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20130831_vsNottsCounty.jpg開始4分にして早くも訪れたSterlingのファインゴール。
あまりの素晴らしさに「今日はあっさり勝負が付いてしまうのではないか…」そんな安堵感を覚えた序盤でしたが、時間が経過するにつれてそれがただの幻想に過ぎないことに気付かされました。


今日はCapital One Cupの2回戦。相手は3部所属のNotts County。
ミッドウィークの試合であること、週末にUnited戦を控えていることを考慮して主力を温存しました。
とは言え大幅に変更するのではなく、Mignolet、Johnson、Agger、Gerrard、Sturridgeとチームの核となる選手は先発させ、Rodgersはある程度の戦力バランスを保つことを選択。この辺りは若手主体で臨んで敗退した昨シーズンの反省があったのかも知れませんネ。



試合は結果的に非常に難しいものになってしまいましたネ。

冒頭のSterlingのゴールは、Sturridgeのスペースを作る動きなども含め完全に相手を手玉に取ったシーンでしたし、時間帯としても理想的なゴールだったと思います。
相手を舐めたつもりはありませんが、両チームの実力差は感じましたし、後は上手く相手の攻めん気を往なしながら追加点を奪えば良い試合だと感じました。
 

ただ先制点からほどなくしてLiverpoolはディフェンスの問題を露呈。
相手の押し上げを容易に許し、ペナルティエリア内まで侵入されるシーンが散見されるようになりました。
何でもないドリブル…何でもないパス回し…にも関わらず、これにLiverpoolは奔走させられてしまいましたネ。ズルズルと突破を許すその様は昨シーズン序盤のディフェンスの問題そのものでした。

しかしこれはある程度許容しなければならないリスク。
Alberto、Allen、Gerrardの中盤の3人、そしてその前にいたIbeやSterlingといった選手たちのディフェンス時の連携が不十分であっても不満は言えないでしょう。
何とか凌いでもらうしかありません。

ただCountyもそこから先がなかなか続きませんでしたネ。持ち込んでもフォローが少なく、Liverpoolの最終ラインで潰されてしまっていました。
だからLiverpoolの選手が疲弊させられるのは気になったものの、怖さはほとんど感じませんでしたネ。



2-0となってからどのようにして終了のホイッスルまで試合を運んでいくか。

結果的にここがポイントとなったように思いますし、その点において今日はゲームプランに欠陥があったと言わざるを得ないでしょう。
勿論さらなる追加点を狙うことはおかしくなかったと思います。実際に3度ポストに嫌われるなどチャンスは充分にあり、早い時間帯で勝負を決められた可能性はありました。
ですが無理をする必要はなかったはずです。

ところが選手たちは試合開始からあまりペースを変えず、終始同じような試合運びをしていたように感じました。

これは多少なりとも監督や選手の頭の中にあったであろう「早く試合を決めて主力を休ませたい」という思いが強くなり過ぎたからなのかも知れませんし、あともう一歩でゴールネットを揺らすことが出来るという現実が彼らの気持ちを前に向かせてしまったからかも知れませんネ。

時間が経過する毎にその思いは歪みを増していったように思います。
そしてその歪みは85分の失点で現実のものとなってしまいました。

試合終了まで残り僅か。2-1のまま終わりにすべき時間であったと思いますが、相手のディフェンスラインで回されたボールにCoutinhoがアタックし、 それに呼応してGerrardも前に。Hendersonも高めにポジションを取っており、またしてもCMFとDFの間に大きなスペースを作ってしまいま した。そこをCountyに使われてしまい、サイドに振られ、ファーサイドに折り返され、完全にフリーとなっていたCoombesに押し込まれてしまいま した。

チームにとってあの状況で許容されるミスではありませんでしたネ。



オフェンス自体は良かったと思います。
相手は状況に応じて5バックを構成するチームであり、Ibeなどはその密集の中で思うようなプレーが出来ず少し苦労させられていましたが、それでもチームとしてはスペースを作り出して合計4度ネットを揺らしてくれました。
どれも相手の隙を上手く突いたゴールでしたし、それ以外の場面でもバリエーションに富んだオフェンスを見せてくれたと思います。
若手選手を交えながらもパスを繋ぎ、相手を揺さぶってゴールを狙った姿は実に頼もしかったですし、Rodgersのスタイルがチーム全体に浸透していることを示してくれているように思いました。



