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首位の座から引き摺り下ろされた2008-09シーズンを皮切りに、ModricとBaleを擁するチームに完膚なきまでに打ちのめされた2011-12シーズンなど敵地White Hart Laneで実に6連敗を喫して来たLiverpool。

近年のこの舞台はLiverpoolにとって苦々しいものでしかありませんでしたが、これまでの負の歴史を止めるだけでなく、CL出場権を争う相手と目されたチームを完全粉砕してくれました!



今回の注目は何と言ってもGerrardの戦線離脱を受けたチームがどんなパフォーマンスを見せてくれるかと言うところ。
先発メンバーはその代役としてAllenが入る予想通りのメンバーでしたネ。…と言うかそれしか選択肢がない(汗)

それ以外にはLucasが先発復帰、Sakhoが2戦連続出場を果たしました。


ちなみにキャプテンマークを引き継いだのはSuarez。
この決定には少し驚きましたネ。こういう言い方をしてしまう僕は愚かな人間なんでしょうけれど正直に言って「Rodgersに道徳っつうモンは無いのかね」と思いました(苦笑)

ですが彼からはキャプテンとしての自覚のようなものも感じられましたし、いつも以上にチームプレーを大事にしているようにも見えました。
試合を優位に進められた余裕があったからだけかも知れませんが(笑)
でも良い雰囲気はありましたよ。



一方のSpursも故障者続出でVertonghenなど要となる選手が出場出来なかったのは大きな痛手となったのだろうと思います。
そのせいもあってこの日のWhite Hart Laneからは、これまでのようなやり難さを感じることは全くありませんでしたネ。



試合の方ですが、まずこの圧勝劇に歓喜する前に、今回のSpursの攻守に渡る脆弱性がその根底にあったということに触れておかなければならないでしょう。


普段の彼らを知らないため、この試合に限ったことしか言えせんが、今回のTottenhamは高いディフェンスラインを設定しながらもコンパクトな陣形が作れないというアンバランスさを抱えていました。しかもそれが一向に修正される気配もなく90分を過ごしてしまいましたネ。


特にCMFが全く噛み合っておらず、攻守両面で問題を露呈していたように思います。
ディフェンス時においては距離感が悪く、ボールホルダーに寄せ切れなかったり、寄せても厳しさが足りなかったり。
小柄なSterlingやAllenに容易にボールキープさせていたことが、大量失点に少なからず影響を及ぼしていたと思います。

そしてオフェンスにおいてもLiverpoolのプレスに引っ掛かり、なかなか良い形でボールを運ぶことが出来ていませんでしたネ。
加えて、中央を突くようなシーンはほとんどなく、サイド攻略するにしてもSBと連携した崩しを狙う場面はさほど多くなく、ホームチームとは思えないほど重鈍なイメージがありましたネ。
快速で鳴らすLennonもパスが足元に入って来るばかりで、彼のスピードを殺してしまっていました。

逆サイドに入っていたChadriのプレーは少し可能性を感じさせていましたが、Liverpoolを混乱させるほどではありませんでしたネ。



Liverpool視点から見ると、AllenやHendersonの流動的な動きはチームパフォーマンスの向上に大きく貢献していましたネ。彼らのポジショニング、パスの受け方、スペースを突く動きは本当に見事でした。
そして彼らの動きに周囲の選手が有機的に絡むことが出来ていましたネ。
Suarez、Sterling、Coutinhoらと織り成すオフェンスはアイデアに溢れ、そのアイデアを瞬時に共有出来ていたことはとても素晴らしかったと思います。

また中盤でのプレスも非常に良く効いていましたネ。
相手CMFにボールが入るタイミングをしっかり狙い、何度もボール奪取してくれました。
ここから繰り出されるカウンターがまた強烈で、Spursの急造ディフェンスラインなどいとも簡単に突破してくれました。


攻守共に完全にハマった試合。
何がどう転んでもLiverpoolにとってポジティブになるような気がしました。こんな試合はそうそうお目に掛かれるものではないでしょう。

Rodgersのフットボールが1つの理想郷に辿り着いた試合だったと思います。
Spursが問題を抱えたチームだったにせよ、これだけのパフォーマンスを見せてくれた選手たちには称賛を贈りたいですネ。
この日のAllenは間違いなくGerrard以上だったと思います。


これを厳しいプレッシャーを掛けてくる相手、ゴール前を固めて来る相手にどこまでやれるかは分かりませんが、自分たちの力を信じ、自分たちのフットボールを貫くことが出来ればそう無様な姿を見せることは無いでしょう。

