大人のフットボールへようこそ

Kloppのコメント。
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─　Liverpoolのパフォーマンスに対する全体的な感想について

今シーズンはここまで各試合でのパフォーマンスから学んで来ていますし、その内容はそれぞれ異なります。
Watford戦は皆さんが考えるほど最悪ではなかったと思います。あそこで勝つのは簡単ではありませんし、もう少しで勝てそうではあったんですからね。ですが最後の数分間、我々は結果を守りたいがために深く守り過ぎてしまいました。
この点については非常に強力な相手だったHoffenheimとのアウェイ戦ですでに改善出来たと思います。
そして次のCrystal Palace戦でもさらに改善出来ていたと思います。確かに多くのゴールは決められませんでしたが、決定的なゴールがありましたよね。

その後のHoffenheim戦で我々は素晴らしいプレーをして、そして今日は次のステップとなるのですが、ここでも我々は素晴らしいプレーを見せました。

恐らく今日は我々にとって最大のチャレンジだったと思います。3～4日おきの試合でもこういうプレーが出来るということを我々は学ばなければなりません。そうでなければ我々はシーズンの間ずっと問題を抱えることになるでしょうからね。

我々は学んで来たことを今日見せたいと願っていました。自分たち自身を証明したいと願っていました。最初の1秒から正しくプレーしたいと願っていました。強力な相手に対して我々の欲望や貪欲さ、そして野心を見せたいと願っていました。
それで試合に勝てるかどうかは分かりませんが、我々はパフォーマンス以上に結果のことを考えはしませんでした。パフォーマンスは完璧でしたし、結果はパフォーマンスによってもたらされるものですからね。

─　Joe Gomezのパフォーマンスについて

良かったですね。我々にとってとても重要な存在でしたよ。
今日は先発全員が際立ったパフォーマンスを見せてくれました。Danielも途中出場して結果を残してくれましたし、Millieも非常に重要な存在になっていましたね。Markoだって仕事をしてくれました。だから最高でした。
もちろん我々はこれを必要としていましたよ。

Joeは復帰してから今の状態になるまでに時間が必要でした。彼は今がベストだと認識していますし、Trentとも年齢差のない若い選手です。Trentは今回もプレー出来たかもしれませんが、彼に休養を与えることが出来るオプションを我々は持っていましたからね。
Joeは良かったです。とても強力ですし、本当に成熟していると感じています。

試合が終わった後で彼に「大人のフットボールへようこそ」と言ったんです。100％大人のフットボールをしていましたし、見苦しいチャレンジのないとても強いチャレンジが出来ていましたしね。激しく、フィジカルなプレーを見せてくれました。ですから良かったですね。

─　キープレーヤー不在の中で素晴らしいパフォーマンスが出来たことについて

そういうことを考えたことはありませんよ。我々がやっているのは選手個人の影響を受けないようにすることですからね。人数があまりに多ければさすがにそのチャンスは逸してしまうでしょう。同じことを出来る人なんていないんですから。

ですがクオリティの高い選手がおらず、どれだけその問題が大きいかが分かっている場合であっても、いない選手のことなんて考えたことはありませんでしたね。私はそういうことを喜びはしませんでしたし、実際にそうなることを予期していましたよ。
それが我々のなすべき仕事であり、結果をもたらすことが出来なかった時にあれやこれやと言い訳することはありませんね。

試合は激しいです。あらゆる面で激しいですよ。だから5～6ヶ月に渡って同じ11人の選手を選ぶことが出来ないことは分かっています。だから我々には選手を変える必要があるのです。
今日の我々は試合のリズムを決めていましたし、自信を持ってプレーしていました。
ラインナップのことや、どこを変えることが出来るか、そしてそれを実行するチャンスはあるのかなど色々と考えました。
ですがHoffenheim戦後のトレーニングではポジティブに見えたので「よし、もう一度やってみようじゃないか」と考えたのです。結果は上手く行きましたね。

