忍耐力が大事

Kloppのコメント。
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─　Liverpoolが見せた忍耐力について

これは常にフットボールにおいて非常に重要なことです。完璧なスタートを切れば人生は常に簡単なものにすることが出来ますが、良い状態を続けられない時はすぐに問題をぶり返してしまうものですよ。

前半は誰もが思った通り、あまりエキサイティングなフットボールでありませんでしたね。非常に難しい前半でした。
相手がああいうプレーをしてくるだろうということは分かっていましたよ。違うやり方で来ていたらそれは大きな驚きとなったでしょうね。ボックス内はMariborのユニフォームに身を包んだ選手で一杯で、我々は良い形を作ってそこを突破することが出来ませんでした。シュートを打てたタイミングで打てませんでしたね。例えばRobertoなどはとても活発であらゆることにトライしてくれていましたが、問題はクロスを入れた時に彼がボックス内にいなかったことです。毎回ではありません。良いヘディングシュートも見せてくれましたしね。ですから多少問題を抱えていたという程度です。

ですが正直なところ、また前回と似たような試合になってしまったなと思います。
ハーフタイム中、選手たちには我慢が必要だという話をしました。個別の事柄にフラストレーションを溜めてはいけません。それがカウンタープレッシングの場面で的確にプレスを掛けることが出来なくなることを示すちょっとしたサインになってしまいますからね。とても大事なことなのです。
カウンタープレッシングは素晴らしいプレイメーカーで、ボールを奪い返すことでそこにギャップを作ることが出来ます。
しかし今回はこういう場面でスピードが上がりませんでしたね。

後半は素晴らしいゴールが決まりましたね。タイミングが良かったです。良いクロスでしたが、Moもタイミング良くボックス内に進入し、中央に入ってくれましたね。
2点目は素晴らしいプレーでした。狭いスペースでもスピードがありましたし、ワンツーからシュートに持ち込めましたね。そして3点目はセットプレーからでした。
満足していますよ。特に結果と選手たちのリアクションにはね。これまででベストな試合だったという訳ではありませんでしたが、この試合で最大8ポイントまで勝ち点を伸ばせることは試合前から分かっていたわけですから。3得点も良かった。クリーンシートも良かった。そして8ポイントですから。パーフェクトですよ。

─　Salahの得点ランキング入りについて

彼は非常にオフェンシブなミッドフィルダーです。ストライカーではなくとも彼はこういうシチュエーションを好んでいますね。狭いスペースでもスピードを活かして裏を取ってくれていましたよ。
前半は問題を抱えていました。ダイレクトプレーの準備はしていたのですが、我々は走力をしっかり活用していませんでした。
Robertoは前線でワンツーを決めたり、ボールをキープしたりしなければなりませんでしたが、それが我々の押し上げを可能にしましたね。OxとMoはこういう形を何度も作ってくれていましたが、ボールを運べませんでした。これは忍耐の問題ですが、完璧なタイミングで適切なプレーをすることが大事なのです。こういう試合では忍耐力を失いやすいですからね。前半終了間際には少しそういう部分が見られるようになりましたよ。そして後半、我々は再びそれを続けて、早い時間帯で試合を決めることが出来ましたね。

─　先制したことで攻撃陣は落ち着いたかどうかについて

先制すれば常に安心はありますよ。選手にとっても常に良いことです。このために我々は努力しているのです。
Mariborはスタイルを完全に変えて来ましたが、彼らがボールを持った時は必ずそれを示して来ました。我々にとって困難でしたよ。我々はずっとボールを持っていましたし、ボールを持たれた時の我々は本来のフォーメーションではなかったがために、相手はプレー出来ましたし、我々は必要以上に走らされてしまいましたね。
相手にまともなチャンスはなく、シュートは1、2度浴びた程度でしたから恐らく全く問題はなかったのでしょう。ですがもちろん先制点には安心しましたよ。100％ね。

─　Anfieldで4回連続でPKを失敗していることについて

試合に勝った後であれば大したことはありません。もちろん好ましくはありませんけどね。今日のPKは良かったと思いますが、素晴らしいセーブもありましたから、これはリスペクトしなければなりませんよ。
前回のPKはあまりクリエイティブなものではなかったと思いますが、今日は本当に良かったと思います。その前はRoberto、そのさらに前はMillieがミスをしました。そう、キッカーを探さなければなりませんね。ですがPKを獲得したシチュエーションはRobertoのワールドクラスの動きとドリブルによるものだったのです。とても良かったですよ。

─　監督就任以降、チームは以前よりも破壊力が付いているかどうかについて

今は2連勝中ですし、結果を見ればそうだと言えるでしょう。
次はWest Ham戦だと思いますが、そのことを言う前にまずは分析をしなければなりませんね。
確かに我々はそのために必要なものを全て持っています。100％そうですよ。

試合に負けた時は選手のことを話題にしたくはありませんが、我々は今大会屈指のクリエイティブな選手であるSadio Mane、Phil Coutinho、Adam Lallanaの3人…そして15分で交代したGiniもいれると4人の選手を失っていました。試合前に計画したことを実行するのは選手たちですから、選手を失うのは楽なことではありませんよ。選手たちにはその手段がありますし、すべきことも分かっています。ですがシチュエーションは常に少しずつ違うのです。
確かに以前に比べてそういうものを活かせるようにはなっていますから、破壊力が付いているとは思いますね。

─　Oxlade-Chamberlainのパフォーマンスについて

Champions Leagueで先発出場するのであれば、Premier Leagueでの先発から遠ざかっているべきではないでしょう。その考えは間違っていませんよ。
彼は前半多くのものをもたらしてくれましたが、我々はそれをしっかり活かすことが出来ませんでした。いろいろなものを彼は見せてくれましたし、私はカウンタープレス時の彼の動きに満足していますよ。これまで彼がこういうプレーを何度もして来れたのかは私には分かりません。だからその姿をこうして見ることが出来たのはとても良かったです。
スピードのある選手にとってこういう試合はあまり簡単なものではありませんが、彼の良いところはたくさん見ることが出来ましたし、パフォーマンスにももちろん満足していますよ。

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Maribor戦の前半は得点こそ入らなかったものの良かったと思います。

相手を押し込みながらも逆襲に遭って先制を許してしまうような試合は何度も見せられて来ましたが、今回はそういう心配は全くありませんでした。
まぁ相手との力関係もあったとは思いますが、他の試合でも今回のようにしっかり勝ちきれるようになってくれると良いですね。

そして何かと注目されるChamberlain。
高額移籍金もあって移籍当初から疑問視され続けていますが、徐々にチームに馴染んで来ているとは思います。
まだ力を出しきれていないようには見えますが、Kloppが望んで獲得した選手ですからね。
今シーズンは温かく見守ってあげたいです。