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降格圏に沈む相手に完敗。
今のLiverpoolの力からして容易な決着は望めないとは覚悟していたものの、それ以上に酷い結果と救いようのないチーム状態にうすら笑いすら出て来ます…。



今回は代表戦明けの試合。
BalotelliとHendersonは代表で負傷して戻って来ました(Hendersonは今回怪我ではなく病気欠場らしいですが)。
一方でこの試合での復帰が計画されていたSturridgeがまたしても練習中に太ももを負傷してしまい、年内復帰が絶望的と言う最悪な状況に。怪我の箇所は違えど復帰を間近にしてのリタイアは2連続。どうにかしてもらいたいですネ。

試合の方は立ち上がりこそワンチャンスをしっかりモノにしてLambertの嬉しい初ゴールが決まったものの、残り88分(苦笑)は相手にいいようにやられてしまいました。まるで「台本通り」とでも言いたくなるような綺麗な逆転劇に、妙な納得感を得た試合でしたネ(涙)

他のチームはどうか分かりませんが、テクニックのあるBolasieとPancheon、スピードのあるGayleを擁するPalaceオフェンスはLiverpoolが最も苦手とするところ。
特にBolasieにはやられ過ぎましたネ(汗)
右サイドでボールを持たれては緩急をつけたドリブルとテクニックで振り切られ、中に切り込まれては寄せ切れずシュートを打たれるなどやりたい放題にやられてしまいました。
時間が経つにつれてどんどんBolasieを調子に乗せてしまいましたし、こういう足元の上手い選手をリズムに乗せてしまい益々止められなくなってしまいましたネ。
正直PalaceがディフェンスにシフトしてBolasieを下げた時はホッとしましたよ(苦笑)



とにかく今のチームは攻守ともにチグハグ。

攻撃に関してはボールホルダーをサポートする動きが悪く、前にボールを運べなくなってしまっています。
選手たちに焦りがあるのか、フリーの選手は前に前にと言う意識が強いように見え(かと言って速攻にもなっていない)、パスを受けるための動きが出来ていません。
けしてそんなことは無いと思いたいのですが、選手1人1人が決め事なく思うがままにプレーしているように見えてしまいます。
「自由」ではなく「適当」に見えるんですよネ(汗)

また、せっかくサイドの高い位置までボールを運んでも、そこからただ運を天に任せただけのクロスを放り込むばかりで何の可能性も感じることは出来ませんでした。誰がそうさせているのかは分かりませんが、良い時はそこからもう一手二手使ってサイドを抉り、中央に紛れを作ることが出来ていたチームです。
そのスタイルを貫こうとして失敗しているのならまだしも、トライすらしていないように見えます。

何故スタイルを変えてしまったのか…。
Balotelliがどうとか、Sterlingがどうとか、Gerrardがどうとか、もちろん選手個々にも問題はあるように感じますが、それ以前に昨シーズン圧倒的な攻撃力で周囲を驚かせたあのスタイルをトレースしようとしないことにこそ、このチームの根深い問題があるように思います。
Rodgersは何処を目指しているのか…知りたくて知りたくて仕方ないですネ。


この試合からポジティブな要素を拾い出すとすれば、LallanaとLambertのホットラインがようやくLiverpoolで結果を出したことでしょう。お互いをよく見ていたと思いますし、パスの精度もその受け方も完璧でしたネ。
そもそも移籍後はあまり同時起用してもらえていなかったので、このゴールがRodgersの考えを少し変えるキッカケになってくれればと願っています。

そしてCoutinhoのキレの良さは今のチーム状態にあって可能性を感じさせてくれる材料ですネ。
この試合でも相手に囲まれてもボールを失わない技術の高さを見せつけてくれました。フットサル仕込みのテクニックでゴール前でボールをキープしてくれる場面もあり、あとはそこに呼応する動きがあれば得点力も多少アップするように思います。
彼が好調を維持している間に何とかチーム状態が好転して欲しいですネ。



