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20120115_vsStokeCity.jpg69%のボールポゼッションに枠内シュートは1本。
これがこの試合の全てを物語っているように感じました。


今日はAggerをケガで欠き、Stokeの高さ対策としてCarragher、Skrtel、Coatesの3選手を並べました。
その3人を使っては3バックを構成していましたが、時折Skrtelが見せたオーバーラップなどを考えると単純な3バックとも言い難く、状況に応じて4バックのような形を作り出していました。
そしてJohnsonは高めに位置することになりましたが、サイドに張り付くというワケではなく中央に絞ってDMFの位置でボールを捌くような場面も散見されました。否定するワケでははないのですが、今までにない場所でのプレーだっただけに気になりました。

そのディフェンスに関しては危ない場面は全くなし。
まず彼らのターゲットマンであるCrouchへ簡単にボールを入れさせませんでしたし、試合のほとんどをStoke陣内で戦えたのでDelapのロングスローに怯える必要もありませんでした。

リーグ戦初先発となったCoatesについては、バウンドするボールに対しては前回のBritanniaでのミスが僕の頭の中に残っているのか少しドキド キしましたが、ハイボールに関しては安心して見ていられましたネ。そして前半にドリブルで相手のエリアに入って行ってCKを獲得。まぁ見た目は「パスの出 しどころが無くてそこまでドリブルしてしまった…」という印象でしたが(苦笑)


Dalglishが就任して以来、Stoke戦では必ず3人のCBを起用して来ましたが、ここのところAnfieldでは昨日のような相手を完全に押し込 む試合になっています。そういう状況でCBを3人使う必要が本当にあるのか…そこは今後良く分析してもらいたいです。特に前線で局面を打開出来ない状況が 続くのであれば、犯すべきリスクもあるのではないかと感じます。



一方のオフェンスに関しては相手のペナルティエリアに容易に侵入することが出来ず、決定的なチャンスをなかなか作れませんでしたネ。

これに関しては、まずStokeのディフェンスに対する集中力の高さを誉めなければなりません。
彼らの2ラインはその隊列をほとんど崩すことがなく、Liverpoolのオフェンスをことごとく止めていましたし、攻から守への切り替えも早かったで す。とにかく中央のディフェンスは堅く、Liverpoolとしてはゴールの方向を向いてボールを運んで行きたいところでしたが、いつの間にかサイドに押 しやられている印象を受けましたネ。
この中央の強固なディフェンスによってペナルティエリアに入り込めない場面が多く見られました。選手たちはチャンスを探してパスを横に回し続けてはいまし たが、ただひたすら相手を動かそうという意図のパスを繋ぐだけで、そこに選手の動きを絡めた崩しを狙おうとしているようにはなかなか見えませんでした。そ して状況を打開しようとミドルも放っていましたが、どれも枠を捉えられませんでした。


今日の攻撃陣はトップにKuyt、その後ろにDowningとHenderson、その後ろにはGerrardとAdamを起用して、サイドにJohnsonとEnriqueといったメンバーでした。
Kuytはサイドに流れるなど自由に動き回っていましたが、Kuytが空けたポジションを利用しようとする動きはなかなか出ませんでした。1トップで行く のであれば2列目の選手が積極的に前に出なければなりませんが、その一番手であって欲しかったHendersonからはそういう動きは感じられませんでし た。しかしもう一段後ろにいたAdamが中央に入って来てパスが出る場面は何度かありました。残念ながらモノには出来ませんでしたが、こういう動きが相手 のディフェンスラインに混乱をもたらすことが出来ると思うのでどんどん続けて欲しいですネ。

ですが恐らく今日のStokeのような守備をされてしまうと、たとえ選手たちがもう少し良いプレーをしたとしてもそう簡単には得点出来ないでしょう。
そんな時にミドルなりFKから得点が生まれればとは思うんですけどネ。


Kuytの1トップ時にはほとんど良い形を作ることが出来ませんでしたが、Carrollを投入してからは少し前線に活気が出たように感じました。
恐らくゴール前でのハイボール勝負を避けるために今日のCarrollの先発を見送ったのではないかと思いますが、今日のKuytとCarrollではどちらの方がStokeにとって危険であったでしょうか?
CarrollもStokeディフェンスに苦しめられてはいましたが、愚直に彼を狙い続ければ相手の意識もそこに集中します。そこに紛れが生じる可能性があると思いますネ。

