えませんね。

何故だかケニーはダウニングを左、ベラミーを右と両者が得意としているサイドとは逆に置きたがるので、いつも不安に。。。 早い段階でクロスを上げさせたいんだろうけど、カットインからのシュートがないので、正直恐さ半減なんですよね。。。

前半はよかったですが、後半はシティサイドがプレスを強めたことでみんなバタバタとしてミスも多く、弱点を見せてしまいましたね。 なんか去年の最初を見ているようでソワソワしましたよ。

僕もケリーを下げると思ったらダウニング!? せめてジョンソンを右サイドハーフに据えると思ったら5バック!? 何がなんだかわかりませんでしたが、とりあえずジョンソンもアグエロのペナルティエリア内のドリブルをタックルで止めてたので必要だったのかと今は心を落ち着かせています。

ケニーはゲームを落ち着かせるのではなく、絶対防御に出たのはビックリしました。 僕ならカイトかジョンジョを入れてジェラードを中心にボールを落ち着かせてほしいと思いますが。 アンフィールドでは落ち着いて試合をして欲しいですね。

ハートは本当に良いキーパーになってますね。 かなり悔しい場面がありますし、ジェラードのミドルを止めたのはビックリしました。




切腹フットボーラー さん 2012/01/12(Thu)16:13:45 Edit
切腹フットボーラーさん

コメントありがとうございます。

以前はKennyの采配に疑問を持ち、落胆することもありましたが、最近は落胆と言うよりも予想を裏切られることを楽しんでいる面が自分にあるのではないかと思えて来ました。
「うっそぉ!?そう来るぅ!?(笑)」みたいな…。
そんな感覚になるとDowningの左も新たな発見できるかも知れませんよ!(笑)


とにかくKennyの守備意識の高さ(笑)には凄まじい物を感じましたネ。
というかあのマニアック過ぎる采配はClarkeの脳内妄想を体現したものだったのかも知れませんネ(爆)

しかしまだ30分もある中で1点を死守する作戦に舵を切った度胸はある意味アッパレ。
いまいち噛み合わないCityのオフェンスを見て「守り切れる」と踏んだのかも知れませんが…。
まぁ一応その目的はキッチリ果たしたワケですから、良しとしなければならないでしょうネ。

今後もホーム&アウェイのカップ戦ではこういう戦い方をするのでしょうか…。
あまり心臓に負担は掛けたくないのですが…(笑)
[ from Rush : 2012/01/12 20:42 ]
無題
もう少し攻撃的にいってほしかったけど、まあ勝ったんでいいですね。

シルバがいなかったので助かりました。やはり、ナスリだけでは限界がありましたかね。もっとも、結構ナスリにもひっぱりまわされてましたが

こういった選手が今のリヴァプールにはほしいんですよね。狭いスペースでもワンツーや個人技で抜けれる選手が。相手がひいたときこういった選手がいると脅威になります。

ただ、ユースにもいいのが育ってますしシェルヴェイもいい感じなので緊急の補強が必要だとは思いませんが。

守備陣は良く猛攻を耐えきりましたね。なにより、ケリーが使われているのがうれしい。将来のリヴァプールを背負う選手ですからもっと使ってほしい。

ただ、あのパスミスはいただけませんがww

ジェラード炎 さん 2012/01/12(Thu)22:19:37 Edit
ジェラード炎さん
コメントありがとうございます。

Kellyがバックパスをした時は顔面蒼白になりました。
大事な試合の大事な局面でああいうプレーをしたら、自分の将来を失うことにもなりかねませんよ。
また1つ彼は経験値を積むことが出来ましたネ。

City戦を見て思ったのはHendersonにNasriのプレーを真似して欲しいということ。
今の彼にどんな役割が与えられているのかは分かりませんが、どうもバランスを重視しているのか積極的に相手のディフェンスラインに突っ掛けようとしているように見えないんですよネ。パスを受けては丁寧に繋ぐことに腐心しているようにしか見えないんです。

これでは相手は怖がらない。
ドリブルでも良いですし、スペースを突くでも良いです。もっと積極的にボールを持って突っ掛けて行くようなチャレンジも見たいです。
若いんだから(笑)
[ from Rush : 2012/01/13 11:07 ]
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