CoutinhoはBarcelonaへ

とうとうこの日が来てしまいました。
移籍の噂が再燃した時も「今シーズン一杯は残ってくれるのではないか」と根拠のない期待をしていましたが、やはり行ってしまいましたね。

昨夏のオファーを拒否した時に「近い将来彼がLiverpoolを去ることになる」と覚悟を決め、昨年末にナイキが勇み足をした時点で「それはこの冬である」と確信したので、今更ながらショックはありませんが…まぁ強がりです(苦笑)

移籍先はここで言うまでもなくBarcelonaです。
移籍金は破格の1億4,200万ポンドと見られています。

Coutinhoに対してはこれまでのチームへの貢献、そして昨夏のオファー拒否後のプロフェッショナルとしての素晴らしい活躍に感謝したいです。
チームが今の位置にいるのも彼がこれまで以上の素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたことによるところが大きいと感じています。

残念なのはチームが良い雰囲気にある中で去ることになってしまったことと、これから始まるChampions  Leagueの舞台での彼の活躍を見ることが出来なくなってしまうことですね。今のチームなら良いところまで行けるのではないかと楽しみにしていたのですが…。

また彼をクラブに引き留めるという最大のミッションには失敗したものの、何とか彼の気持ちが変わるよう努力してくれた監督や経営陣にも感謝したいですね。

2013年1月の加入以来、クラブのために本当によく尽くしてくれたと思います。
移籍当初こそPremier Leagueのテンポや激しさに苦しんだ印象がありましたが、そこを乗り越えると一気に才能が開花。
細かいタッチと鋭いパスで相手チームを翻弄し、苦しい時も決定的な仕事でチームを救ってくれましたね。

日々の練習によって習得したという左45度からのミドルは、ゴールマウスに吸い込まれて行くかのような錯覚と爽快感をサポーターに与えてくれました。
シュート1本でこんな感覚にさせてくれたのは絶頂期のGerrard以来です。

クラブの都合で憧れのクラブへの移籍は半年遅れてしまいましたが、きっとBarcelonaでもチームを牽引する活躍を見せてくれることでしょうし、これからもう一段レベルアップしてくれるのではないかと期待しています。
正直Messi、Suarezとの共演はBarcelonaファンでなくても楽しみですね。

さて、これからは気持ちを切り替えてCoutinhoに代わる、Coutinho以上の選手を探す作業をしなければなりません。
1月の移籍市場はたまに今回のような大型移籍もありますが、あまり大きな動きが期待しにくい時期だと思います。
もしかすると今シーズンは現有戦力で戦い抜くことになるかも知れませんが、近いうちに優秀なアタッキングミッドフィルダーを連れて来る必要はあると思います。

Coutinhoの放出によって莫大な資金を獲得出来たのですから、これを上手く活用して戦力アップを図ってもらいたいですね。

少なくともSuarez放出時のような失敗を繰り返してはいけません。