成功は良いディフェンスによって得られる

Kloppのコメント。
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─　Liverpoolにとってパーフェクトな試合だったかどうか

パフォーマンスからすればイエスですね。試合がいくつもある現状では、率直に言ってこういう試合をコントロールすることが最も重要です。ハーフタイムの時点では1-0でしたが、我々は多くのチャンスと良い状況を作り出していましたよ。改めて非常に成熟し、流れがあり、柔軟なプレーが出来ましたね。そして相手がカウンターを狙ってくるような試合…大きなプレッシャーが掛かる向こうとすれば当然ですが、そこで要求されるカウンタープレッシングはとても素晴らしかったですね。

またここには大きな誤解がありまして、カウンタープレッシングはディフェンスをする上で最も負荷が掛かるといつもみなさんは考えていますが、実際には負荷は少ないのです。最短でディフェンスが出来る方法ですからね。選手たちは素晴らしいプレーをしてくれました。

75分あたりまでは本当に素晴らしい試合をしていましたが、その後はパワーを落とす選手がいましたし、選手たちはここ数週間の負荷を感じていましたね。
そこからは試合をコントロール出来なくなり、Bournemouthが徐々に前に出て来るようになりました。何度かボックス内でブロックすることになって危険な場面を作られてしまいました。少しの運…これは常に必要ですが、その運に恵まれながらもクリーンシートを達成出来たことは良かったと思います。
良い試合でしたし、非常に重要な結果になりましたよ。

─　シーズン終了までにSalahはいくつのゴールを決めることが出来るか

彼に聞いて下さいよ！彼は何度も良い場面にいましたし、結果的に1ゴール決めてくれました。彼がいくつ決めてシーズンを終えるかは彼次第、我々次第ですよ。
この状況にある選手が得点ランキングのトップに立ち、ゴールデンブーツ賞を獲得したいと願うのはごく当然のことです。彼の進む道を我々が邪魔をすることはありませんが、強要することもありません。ですからパス、シュート、パス、シュートと当たり前のことを繰り返しやるだけです。
ゴールの数を考えるととても素晴らしく印象的でもあります。チームとしての今シーズンの全ゴール数は異常ですよ。本当に素晴らしい成績ですが、残り試合でもこれを続けていかなければなりませんね。

─　Trent Alexander-Arnoldの成長について

彼が成長する姿は誰もが目にしていると思います。試合を見ればどれほど素晴らしいパフォーマンスをしているかが分かりますよ。Clyneyが怪我をしていたことによって、彼は2つの選択肢の1つになっていました。他のサイドバックの選手を獲得する考えを持ったことはありませんよ。Joeはセンターバックの選手でしたが、2人とも若いですからね。

彼は1試合起用したら次は休ませ、そしてまた起用したら休ませてというような使い方をして来ました。今は良いプレーをしなければならない状況ですが、それをしっかり見せてくれましたよ。
本当に良いプレーを見せてくれました。あの年齢であれほどの良いプレーをすることの問題は彼のキャリアが今後も長く続くと言うことで、それ故に一方では改善すべき部分も多いということです。今のところ全くて順調ですよ。彼は良い子です。Salahのゴールに対するクロスも最高でしたね。

ただ1人の選手について話題にしているのだとすれば、それはさほど重要な話ではありません。私は選手全員のパフォーマンスに好感を持っているのですから。それでもOxlade-Chamberlainは際立っていましたけどね。今日の彼のパフォーマンスはミッドフィルダーらしいパフォーマンスでした。速さと良い決断力、良いテクニック、良いディフェンス、どれも見事でした。良かったですよ。

─　Salahが31年ぶりに40ゴールに到達したことについて

Ian Rushが40ゴール以上決めたのは31年前ですか？Ianがそんなに年を取っているようには見えませんが、決めたのは14歳の時ですかね？いずれにせよへ桁外れの記録です。

