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Kloppのコメント。
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─ 試合の概要について

試合の序盤は好感を持ちました。勢いに乗ったように見えましたし、少しスピードがあるように思いました。誰もがボールは外に出るだろうと思いましたが、Trentがその状況を変えてくれましたね。
確かに誰もが話題にするでしょう。Fabianskiはこれまでのキャリアの中で恐らくはこういうボールをセーブして来ただろうとね。私もそう思います。ですが試合の流れはあの場面から少しWest Ham寄りになりましたし、彼らは試合に踏み止まる方法が1つか2つあることを知っていましたね。それはセカンドボールとセットプレーでした。双方ともに今夜の我々は上手く行っていませんでしたね。

セカンドボールの競り合いは上手く行きませんでした。ファーストボールを失う可能性はありました。相手にはAntonioやHallerなど上手い選手がかなりいましたし、常に競り合いに勝てる訳ではありませんからね。ですがセカンドボールはもっと上手く拾わなければなりませんでした。フォーメーションが良くありませんでしたね。ハーフタイム中に選手たちにそれを示しましたが意味をなしませんでした。
セットプレーも明らかに良くありませんでした。相手は本当にセットプレーが上手く、我々はそこで上手くやれませんでしたね。だから彼らはゴールを決めることが出来たのです。その後相手に少し勢いが出ました。少しどころでは無かったのかも知れませんね。ただ我々はそれでも主導権を握っていました。ボールもポゼッションしていましたし、シュートも打てていました。残念ながら全て枠を外してしまいましたけどね。それでも我々はシュートを打っていました。ゴールキックから再びセカンドボールを競り合いました。ですが率直に言って、そういう場面で選手たちに競り勝たせるのは難しいですよ。変えるのも難しいですね。
そういう前半でした。


ハーフタイム中に状況を変えようと、様々な情報を選手たちに与えました。ボックス内やその周辺で我々がやるべきことをしっかりやっていた、非常に良いプレーをしている場面を2つ彼らに見せました。それは簡単かつシンプル、そして素早くというようなプレーをすることです。ポジションを変え、ラインの間に入り、そこにパスを出して裏に抜けるというプレーですね。そういうプレーが出来ている場面はありましたが、その後相手に2点目を取られてしまいました。見返してはいませんから、どうして決まったのか正確には分かりません。少なくとも1人の選手がボックス内でフリーになっていましたが、それは大したことではありません。前半は少し我慢しなければなりませんでした。後半は相手に2点目を許し、そこから我慢を強いられましたが、そこからプレッシャーを増したことで我々は今こうしていられるのです。

観客は本当に力になってくれましたね。我々には何度もセットプレーの機会があり、Oxを投入してからは少しセットプレーに変更を加え、そこからクロスを入れました。少し厳し過ぎるクロスも時々はありましたが、口で言うのは簡単です。ですがそれを変えるのは難しいですよ。ポジショニングに関しては本当に素晴らしかったと思いますが、結果的にクロスはシュートのようになってしまいました。それでも我々はそこから2つのゴールを決めたのです。
3点目はとても良かったですね。こういうディフレクトしたボールにも選手は反応しなければならないのです。
2点目の場面は本当に良いプレーでしたね。もちろんWest Hamにとってあのような形で決まってしまったことは不運でした。
我々のベストゴールは認められなかったゴールでした。私はとても気に入りましたし、あれは正に我々が望む形でしたね。

そして最後にはRobboが明らかにオフサイドだと思ったビッグチャンスが相手にありました。相手にはチャンスとなりましたが、Aliが素晴らしいセーブで止めてくれましたね。我々は最終ラインを越えさせてしまったのです。
試合が難しくなることは初めから分かっていました。West Hamは前回対戦した時よりも良くなっていましたし、直近のCity戦よりも良くなっていましたね。今夜の彼らは本当に良いフットボールをしていました。私は彼らを褒めるためにここにいる訳ではありませんが、Davidも今回の試合から何かを掴むことが出来ると思います。今夜はそれがきちんと脅威になっているように見えましたし、彼らがそれを再びピッチ上に持ち込むことが出来れば他のチームにとっても困難になるでしょうね。


─ Alex Oxlade-Chamberlainが出場したことによる影響と、彼がピッチに立った時の観客の反応について

我々にはあの縦への動きが必要でした。Oxは出場して先ずシュートを打ってくれましたね。惜しいシュートでしたが、それでもシュートまで持って行ってくれました。その次はファウルを誘うドリブルで、それがファウルにならなければ我々は良いポジションでボールを持てていたでしょうね。ですからもちろん大きな力になってくれましたよ。試合の中で縦への動きを手に出来れば常に我々の観客はそれを称賛してくれます。これは力になりましたね。


