CarrollはWest Hamへ

昨シーズンWest Hamにローン移籍をしていたCarrollが同クラブへの完全移籍を決めました。

移籍金は公表されていませんが、噂では1,500万ポンドのクラブレコードとなったそうです。
そして少し驚いたのはその契約期間。2019年までの6年契約で、さらに2年延長オプション付の好待遇。
依然としてこの選手に対する評価の高さが窺えます。

そして背番号は来シーズンからエースナンバーの9に。
これまでチームのエースを務めながらも、契約満了で退団することになったCarlton Coleからこの背番号を譲り受ける意味は大きいと感じます。


Carrollのコメント。
==============================

このクラブの一員となれて最高です。昨シーズンは本当に楽しんでプレーしていましたし、それが僕をここに戻って完全移籍する方向に導いてくれたのです。
ファンや仲間、そしてクラブそのものが僕にとって最高の存在でありましたし、ここに戻ってプレーすることが僕の望みでしたよ。

シーズンが終わってから考える時間はたくさんありましたが、それらを失うことは寂しいと感じましたし、それが僕がここに戻って来た理由です。2シーズン前 にトップリーグ昇格を決めてから、僕たちは素晴らしい仕事をしてこの順位でシーズンを終えることが出来ました。これからは僕たちにとって良くなって行くば かりですよ。
クラブが歩み始めた道のりには、新しいスタジアムを手に入れ、そしてそれと同じように何でも手に入れることが出来るでしょう。前進あるのみですネ。

==============================


West Hamは2016年からUpton Parkを離れ、一まわり大きいOlympic Stadiumに本拠地を移転します。

昔から若手の発掘・育成に定評のあるクラブで、古くはBobby Moore、近年ではLampardやFerdinand、Johnson、Joe Coleなど多くの優秀な選手を排出して来ました。
かつては資金難もあって、そうして育てた選手をすぐにビッグクラブに引き抜かれてしまっていましたが、入場料収入が増え(その前に来シーズンから放映権料が大幅増となるが)、優秀な指導者が加われば、恐らくWest Hamは面白い存在になるだろうと思います。

そんなクラブの変革期を支える一員としてプレーすることは、Carrollの成長にプラスに働くことでしょう。
怪我をすることなく順調に経験を積んで、Newcastle時代のあの輝きを取り戻してもらいたいですネ。


…と言うかこういうスケールの大きな選手をLiverpoolで飛躍させられなかったのが本当に残念…。