さて次はUnited戦。
これを前にして負傷者を3人出し、120分プレーさせられた代償は大きいですが、選手たちはどんな状況であっても良い試合を見せてくれるでしょう。
こういう困難がある方が、それを乗り越えるために選手たちが一丸となって戦ってくれてむしろ良い結果が出るような気がします。

何よりUnited戦初出場となるCoutinhoがSturridgeと共にどんなプレーを見せてくれるか非常に楽しみですネ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Liverpool 4 - 2 Notts County
27 Aug 2013, 19:45 Capital One Cup 2nd Round
--------------------------------------------------------------
Simon Mignolet                     Bartosz Bialkowski
Glen Johnson                       Mustapha Dumbuya
Kolo Toure                         Manny Smith
Andre Wisdom                       Gary Liddle
Aly Cissokho                       Enda Stevens
Joe Allen                          Jamal Campbell-Ryce
Steven Gerrard                     Joss Labadie
Luis Alberto                       Mark Fotheringham
Jordon Ibe                         David Bell
Daniel Sturridge                   Callum McGregor
Raheem Sterling                    Yoann Arquin
--------------------------------------------------------------
SUBS:
Brad Jones                         Adam Coombes
Daniel Agger                       Ronan Murray
Iago Aspas                         Curtis Thompson
Philippe Coutinho                  Fabian Speiss
Jordan Henderson                   Greg Tempest
Lucas Leiva                        Andre Boucaud
Fabio Borini                       Romello Nangle
--------------------------------------------------------------
GOALS:
Sterling(4)                        Arquin(62)
Sturridge(29)                      Coombes(84)
Sturridge(105+4)
Henderson(110)
--------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Agger(Cissokho 10)                 Thompson(Campbell-Ryce 71)
Henderson(Allen 65)                Boucaud(Fotheringham 77)
Coutinho(Alberto 72)               Coombes(Bell 82)
--------------------------------------------------------------
REFEREE:
Stuart Attwell
--------------------------------------------------------------
BOOKED:
Wisdom(98)                         Campbell-Ryce(52)
Sterling(105+1)                    Arquin(77)
--------------------------------------------------------------
SENTOFF:
--------------------------------------------------------------
VENUE:
Anfield
--------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Brendan Rodgers                    Chris Kiwomya
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無題
なんとか勝ったものの、なかなか堪える試合でしたね。
120分の上、けが人も出てしまいましたし。続報ではコロとアレンは軽傷だそうですが、シソコは期待していただけに残念です。

オフェンスは素晴らしかったですが、やはり課題はデイフェンスですね。
攻撃時にボランチが2枚(3枚?)とも上がりきっていましたし、両WGのプレスが簡単にかわされていたように見受けられました。

rushさんの言うとおり後半に入ってもペースが変わりませんでしたね。
ゲームプランが間違っていたとは思わないですが、もっと巧者な試合運びができたのではないかとも思ってます。
いずれにしろ1失点目が痛かったということですかね。
しっかりしろ!ジョンソン、ウィズダム。
ボーヤ さん 2013/08/31(Sat)16:11:56 Edit
ボーヤさん
コメントありがとうございます。
返事が遅くなってスミマセン。

まぁ今回はメンバーを落としていましたからディフェンスに関しては仕方がなかったかなとは思いますよ。
連携の問題であることは明らかでしたし、これは同じメンバーで時間を掛けてやってもらわないとなかなか良くはならないでしょう。

それだけにもっと慎重に戦ってもらいたかったとは思いますが…。

今日のUnited戦は良いディフェンスを見せてくれると期待したいですネ。
[ from Rush : 2013/09/01 21:20 ]
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趣味: Liverpool
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Liverpoolをさりげなく愛しています。
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