一方のディフェンスですが、こちらも頭を抱えたくなるような状態(汗)
中盤でのディフェンスが緩いのは相変わらずで、1人が持ち場を離れなければならない状態になった時に、そこで生じるスペースを埋める組織的な動きが足りません。
相手がそこを使う意思表示をしたタイミングでようやく動き出すと言う印象で、どうしても後手を踏んでしまっています。
1点目のGerrardが飛び出した後のBolasieへの寄せの遅れ、2点目のLovrenがBolasieにかわされた後のLedleyへの対応の遅れに代表されるように、大きなスペースがあるにも関わらず身体が動いていない場面があまりに多すぎます。

今のディフェンスは個人の集中力や粘り強さだけに頼っているように思えます。
もちろんそれらは重要な要素であると思いますが、毎試合90分、年間50試合をそれのみで戦うのは至難の業でしょう。
やはり組織的な動きを選手に刷り込んで自然と身体が反応するようにすることが最も大事ですし、集中力や粘り強さはそれを補完するものであるべきように思います。
Gerrardをアンカーに据えたシステムはリスクを伴いますが、今はそれ以前の問題かなと感じますネ。



あとメンタル面は完全にネガティブな方向に行ってしまっていますネ。ある意味これが一番厄介かも(汗)
先制してもドッシリと構えたプレーが出来ていません。
Palaceは前からチェックを掛けてくる煩わしい相手でしたが、今のLiverpoolはそのプレッシャーに狼狽してしまい、苦し紛れに横、後ろ、時には最前線にパスを出すだけのチームに成り下がっています。
得点力の欠如に喘ぐチームであるが故に「1点を守らなきゃならない」と言う意識が安全なプレーを選ばせているのかも知れませんが、結局それが良い結果に結び付いていませんからネ。
動きの質を高める必要はありますが、パスを積極的に前に繋いで行く勇気を持って欲しいです。

僕の知るSwansea時代のRodgersは、どんな相手でも勇敢に立ち向かっていました。
Liverpoolと対峙してもプレスに怯むどころか、まるでそれを嘲笑うかのようなパスワークでボールを前に運んでいたじゃないですか。

その勝ち気なメンタルと組織をLiverpoolで植え付けてくれれば良いだけですし、Rodgersを監督として迎えた時は誰しもがそれを望んでいたのではないでしょうか?



さて。
これでリーグ戦は3連敗。目標の4位から5ポイント離された12位までダウン。
CLもLudogorets戦の結果次第ではグループリーグ敗退がほぼ当確する土俵際。
12月の状況次第では1月の移籍市場を見越してオーナーが動いてもおかしくはありません。

だけどネ。
このまま終わってもらうわけには行きませんよ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Crystal Palace 3 - 1 Liverpool
23 Nov 2014 , 13:30 , Barclays Premier League(12)
------------------------------------------------------
Julian Speroni                Simon Mignolet
Martin Kelly                  Javi Manquillo
Scott Dann                    Martin Skrtel
Damien Delaney                Dejan Lovren
Joel Ward                     Glen Johnson
Jason Puncheon                Steven Gerrard
Mile Jedinak                  Joe Allen
Joe Ledley                    Raheem Sterling
Yannick Bolasie               Philippecoutinho
Marouane Chamakh              Adam Lallana
Dwight Gayle                  Rickie Lambert
------------------------------------------------------
SUBS:
Brede Hangeland               Brad Jones
Fraizer Campbell              Kolo Toure
Wilfried Zaha                 Alberto Moreno
Wayne Hennessey               Lucas Leiva
Andrew Johnson                Emre Can
James McArthur                Fabio Borini
Barry Bannan                  Lazar Markovic
------------------------------------------------------
GOALS:
Gayle(17)                     Lambert(2)
Ledley(78)
Jedinak(81)
------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Hangeland(Delaney 36)         Borini(Lallana 72)
McArthur(Puncheon 76)         Can(Allen 74)
Bannan(Bolasie 86)
------------------------------------------------------
REFEREE:
Jonathan Moss
------------------------------------------------------
BOOKED:
Hangeland(84)                 Skrtel(53)
                              Manquillo(61)
------------------------------------------------------
SENTOFF:
------------------------------------------------------
VENUE:
Selhust Park
------------------------------------------------------
MANAGERS:
Neil Warnock                  Brendan Rodgers
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COMMENT
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コメント
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お久しぶりです
優勝に近づきながら、一人の選手放出で低迷というのは数年前のデジャヴの気がしてなりません・・・
これ以上それをなぞることは絶対にやめてほしいですね汗
しかし守備に関してはずっと直りませんね。
ロジャースにはその能力がないのかもと思うとすごく焦りますね。
昨季はSASというそれを補う攻撃力がありましたが・・・
プレシーズンのドルトムント戦あたりはかなり良いチームになりそうと思っていたんですけどね。
よくなる兆しが全くないのが一番辛いですよね。
2トップの方が良いとか、ジェラードのアンカーシステムの是非とか色々言い出せばキリがないのですが、どうしたら良くなるんでしょうか涙

