4-4-2にチェンジした

Kloppのコメント。
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─　結果とパフォーマンスについて

今日のような日はRoberto Firminoのことを忘れてはいけませんね。
彼はゴールを決めることが出来ず怒っていましたよ。私は「すごいパフォーマンスだったじゃないか！」と言ったのですが、彼は「ゴールを決めたかったです！」と答えたのです。
こういう選手を抱えることはとても大事なことです。世界最高のプランを立てることは出来ても、それを実行する力のある選手がいなければプランは役に立ちませんからね。ピッチ上で決断するのは選手たちです。良い試合では特にね。

我々には昨日から非常に難しい決断がいくつかありました。負傷明けにトレーニングを1セッション消化し、昨日はチームに合流して2度目のセッションを消化したばかりのSadio Maneを先発起用するなんてことは、正直言ってこれまでしたことがありませんよ。
この決断が過去最悪のアイデアでなかったことは間違いありませんね！

我々はシステムを変更し、昨日初めてそれを実行しました。4-4-2にしたのです。スタートは非常にオフェンシブなラインナップのように見えたかも知れませんが、我々は違う考えを持っていました。より深く、コンパクトに守り、カウンターアタックのためにスペースを活用したいと考えていました。
先制していなければどうなっていたかは分かりません。それまではオープンな試合だったと思います。我々はそれに少し慣れる必要がありましたし、チャレンジするのを少し待たなければなりませんでしたが、選手たちにとっては常に動き続けるよりも困難でしたね。

1点目は素晴らしいカウンターアタックから決まりましたね。そして2点目は今週2度目となるセットプレーからの得点になりました。私がLiverpoolに来て以来こういうことは無かったと思いますので、本当に特別なことだと思います。セットプレーで1週間に2度決まることはありましたが、それは逆のゴールでしたからね！

その後は相手が変化を加えて2-1となってしまいました。Andy Carrollは脅威ですね。どんなハイボールにも彼はそれを手にするために懸命でしたよ。
ただ彼だけが脅威というわけではありません。ボックス内で最も小柄だった選手に得点されてしまいましたが、我々は全員Carrollを見ていてチャレンジが遅れてしまいましたね。

これは我々のミスですが、我々はまたそこから反発しました。非常に良かったですよ。
Roberto Firminoが最高のシチュエーションを作ってくれましたね。
あなた方は「彼はボールをどうするつもりなんだ？」と思ったかも知れませんが、彼は「こっちに突っ込んでOxにパスを出すんだ」と考えたのです。Oxは2度のトライでチャンスをモノにしましたね。
そして4点目はまたSadio Maneの素晴らしいプレーとMo Salahの素晴らしいシュートが見られましたね。

これが今回の試合のストーリーですが、これまでは残念ながら今回のような試合はほとんどありませんでした。
しかし今日は、いや今週は素晴らしい1週間でしたね。2週間前はこのスタジアムからさほど離れていない場所に私はいましたが、あの時とは全く異なる気分です。
今回はあの時から本当に良い反応を見せてくれましたよ。Tottenham戦が酷かったことはあの試合の後に分かりました。Tottenhamが良かったのは間違いありませんが、あの結果の一番の原因は我々にあったのですから。そこからの反撃を望んでいましたし、今回は選手たちが本当によくやってくれたと思いますね。

─　Sadio Maneの先発出場を決断した時期について

実際に決めたのは1回目のセッションの時でしたが、彼は昨日もセッションを消化しました。Sadioは元からフィットしている選手で、少しマシーンのようなところがある選手です。
Maribor戦後の木曜日にトレーニングをしました。最初は少し硬かったのですが、その後は激しいセッションを楽しみ始めていましたね。
それが彼の先発起用を試す決断を下した理由です。セッション後の彼の具合が分からなかったので彼に確認しました。
昨日の会見では彼を25分間なら起用出来ると言いましたが、明らかに25分以上プレー出来ましたね。
我々にとって良かったですよ。

─　前日にJordan Hendersonを怪我で失いはしたものの、Georginio Wijnaldumが復帰出来たことについて

昨日は良いスタートが切れませんでした。Jordanを6番のポジションに入れた新システムで全ての戦術練習をしていましたからね。
彼はプレー出来ると私に伝えて来ましたが、残念ながらメディカル部門は少し異なる見解を示していました。
今回のような1週間を過ごすと選手は筋肉に少し違和感を感じたりするものです。
私が今回の決断を下さざるを得なかったことで、彼はチームを外れるとこになってしまいました。
彼を先発起用出来ないのであればチームに入れることは出来ませんし、起用したとしても10分後には別の変更をしなければならなくなっていたでしょう。
実際のところは私には分かりませんが、もしかすると彼はプレー出来たのかも知れませんね。

今日私が受け取ったそのニュースは最高というわけではありませんでしたが、一方ではおかしなニュースがありました。Gini Wijnaldumが昨日はトレーニングに参加したのですが、その結果我々はノーチャンスだと判断したのです。そこから彼は一晩で良くなったんのですからね。
彼を一緒に行動させはしましたが、それはただドクターのそばにいさせるためだったのです。彼はシューズを持っていませんでしたよ。今朝になってかなり良くなっていたので彼を試すことが出来ました。シューズは何とかしなければなりませんでしたが。どこから持って来たのか私には分かりませんよ！



