前半はタイミングの問題

Kloppのコメント。
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─　Liverpoolのディフェンスと今日の試合について

ディフェンスについては今日は際立って良かったですね。Crystal Palaceは先週のHuddersfield戦でスタートからとても良いフットボールをしていましたし、Huddersfieldが2-0とリードしてからはCristian Bentekeを使ったダイレクトプレーが少し増えました。今回はそれを上手く抑えたことがとても良かったと思います。
Raggy KlavanとMatipはとても良くやってくれましたし、Joe(Gomez)とRobbo(Robertson)のディフェンスも本当に良かったと思います。
これは大事なことですよ。正直なところこれ以外のディフェンスは出来ませんね。
Watford戦での1つの問題は深く守り過ぎ、前へ急ぎ過ぎていたことです。
ロングボールを使って来るチームには、可能な限り高いラインを出来るだけ長く敷いて、ボールがディフェクトしたりした時のためにキーパーが出て来れるスペースを空けておかなければなりません。オフサイドを取れるようにもしておかなければなりません。我々はほとんどの時間ボールを持っていましたが、オフサイドの場面はほとんどありませんでした。
ですがCrystal Palace戦では何度かそういう場面がありましたから、良いディフェンスが出来たと思います。

前半はもっと良いプレーが出来たかも知れません。100％そうだったと思います。
後半に得点出来たこと、チャンスを作ったことにはとても満足しています。いつものようにオフェンシブに行った前半は、適切なタイミングで適切な決断をしたかどうかが問題でした。
前半はタイミングの問題で、我々はスペースを見つけることがしっかりと出来ていませんでしたね。ですがハーフタイムで我々はスペースがどこにあるかを示し、1つのパスとポジションのスイッチで試合を変えることが出来ると伝えました。
それが十分に出来ずに選手たちはこのエリアで立ち往生し、そこだけを見てしまってピッチの残りのエリアのことが頭から抜けてしまっていましたね。これは問題でした。
ですがその前半にも我々には良い時間帯がありました。特にRobboの左サイドからのクロスは素晴らしかったですが、ボックス内には誰もいませんでした。ほとんどのオフェンシブな選手…DanielとRobertoはクロスに備えようとしていたところでしたからね。

中盤の3人はこれまでほとんど一緒にはプレーしていませんでした。Millieはまたとても素晴らしいプレーをしてくれましたが、昨年とは違う役割に改めて適応する必要がありました。
このポジションから相手のボックスに侵入する選手がいませんでしたね。ボックスに入る選手が1人もいなければ得点は生まれません。
後半は良くなり、チャンスの数が増え、ゴールを決めました。素晴らしいゴールだったと思います。最高のワンツーというわけではありませんでしたが、Dom(Solanke)は諦めず足を出してくれました。
カウンタープレスから生まれたゴールで最高でしたね。
Sadioは1人でもゴールが決められる選手であることを証明してくれました。完璧な形ではありませんでしたが、その証明となりましたね。



─　サイドバックのJoe GomezとAndy Robertsonのパフォーマンスについて

とても良かったですが、正直なところそれを疑うこともありませんでした。
Nathaniel Clyneの状況については説明した通りで、彼はこれまでチーム練習が出来ていません。プレシーズン全体でも2つのセッションを消化したくらいですからまだ起用は出来ませんし、この先もしばらくはそのままでしょう。
TrentとJoeがこういうパフォーマンスを見せてくれたことはとても重要なことですし、我々にはまだFlannoもいます。我々にとってとても大きなことですよ。

逆サイドも同じです。Albertoは最高のプレシーズンを過ごしてこれまでとても良いプレーをしてくれています。
Robboは先週までスカッド入りしていなかったのでまだ恐らくは最高の状態ではありませんでしたが、今日のように何かをする機会が我々には必要でしたし、選手たちに今回のようにプレーする機会を与えた時は、最高のリアクションを見せてくれるのです。
だれもがRobboがどれだけ素晴らしいプレーしてくれたかを理解出来たと思います。攻撃時は特に素晴らしかったですね。さらにセッションを重ねれば彼のクロスは本当に脅威になるでしょう。
Anfieldで初めてプレーする時にどんな感覚になるかを少し考えてもらいたいですが、多くのプレッシャーが掛かって完全には楽しめないのではないかと思います。それでも彼はとても良かったですね。

Joeに驚きはありません。もちろん彼には長期に渡る怪我があって、彼にとって苦しい時期だったと思いますが、彼の能力には疑いを持っていませんでしたよ。



─　故障からの復帰を果たしたDaniel Sturridgeにイングランド代表への招集の可能性があるかどうかについて

もちろんあるでしょう。招集されない理由はありませんよ。ですがそれを決断するのは私ではありません。Gareth(Southgate監督)が彼の招集を望むのであればそう出来ます。Danielは素晴らしいプレシーズンを過ごしました。多くのセッションを消化出来たことはとても良いことです。
Bayern戦でのゴール後に不運に見舞われてしまいましたが、彼はもう3～4日トレーニングをしましたし、良い状況にありますよ。Danielが試合に出れるまで時間が掛かりましたし、今は出場出来る試合をしっかりモノにする必要があります。ですが彼のことはポジティブに捉えていますよ。彼は試合に出場する準備が出来ています。
私の選手を選ぶ時に私が満足しているかどうかを尋ねる人は実際には誰もいませんよ。私の望む状況は彼らが全員チームに留まって2週間練習出来ることです。ですが私はいつでも彼らの復帰を待っていますよ。

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無得点に終わった前半でしたが、悲観するほど酷い内容ではありませんでした。
メンバーを大幅に変えたこともあって意思疎通に苦しんだ部分もあったでしょうし、もう少し時間を掛けてあげられれば自然に改善していけるレベルの問題じゃないかと感じましたね。
ハーフタイム中のKloppからの指示でガラリとチームは変わりましたが、監督の要求にスッと応えられたことが素晴らしいと思います。


その中で抜群の存在感を放っていたRobertson。
初出場とは思えないほどチームにフィットしていましたし、冷静に状況を見てプレーしている姿が印象的でした。
今後は彼の裏を狙って来るようなチームと対峙した時にどういうプレーが出来るかというのがポイントになりますが、このまま順調であればレギュラーを張ってもらうことになる選手だと思いますし、バックアップにMoreno、場合によってはMilnerを置ける状況は良いと感じますね。
右サイドもClyneにTrent、Gomezがいる状況で、場合によってはGomezはCBのバックアップも務められますので最終ラインはほぼほぼ完璧と言って良いと思います。…あとはあの選手が加われば。


そしてSturridgeにはもう代表招集が来ないで欲しい…と言っては彼に気の毒かも知れませんが、これまで代表招集が絡むタイミングで怪我をしていることが多いので、そう思ってしまいます。
Suarezとコンビを組んだ時のような桁違いのプレーこそ無いものの、出場すれば良い仕事は今でもしてくれていると思います。
このまま怪我なく順調にチームにフィットしてくれると最高ですね。