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点の取れないLiverpoolと、ゴールを守れないChelsea。
戦前はどちらが勝利を収めるのか全く予想が付きませんでしたが、結果的にはLiverpoolの快勝となりましたネ。

Chelseaの今シーズンの不調ぶりはこれまでも見聞きして来ましたが、実際にLiverpoolとの試合を見てその酷さを実感しました。
かつてのChelseaはゴール前に相手の侵入を易々と許すチームではありませんでしたし、侵入に成功しても時間的な余裕を一切与えてくれるチームではありませんでした。
ところがこの試合で見せたChelseaのディフェンスは…。観戦に来ていたLampardのあの苦虫を噛み潰したような顔がとても印象的でしたネ。



今日の先発ですがメンバーを落としたBournemouth戦からは大幅に変更しました。
その前のSouthampton戦とほぼ同じでOrigiとFirminoを入れ替えたのが唯一の変更となりましたネ。

試合の方は、序盤からLiverpoolが劣勢に立たされる展開となりました。

開始4分には右サイドを破られて早々に失点。
これはClyneとCostaの競り合いによって出来たスペースを見逃さなかったAzpilicuetaのアイデア勝ちと言って良いでしょう。
LiverpoolとしてはLucasやMilnerなどClyneの周りにいた選手がマンマークを意識しすぎたようにも見えましたので確認が必要かと思います。
また逆に中央ではMorenoがボールだけを見ていてRamiresが突っ込んで来るのを意識出来ていなかったように感じました。まぁこちらは早いボールがLallanaを掠めながら飛んで来たので難しさはあったでしょうが…。


いきなりの失点で出鼻を挫かれたLiverpoolではありましたが、その後は次第にリズムを引き寄せ、互角以上の戦いが見せられるようになりました。

選手も不調時に比べればだいぶ走るようになったと思いますし、それに合わせてボール運びもスムーズになって来ているように感じましたネ。
Chelseaが前目からプレスを掛けて来るような場面でも選手たちは動いてボールを受ける意識が高かったと思いますし、そのプレスを掻い潜ってゴール前まで運ぶことが出来ていました。
まだ相手ゴール前でのダイレクトプレー、ワンタッチプレーでの精度の低さに課題はありますが、これはにわかに解決する問題でもないでしょうし、時間を掛けて改善してもらうしかないでしょう。

少しずつチームが良くなっていることを選手たち自身が実感でき、それが自信に繋がってくれると最高ですネ。



その自信の表れと言って良いのかも知れませんが、この試合では先制されながらも自分たちの戦いに徹し、前半終了間際に同点、そして74分に逆転して試合をひっくり返してくれました。
どちらもCoutinhoの足元の巧さから生まれた素晴らしいゴールで、久々に「逆転する」という感覚を味わったように思いました。
…ということで「逆転勝利」について過去を穿り返してみたところ昨シーズンの2/14のCrystal Palace戦以来実に8か月半ぶり。さすがに長すぎます(苦笑)
Chelseaのディフェンスの甘さが指摘されるところだとは思いますが、Liverpoolとしては自分たちの現時点の力をしっかりと出して掴んだ逆転勝利となりました。



そしてその逆転をもたらしたのは64分の選手交代だったと僕は考えています。

Bentekeの起用は当然でしたが、その相手がこの日1トップを務めてくれたFirminoではなくキャプテンのMilnerだったことには少し驚きました。
1-1でまだ時間も充分にある状況、そしてアウェイのChelsea戦という状況であれば攻守のバランスを重視した采配を選択してもおかしくは無い場面でしたが、Kloppはあえて前線に厚みを出す選択をしましたネ。
結果的にこの采配は的中することになりますが、選手交代ボードに「9」と「7」の数字が並んだ時は間違いかと思いましたし、けして悪い雰囲気はない時間帯だっただけにチームのバランスを悪い方向に崩すのではないかと心配しました。

ただこれは選手たちにとって監督からの良いメッセージになったと思いますし、その後もけしてバランスを崩すことなく、最後は3得点の快勝に結び付けることが出来ました。監督の采配、選手たちのパフォーマンスは見事だったと思いますネ。



さてカップ戦に引き続く連勝で少し雰囲気が出て来たように見えるLiverpoolですが、まだ順風満帆と言うにはほど遠いだろうと思います。

ミッドウィークのRubin Kazan戦(アウェイ)を経て、Crystal Palace戦が控えています。
Palaceには何度も苦い思いをさせられて来ましたし、BolasieやGayle、Pancheonらから繰り出される縦に速くテクニックのあるフットボールに今のチームが対応出来るかはまだ分かりません。
Chelsea戦でもボールの奪われ方が悪く、帰陣のために長い距離を走らされるような場面がありましたし、Palaceの鋭いオフェンスには相当手を焼きそうなイメージがあります。