─　Tottenham戦後の批判に対するレスポンスを見せたことでチームは問題を解決出来たのかどうかについて

メディアの言うことは聞いていません。聞いても意味がありませんからね。自分たちの出来が悪ければ、あなた方が書く前に分かっているのです。
Maribor戦での良いレスポンスはTottenham戦では見られませんでした。MariborとTottenhamを比べる訳ではありませんが、その週に我々はMariborを相手に7-0で勝ち、彼らはMadrid戦で激しい試合をしたのです。ですがTottenham戦を迎えたわれわれは完璧ではありませんでしたね。

あんなことは起こるべきではありませんでしたし、私のチームではほとんど起きたことがありませんでした。ですが彼らが完璧に出来なかったのは私の責任です。
試合後の5分から10分の間は本当に怒らなければなりませんでした。翌日の朝も私はまだ怒っていました。だから試合について話し合ったのです。

ですがフットボールとはそういうものです。ですからあなた方のように選手個人を批判するのではなく、チームを批判するのが正しいのです。
センターバックがヘディングで相手と勝負したのであればミスはセンターバックにあるのではなく、その状況をチーム全体で保護しなかったことにあるのです。そこを我々は変えなければならず、あの試合以来変更して来た多くのものの1つです。
それはすでに理解されていることだと私は考えていましたが、我々は明らかに忘れてしまっていましたのでまたやり直さなければなりませんね。

今日システムを変更したのはそれが理由の1つでもあります。
非常にオフェンシブなラインナップに見えましたが、実際は非常にディフェンシブなラインナップでした。
我々は2人の6番を置きました。明確な6番です。SadioとOxの2人のミッドフィルダーをサイドのポジションに置きました。RobertoとMoはディフェンスもしっかりやらなければなりませんでしたが、それが最終ラインの助けとなりました。それが我々が加えた変更で、今日はそれが上手く行きましたね。

─　復調したばかりのManeが代表戦に向かうことについて

正直なところ常に心配していますよ。私にとっては最も苦しい時期ですね。怪我は付き物で、それは我々のトレーニングでも発生する可能性がありますし、代表でも、試合でも発生する可能性があります。ですがそういう物なのだと思います。
代表戦に関しては何の問題も感じませんし、Senegal代表がWorld Cupに出場出来れば私もとても嬉しいです。彼らがそのためにManeを必要としていることは理解しています。彼は問題なくプレー出来ますよ。

唯一私からお願いしたいのは、もし1戦目でWorld Cup出場を決めることが出来たら彼を戻してSouthampton戦に備えさせてもらえるとありがたいということです。
こういうことは私には決めることが出来ませんし、そうなるよう試みてもいません。ですが連絡は取り合っていますよ。
まず彼は代表に合流して疲れを取り、それから敵地へ移動して試合に出場することになります。Senegalにとっては良いニュースでしょう。
もしあなた方がSenegal代表コーチをご存知なら彼に伝えてもらいたいのです。今日の試合を終えた彼にはしっかりとしたリカバリーが必要だとね。そうしてからSouth Africa戦に向けた準備を彼はすることになるでしょう。

─　得失点差が増えたことについて

ミーティングの際は何も言いませんでしたが、そのことには喜んでいますよ。West Hamに4-1で勝ったのに今からドレッシングルームに行って、失点したことを怒鳴ることが出来ると思いますか？お陰様で私はそういうことを好んではいないのです。今回の結果得失点差はプラス4となりましたが、試合前にあなた方からそうなることを聞いていたら、私は100％それを受け入れていたでしょうね。ですが7-3だろうが、7-4だろうがそれは気にしません。プラス4ということが良いですね。



─　Mohamed Salahのインパクトには驚かされたかどうかについて

いいえ。彼のことは何度も見ていますから分かっていましたよ。
スカウト部門は本当によく支えてくれていますし、より早く仕事をすることを望んでくれています。だから他に誰も割って入ることが出来ないのです。
我々には選択肢がたくさんありましたが、彼の獲得は我々全員で決断しました。仕事を共にする者全員が選手の獲得に同意する状態を探ることが出来れば、その補強は間違いなく上手く行きます。

彼をチームに迎えることが出来たのは本当に良かったですよ。彼は本当に相手ゴールを脅かすことの出来る選手です。彼はストライカー寄りの攻撃的なミッドフィルダーですね。それは事実ですよ。
それまでと異なるスタイルに適応する必要が彼には少しありました。Romaにいた時はDzekoのセカンドストライカーとしてプレーする機会がほとんどでしたからね。
今日は間違いなく彼の好みのポジションでプレーしました。

今はみんな代表戦に行ってしまいましたが、元気に帰って来てもらいたいですね。それが1番大事なことですよ。
Adam Lallanaも復帰して来ます。Phil CoutinhoもSadioもHendoももちろんですよ。彼らの復帰は我々にとって大きな力となってくれるでしょう。
我々には多くの試合があって、これから1番忙しい時期がやって来るのですから。

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んーそうか…そうでしたか。West Ham戦は4-4-2でしたか。
そう言えばCanとWijnaldumが中盤で並んでたよな…と思って試合を見返してみたら、ガッツリ4-4-2でしたね(汗)
ライブで見ていた時は全く把握出来ていませんでした…見る目無いなぁ。

システム変更があったことも含めて考えると、この試合はかなり好印象があります。
相手に押し込まれそうになる時間帯もありましたが、これまでのように掻き回されて組織がバラバラになるようなシーンもありませんでしたし、そこからオフェンスに転じることも出来ていましたからね。

さすがにCoutinhoをこのシステムに組み込むのは難しそうですが、ディフェンス寄りに構えつつ出る時は前に出て4得点。良いオプションになるのではないでしょうか。