我々のフットボールに彼が合っていることは彼自身分かっています。選手たちが彼を探そうとしていたのはご覧いただけたと思いますが、少し彼に頼り過ぎていましたね。彼にボールを預けるような形になっていたので、我々はそれをかき混ぜなければなりませんでした。
彼は脅威となっていましたが、それはとても良かったと思います。
それが分析した結果であり、これを示せば選手たちは聞いて考えてくれはしますが、それを試合の中で変えていくのは難しいのです。
これは彼のために他の選手は存在し、他の選手のために彼が存在するというウィンウィンの関係なのです。素晴らしい関係ですよ。彼は次節以降の試合でもゴールを決めたいと考えているんでしょうね！とても良いことですよ。

─　ゴールデンブーツ賞はSalahの気を散らすことになるかどうか

選手たちにとって賞は大切ですし、あなた方はそういうネタを記事にする必要がありますね。あなた方はイースターとクリスマスを同じ日にすることは出来ないんですから！
我々には彼の貪欲さが必要ですし、彼のゴールへの欲求が必要です。数週間前、試合後にMoに「あの場面はパスを出さなければならない」と伝えました。もちろん時には彼もそれをしっかり理解してくれることもありますよ。それは仕事として当然のことです。ゴールデンブーツ賞のことで彼の気が散ったりするようなことはありませんよ。彼は我々の成功を望むのと同じようにゴールデンブーツ獲得を望んでいます。
彼がゴールデンブーツ賞を獲得しているということは、我々が成功を収める可能性も非常に高いということです。だから問題はありませんよ。選手たちも歓迎するでしょうし、とても良いことですよ。
ストライカーとして決断する必要がありますし、ゴールを決めればみんなから愛され、外せば議論が始まってしまうものなのです。全て問題ありませんよ。

─　これまでのLiverpoolディフェンスの成長について

良いですよ。そう感じています。実際にクリーンシートの数を数えているわけではありませんが、相応の数があると思いますね。我々は勝利を収めたいと考えていますし、最終的に3-2で終わったとしても私は受け入れますよ。もちろん望んではいませんが受け入れます。3-0の方がずっとマシですね。

成長するということはチームとして本当に良いことです。正直に言ってこれまでは厳しいシーズンを過ごして来ました。楽ではない道のりを乗り越えて、今は全てが順調ですよ。我々は全ての物事に対して本当に懸命に努力しなければなりませんでした。
今の我々には1週間丸々ありますが、夏休みのようですよ。その間試合はありませんので、これからリカバーしてWest Brom戦に向かわなければなりません。我々は常にChampions Leagueを目標に戦っています。
Premier Leagueでも、Champions Leagueでも戦っているのです。今はそういう状況です。
成功を収める上では良いディフェンスをする必要がありますが、我々はチームとして良いディフェンスが出来ています。それは最終ラインだけでもLorisだけでもありません。全員が一体となることであり、それが選手たちに自信を与え、大きな力となるのです。

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まだシーズンが終わっていないので時期尚早かも知れませんが、Trentは1年間を通して本当に素晴らしい活躍をしてくれましたね。Clyneのいない右SBをGomezと一緒に回しただけでなく、Clyneの不在を全く感じさせない良いパフォーマンスを何度も見せてくれました。
特に彼の右足から放たれる精度の高いクロスは大きな武器となりました。
来シーズン以降も彼の活躍が本当に楽しみですね。

そしてチーム全体のディフェンスも本当に良くなりました。
今シーズンのクリーンシートの数もトップのUnitedと1差の15試合(34試合中)を記録。
2018年に入ってからの数だけで7試合(13試合中)と半数以上の試合でクリーンシートを達成しています。

これにはいろいろな要素があると思いますが、何よりもバイタルエリア付近にエアポケットのような大きなスペースを空けてしまうシーンが無くなったことが大きいように感じます。
中盤の3人の連携が良く、最終ラインを高く設定して全体をコンパクトに出来ているのがその要因でしょう。

リードしている状況でのペースの落とし方など課題がないわけではないですが、今は結果も出ていますし、このまま今シーズンを走り切ってもらいたいですね。