もちろん期待もしていますので、上手くここを乗り越えて今感じる「雰囲気」を確かなものにしてもらいたいですネ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Chelsea 1 - 3 Liverpool
31 Oct 2015 , 12:45 , Barclays Premier League(11)
------------------------------------------------------
Asmir Begovic                 Simon Mignolet
Kurt Zouma                    Nathaniel Clyne
Gary Cahill                   Martin Skrtel
John Terry                    Mamadou Sakho
Cesar Azpilicueta             Alberto Moreno
Ramires                       Lucas Leiva
John Obi Mikel                Emre Can
Willian                       James Milner
Eden Hazard                   Adam Lallana
Oscar                         Philippe Coutinho
Diego Costa                   Roberto Firmino
------------------------------------------------------
SUBS:
Cesc Fabregas                 Dejan Lovren
Baba Rahman                   Christian Benteke
Falcao                        Joe Allen
Robert Kenedy                 Jordon Ibe
Loic Remy                     Adam Bogdan
Nemanja Matic                 Joao Carlos Teixeira
Marco Amelia                  Connor Randall
------------------------------------------------------
GOALS:
Ramires(4)                    Coutinho(45+3)
                              Coutinho(74)
                              Benteke(83)
------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Kenedy(Hazard 59)             Benteke(Milner 64)
Fabregas(Mikel 70)            Ibe(Firmino 76)
Falcao(Aszpilicueta 76)       Lovren(Lallana 90+1)
------------------------------------------------------
REFEREE:
Mark Clattenburg
------------------------------------------------------
BOOKED:
Mikel(66)                     Coutinho(24)
                              Lucas(58)
                              Can(65)
                              Benteke(86)
------------------------------------------------------
SENTOFF:
------------------------------------------------------
VENUE:
Stamford Bridge
------------------------------------------------------
MANAGERS:
Jose Mourinho                 Jurgen Klopp
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COMMENT
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無題
クロップ体制の初勝利が長年ロジャースが、勝てなかったスタンフォードブリッジってのは何かの因果を、感じてしまいます。

クロップになり走る量が増加したことだけでなく、ペナルティエリアの角を使うようになっていることが効果的ですね。
相手のセンターバックとサイドバックの間になって守備がやりづらく、サイドバックが絞るとサイドは使いたい放題になるので、相手を混乱させられる。

またコウチーニョは狭い所で受けて前を向くのが上手いのでサコの縦パスと合ってますね。 間で受けて前向くのが上手いのは、スターリングも上手いんですよね。 惜しい選手でした。

あとはベンテケの空中戦の強さが異常ですね(笑) 2点目も3点目もベンテケの落としが起点になってました。

アイブも愛のビンタから球離れ良くなったみたいだし、楽しみが多いですね。

長々と失礼しました。 嬉しかったもので。

多くは望みませんが、心踊る試合を見せてほしいと思いますね。
切腹フットボーラー さん 2015/11/03(Tue)08:05:28 Edit
切腹フットボーラーさん
コメントありがとうございます。

まだ手負いのChelseaに勝っただけなのであまり喜び過ぎるのも良くないですが、Kloppのフットボールを少しずつ感じることが出来ているのが嬉しいですネ。
このまま順調に行ってくれればと期待しています。

Sterlingについては何も言うまいと思っていましたが(苦笑)、Kloppのスタイルに一番ハマるのは彼だったかもなと…。

そのSterlingに代わる選手としての期待が掛かるIbeがぐんぐん良くなって来ているので嬉しいです。球離れは間違いなく良くなり、これまでは自分の持ち味を出すことだけに一生懸命に見えた(言い過ぎ?)彼が、今は周囲を使うようになりましたから。
これが出来るようになれば持ち前の個人技がさらに活きて来ると思うので、本当に怖さのある選手になれるかも知れません。
試合後、練習中とKloppから特別に目を掛けてもらっているように見えますので、監督を信じて頑張ってもらいたいですネ。

Bentekeの空中戦の勝率の高さは僕も驚いています。ただ高いだけじゃなく足元も巧く、鈍足という訳でもない。FWとして要求される能力を持った選手ですネ。
Villa時代はLiverpoolにとって悪夢でしか無かった彼が、今やLiverpoolの希望となっているところが面白いです。
[ from Rush : 2015/11/04 07:56 ]
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HN: ian rush
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趣味: Liverpool
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Liverpoolをさりげなく愛しています。
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