─ 2アシストを上乗せしたTrent Alexander-Arnoldのパフォーマンスについて

彼を若手選手のように扱う時期はもう過ぎたと思います。彼はこのチームの正式なメンバーですよ。
誰もが貢献しなければなりませんし、誰もが自分に出来ることをピッチにもたらさなければなりません。そして選手たちは彼やRobboを彼らのポジションに入らせるために多くのことをして、そこで彼らを助けるのです。
私はパフォーマンスを本来以上のものにしたいとは思っていません。今のパフォーマンスに完全に満足していますよ。ですが最高レベルを目指すのがフットボールというものです。
例えば決定機に競り勝ったGiniの素晴らしい場面もありましたし、Sadioも本当に良かったです。そしてBobbyはプレスバックでボールを奪い返してくれました。
Bobbyが本当に重要なところでボールを奪い返してくれたお陰で、ほぼゴールが決まったと思わせる場面がありましたね。

そういったピースを全て寄せ集めることで、結果的に我々はサイドバックを何度もクロスを上げたりゴールを決められるポジションに入らせることが出来るようになりますし、我々はゴールを狙えるようになるのです。実際にはもっと上手いクロスを上げられると思いました。我々の選手たちがクロスが上手いことは分かっていますからね。ボールは少し酷過ぎましたが、よくは分かりませんが風が吹いていたからかも知れませんね。我々は良いポジションに入っていましたが、クロスはかなり厳しく、難しかったですね。セットプレーやフリーキックは良いカーブが掛かり、全て揃っていたように見えましたが、準備が出来ていなかったのでどこか上手く行きませんでした。先ほども言ったように完璧な試合ではありませんでしたが、それでも良いパフォーマンスはたくさん見られましたし、それが力になってくれたことは間違いありませんね。


─ リーグタイトルまであと12ポイントになったことについて

次の3ポイントを手にすることが常に最も厳しいですよ。それは常にそういうものですし、そうで無かったのは見たことがありません。ここからの12ポイントはとても厳しいだろうと言えばそれはおかしいかも知れませんが、難しいのです。皆さん今夜の試合でご覧になったでしょう。今夜の試合で我々が負けていれば、Watford戦でプレッシャーが掛かって「2連敗するんじゃないか」とみんなが言うかも知れません。そうでなくてもWatfordはとても良いチームですからプレッシャーはありますよ。彼らは本当に良いチームです。彼らがUnitedと対戦した試合を見ましたが、彼らはTroy Deeneyのシュートで先制しそうでなっていましたし、その後も本当に良い場面がありました。彼らはAnfieldでもとても良いプレーをしていましたし、次の試合も全力を尽くして戦うでしょう。今は全チームが全力を尽くして戦っていますからね。

残り11試合に向けてさらに良いポジションを望めるでしょうか?そんなことはありませんよ。そんなことが出来るとは思ったこともありませんが、どの試合も難しいですし、しっかりリスペクトしますよ。我々は楽な試合があることを期待していませんし、誰も簡単に勝ち抜けたいとは思っていません。仕事に向けて、最も厳しい仕事に向けて準備をしなければならないだけですよ。我々は今夜ユニットとして観客と再び一体となりましたし、私はその事実が大好きですし、これ以上感謝しきれません。本当に特別なことですよ。


─ リーグ戦18連勝とホームゲーム21連勝の記録に並んだことについて

数年前、3、4年前から恐らくは始まっていたのだろうと思います。自分たちの物語を描きたい、我々だけの歴史を作りたいと私は言いました。私がその時言ったことを選手たちは間違いなく真剣に受け止めてくれましたよ。本当に最高でした。ですが現時点でそれはさほど重要なことではありません。記録に並んだことは特別なことですし、信じられないほど素晴らしい数字です。とても難しい記録ですよ。
何度か言って来たことですが、我々は驚くべき試合、素晴らしい試合のことを話題にして来ましたし、厳しい試合や難しい試合のことも話題にして来ました。今夜は間違いなく難しい試合でした。この記録はそういう試合に全て勝った上で手にすることが出来る記録なのです。難しい試合に簡単な試合…これまでにそういう試合があったかどうか…素晴らしい試合やラフな試合、苛立つ試合もありますが、結局のところそれら1つ1つの積み重ねが大事なのです。

非常に特別な記録であることはみんな分かっていますが、現時点で我々はその記録の最中にいる訳ですから、リカバリをして次の試合に向けた準備をしたいですね。次の対戦相手は我々を待ち構え、戦うことを望んでいます。Watfordのスタジアム全体が我々に向かって来るでしょうが、これは全く普通のことです。特別な雰囲気になるでしょうし、我々は100%の準備をして臨まなければなりません。
今夜の選手たちを見ましたが、戦う準備が出来ていますし、それが出来ている限りは誰も心配する必要はありませんね。ですがまだ我々にはやらなければならないことがたくさんありますよ。

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後半に入って1-2にされた時はUnited戦以来のポイントロスを意識しました。
攻守共にピリッとせず、残り30分程度で同点、逆転が出来るイメージが湧きませんでした。

ところが直後に投入されたAlexが嫌なムードを断ち切ってくれましたね。
ミドルシュートを皮切りに、シンプルにボールを繋ぎ、積極的にHammersディフェンスを突いてオフェンスにアクセントをつけてくれましたし、チーム全体のプレースピードが上がったように見えました。

ディフェンスは終始不安定なままでしたが、追加点を取られることなく逆転したのは見事。
掛け違えたボタンを試合途中で直すことが出来るのは今のチームの強さですね。
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