そして解任の噂までチラホラ見かけるロジャースですが、この時期にチームを建て直せる監督なんて都合良くいないですし、ホントにどうにかしてくれなきゃ困ります。ていうか、泣きます笑
悪即斬 さん 2014/11/26(Wed)18:51:28 Edit
悪即斬さん
コメントありがとうございます。お久しぶりです。

これがただの既視体験であれば良いのですが、同じことを現実に2度繰り返していますからネ…「見た気がする」じゃなくて「見た」っていう(涙)

ディフェンスは一向に良化する気配がありませんネ。
昨シーズンが終わったあとディフェンスの改善を誓ってくれたRodgersでしたが、今の状況は昨シーズン以上に酷い有り様(汗)
もっと選手同士で要求しあえば良いようにも思いますが、どうも「いい子ちゃん」が多いのかワーワー喚き散らすようなヤツもいないですよネ。

いずれにせよ、今やるべきはチームとしての連動性をあらゆる場面で高めること、そし て選手たちに「これをやれば間違いない」と自信を持たせられるチームとしての「核」を取り戻させることでしょう。
フォーメーションがどうだと言う話は、二の次じゃないかと思います。

ただ一旦失われてしまったものを取り戻すのは容易ではありませんネ。血を入れ替えた方がアッサリ解決してしまうのかも知れません。
でもそこに身を落としてしまっては、オーナーが常々口にする「長期的ビジョン」とは何なのかという話になりますからネ。
僕的には今年はダメでも良いので(まだ諦めたワケではないですが)、Rodgersに乗り越えてもらいたいと考えています。
[ from Rush : 2014/11/27 05:37 ]
無題
情けなくなる内容と結果ですね。
シーズン当初、今季はいけるだろうと思っていた自分が何だったのか疑いたくなるような内容です。

スアレスの覚醒があって、スペシャルなタレントである彼を自由に使えたことだけがロジャースの功績なのではないかと振り替えると思えてきます。
1年目も前半最悪で、スターリッジ、コウチーニョの補強が当たり後半巻き返して、2年目はスアレス復帰まではギリギリな場面もあったけど、上手くいき、そこからはスアレスの相乗効果でチーム躍動!
現在はチームに約束事も何もなく、
切腹フットボーラー さん 2014/11/26(Wed)21:04:11 Edit
切腹フットボーラーさん
コメントありがとうございます。

ホント情けな過ぎて気が滅入りますネ(汗)

何をどうしたらここまで落ちるんだろうと不思議でなりませんが、結局はあのSuarezの大車輪の活躍にチームの感覚が麻痺し、自分たちの未成熟な部分を全て覆い隠してしまっていたのかなと感じますネ。

試合の運び方、時間の使い方、ディフェンスの仕方、そしてメンタルの保ち方。
この辺りはほとんど成長を感じません。
昨シーズン最後の最後でタイトルが手からこぼれ落ちてしまったのも、これらが備わっていなかったからでしょう。
CLのグループリーグの戦い方を見ても、監督を含めまだまだ青いなと思わせますよネ。

今年1年苦しみをしっかり噛み締めて、そこからの成長を期待したいです。
…って、まだ今シーズンを諦めたワケではありませんが(笑)

頂いたコメントが尻切れで心情はかりかねるところがありますが、切腹さんの悶々としたお気持ち(笑)に応えられているでしょうか?(苦笑)
[ from Rush : 2014/11/27 19:29 ]
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