─　Simon Mignoletに休養を与えたことについて

ゴールキーパーにとっての激しさはまた異なります。フィジカルの激しさではなく、メンタルの激しさですよ。シーズン前に我々は強力なゴールキーパーを3人抱えたいと述べ、その状況を作りました。No.3とNo.2が明確になっているとSimonがNo.1だということになってしまい、メンタルの激しさを要求していくことが上手く出来ません。ですがNo.3、No.2が明確になっていない状況を作り出せればキーパーは強くなれるんです。

Simonはここまで非常に際立ったプレーをしてプレシーズン中に競争に勝ちました。彼はマシーンであり、常に居るべき場所に居てくれます。堅実でとても信頼出来る選手ですよ。他の2人は怪我などのちょっとした問題がありました。だから彼が競争に勝ったのです。
Si(Mignolet)には昨日伝えました。彼は私にハグをして「監督ありがとうございます。そうすべきだと僕も全く同じことを考えていたんです」なんて言ってはくれませんでしたよ。ですが私はそうしたいと考えましたし、彼に休養を与えてLorisにゴールを守らせたかったのです。

Lorisにとっては良いところがたくさんありましたよ。とても冷静にプレーしてくれていたと思います。
確かに時に冷静過ぎるところや時間を掛け過ぎてしまうところもありましたね。ですがスタジアムでの歓声を聞いたでしょう。選手はそれを窮屈な状況でのプレーから体感し、慣れる必要があるのです。観客はみんな少し驚いていましたが、選手に順応することを理由にしてプレーさせるようなことがあってはなりません。ゴールキーパーもフィールドプレーヤーも狭いスペースでプレーする必要があるのです。
今日の彼は良い仕事をしてくれました。私はそれで満足ですよ。

─　代表戦後のManchester City戦では誰がゴールを守るのかについて

何も起こらなければCity戦では100％Simonがプレーしますよ。

─　残り数日となった移籍市場は忙しくなりそうかということについて

しばらくは試合もないので、この5～6日は噂などを気にしながら皆さんに楽しんでもらえることを祈っていますよ。私は楽しみにはしていませんが、それもゲームの一部ですね。

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右SBはClyne不在でどうなってしまうのか…開幕前まで心配いていましたが、彼の存在を忘れさせてくれるくらい若い2人が本当によくやってくれていますね。
Arsenal戦では安定したプレーを見せてくれていて、安心して見ていられました。
ディフェンスだけでなくFirminoへの先制アシストとなるクロスを入れるなどオフェンス面でも良い印象を残してくれました。

2年前に前十字靭帯を断裂、そして復帰が見えてきたところでのアキレス腱損傷。若手選手にとっては非常に厳しい2年間となったと思いますが、いまこうして元気よくプレーしてくれている姿を見ると、まるで我が子のことのように嬉しくなりますね。

今のところ序列は3番手なのかも知れませんが、加入時には将来有望な若手DFとして期待をされていた選手です。
Cryneのいないうちにしっかりとアピールして序列に変化をもたらすような活躍をして欲しいですね。

そしてMignoletに関しては前回エントリーでもお伝えした通り、休養が必要と判断されてこの大事な試合を見送ることになりました。
こんなタイミングで正GKを変えるとは恐れ入りますが、やむを得ない状況だったのでしょう。
「PSG移籍の噂があるReinaの後釜としてNapoliがMigunoletを欲しがっており、Liverpoolも応じる意向」というニュースがあって、それにより出場を見送ったなんて情報もありますけどね(汗)

代わって出場したKariusはバックパスの処理に時間を掛けてしまい、2度相手に詰められてしまう場面は気になったものの、クロスへの対応などしっかりしてくれていて良い印象もありましたね。
次は国内リーグカップで出場機会をもらえるのかも知れませんが、昨シーズン半ばにMignoletにポジションを奪い返される屈辱を味わっている選手ですから、今シーズンは奮起してMignoletのポジションを脅かしてもらいたいです。