1戦1戦集中して戦ってもらいたいですネ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Tottenham Hotspur 0 - 5 Liverpool
15 Dec 2013 , 16:00 , Barclays Premier League(16)
------------------------------------------------------
Hugo Lloris                   Simon Mignolet
Kyle Walker                   Glen Johnson
Etienne Capoue                Martin Skrtel
Michael Dawson                Mamadou Sakho
Kyle Naughton                 Jon Flanagan
Sandro                        Lucas Leiva
Mousa Dembele                 Joe Allen
Aaron Lennon                  Jordan Henderson
Paulinho                      Philippe Coutinho
Nacer Chadli                  Raheem Sterling
Roberto Soldado               Luis Suarez
------------------------------------------------------
SUBS:
Erik Lamela                   Brad Jones
Lewis Holtby                  Kolo Toure
Andros Townsend               Daniel Agger
Jermain Defoe                 Luis Alberto
Gylfi Sigurdsson              Iago Aspas
Brad Friedel                  Victor Moses
Zeki Fryers                   Martin Kelly
------------------------------------------------------
GOALS:
                              Suarez(18)
                              Henderson(40)
                              Flanagan(75)
                              Suarez(84)
                              Sterling(89)
------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Hotby(Sandro 30)              Moses(Coutinho 90)
Fryers(Naughton 46)
Townsend(Dembele 61)
------------------------------------------------------
REFEREE:
Jonathan Moss
------------------------------------------------------
BOOKED:
Dawson(27)
Walker(43)
Holtby(66)
------------------------------------------------------
SENTOFF:
Paulinho(63)
------------------------------------------------------
VENUE:
White Hart Lane
------------------------------------------------------
MANAGERS:
Andre Villas-Boas             Brendan Rodgers
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COMMENT
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コメント
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無題
記事のアップお疲れ様です。
戦前の苦戦予想を覆す快勝でしたね!

ヴィラス・ボアスの顔を見るのが辛かったですが、気持ち良すぎる勝利でしたね。

かなり選手達は集中していて、毎試合この感じなら優勝も夢じゃないと思わせるような内容だったと思います。 スパーズのオフサイドも取れないハイライン設定はありましたが。。。

ジェラードが悪いとは思いませんが、オプションの1つとして、この戦いかたも試合の状況によって考えてほしいと思いました。

この試合で頼もしかったのはヘンダーソンでしたね。 シュート精度は相変わらずでしたが。 僕が一番彼に惹かれたのは、アルベルトが入り、彼が積極的にプレスをせずにマークを簡単に外したときに、画面隅でヘンダーソンはかなり彼に怒って指示を出していたのが見えたんです。 イングランドu-21でキャプテンをやっていただけあるのか、自分がチームを引き上げる気持ちが込められたシーンだと感じたので、一層彼を好きになりました。

いつものレッズですと、次の試合で躓いてしまっていますが、ロジャースのマンマネージメントに期待して次節を待ちたいです!!
切腹フットボーラー さん 2013/12/20(Fri)10:16:36 Edit
切腹フットボーラーさん
コメントありがとうございます。

Hendersonにそんな胸キュンなシーンがあったんですネ!(爆)
完全に見逃してしまいました。

今シーズンのHendersonは本当にチームに貢献してくれていますよネ。得点は物足りませんが、彼の動きが他の選手のゴールを引き出してくれているんだと思うことにしています(笑)

彼は攻守両面に渡って気の効いた動きをしてくれているので、他の選手のミスも分かるんでしょうネ。

そうやって試合の中でお互い指摘しあえるって言うのはチームが上手く行っている証拠。
かつてのCarragherとArbeloaみたいなのは困りますが(苦笑)、健全な指摘は大歓迎。これからもバンバンやってもらいたいですネ。



そして問題はCardiff戦ですネ。
ここでポイントを落としていたら、せっかくのいいムードが台無しです。
まぁ今回はAnfieldですから大丈夫だと思いたいですが、「上げて落とす」のが得意なLiverpoolですからネ(苦笑)
ここ3戦の大爆発で、相手もまずはLiverpoolの攻撃をいかに止めるかということを考えて来るでしょうから、少し手こずる可能性もあるかもなと思っています。

1戦1戦大事に戦ってくれれば、4位どころか優勝も見えて来るでしょう。それだけのスペックがあるチームだと思います。
[ from Rush : 2013/12/21 08:04 ]
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HN: ian rush
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Liverpoolをさりげなく愛しています。
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