そしてこういう試合こそShelveyを使って欲しかったです。ペナルティエリアに近いところで変化を付けられる彼であればもう少しStokeを慌てさせることが出来たのではないかと思った試合でした。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Liverpool 0 - 0 Stoke City
14 Jan 2012, 15:00 Barclays Premier League(21)
-------------------------------------------------------------------
Pepe Reina                         Thomas Sorensen
Glen Johnson                       Jonathan Woodgate
Martin Skrtel                      Ryan Shawcross
Jamie Carragher                    Robert Huth
Sebastian Coates                   Marc Wilson
Jose Enrique                       Rory Delap
Charlie Adam                       Glenn Whelan
Jordan Henderson                   Wilson Palacios
Steven Gerrard                     Matthew Etherington
Stewart Downing                    Jon Walters
Dirk Kuyt                          Peter Crouch
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Fabio Aurelio                      Asmir Begovic
Andy Carroll                       Kenwyne Jones
Alexander Doni                     Ricardo Fuller
Jonjo Shelvey                      Jermaine Pennant
Martin Kelly                       Dean Whitehead
John Flanagan                      Andy Wilkinson
Craig Bellamy                      Cameron Jerome
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Carroll(Downing 58)                Whitehead(Palacios 62)
Bellamy(Henderson 74)              Wilkinson(Woodgate 78)
                                   Fuller(Etherington 87)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Howard Webb
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
                                   Shawcross(29)
                                   Sorensen(83)
                                   Walters(90+3)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Anfield
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Kenny Dalglish                     Tony Pulis
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無題
ジェラードの契約延長に花を添えたかったんですが、煮え切らない試合になっちゃいましたね。

ケニーの采配は最近迷走しまくりですね。。。
イマジネーションが足りなかったと言っていましたが、即興の連係だけに頼っても厳しいですよね。

1トップであれば、より両サイドかセントラルミッドフィルダーはスペースに走り込む動きをしなければならないし、撹乱するためにスペースの補完の意識はなければならないと実感しましたね。 

仰る通りシェルビィを入れた方が変化を付けられたし、マキシを使うべきだとも感じました。

最近のパフォーマンスは選手のせいだけではないと思いますので、ケニーとクラークには守備だけではなく、攻撃の形もいくつか身に付けさせてほしいですね。
切腹フットボーラー さん 2012/01/16(Mon)14:37:14 Edit
切腹フットボーラーさん
コメントありがとうございます。


攻撃に関してはなぜこうも同じ問題を抱え続けるのでしょうネ?
同じことを書き続けるのも疲れてしまったので「前の記事を切り抜いてそのままコピペしたろか」と本気で思っています。
誰にも気付かれない自信がありますよ!(爆)

確かに攻撃にはイマジネーションが重要なのですが、これはしっかりとした戦術的なベースがあった上でスパイス的に付け加えられるものだと思います。
今のチームを見ているとイマジネーションの前にそのベースがしっかりしているのかどうかが疑問。

それは切腹フットボーラーさんの仰る「即興の連係だけに頼っても厳しい」と同意になるのですが、とにかくまずは「これがLiverpoolのオフェンスの形なんだ」と感じさせてくれるものを見せてもらいたいなぁと感じます。
[ from Rush : 2012/01/16 17:29 ]
無題
全く攻撃の形ができませんね

バイタルエリアでの工夫や創造性に全く欠けていますね。選手は動いていますが縦や横の動きしかなく、相手に読まれているように思います

あれだけ、お金を使ってこの成績とは。お金の使い方がどうもおかしい。しかも、その成果が出ていないとなればファンはもっと怒っていいと思います

英国の選手に対しては明らかに払いすぎで完全にカモにされてますね。もう、十分でしょう。海外の選手に目を向けるなり、自前の選手を育てるなりしてもらわないと困ります。

最悪来年はヨーロッパリーグにでて、若手を育てながらリーグ戦を戦うこれでいいと思います。今はチャンピオンズリーグにふさわしいサッカーをしているとは思えませんし。最悪監督やコーチの交代もありかと
ジェラード炎 さん 2012/01/18(Wed)22:53:38 Edit
ジェラード炎さん
コメントありがとうございます。

ストレス溜まっているようですネー(苦笑)


しかし僕はCarrollにしてもDowningにしてもHendersonにしても、移籍直前のパフォーマンス通りに活躍をしてくれれば払っても惜しくない額だったと思っています。
ただCarrollについてはトップリーグで実質的にレギュラーシーズンとなった昨シーズン前半が出来過ぎで、これからは相手に研究されマークされるハズだから割り引いて見た方が良いとは思っていました。しかもケガしてましたしネ。
それでもいわゆる2年目のジンクスを跳ね返せるのであれば、高くない買い物だったと思いますネ。

結局、ある程度妥当性のある金額で選手を獲得しながらもそれに見合った活躍をさせられないということは、彼らの使い方をチームや監督が間違っているんだと僕は思います。


冷静に選手単体を見れば、それほど酷いとは僕は思いません。DowningもHendersonも技術はしっかりしていますし、コンディションが悪いとも思えません。これがチームとして見るとなんだか中途半端な選手に見えてしまう…。Carrollも体の強さは健在ですし、果たして2年目のジンクスに苦しんでいるのか、それとも彼もチームに苦しんでいるのかよく分からないです。

もちろん「攻撃の形」を作るのは選手たちでもありますが、やはりチームとして監督なりスタッフが与えて行くものだとも思います。
そしていま一度、スタッフには選手たちの能力を最大限に活かしたチーム作りをして欲しいですネ。

Hendersonをかなり重用しているようですが、ならば彼中心のチーム作りにどんどんシフトしていけば良いんじゃないの?と僕は思いますネ。
[ from Rush : 2012/01/19 15:54 ]
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Liverpoolをさりげなく愛しています。
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