リアクションが重要

Kloppのコメント
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─　これまでLiverpoolが許して来たゴールの数について

今日みなさんがご覧になったものは全て我々に責任があります。良い数字ではありませんね。今日は多くのポテンシャルを持つ2つのチームを見ることが出来たと思います。我々が良かったとかそうでなかったと言うつもりはありません。実際に我々は良くなかったのですから。ただ単に我々のチームからもポテンシャルは目にすることが出来たでしょうと言うことです。
ですが決めるべきタイミングで我々は常にその場にいなかったのです。

我々のためにならない見出し作りを望んでいる訳ではないので話すのは難しいのですが、今日はあらゆる場面で本当にみすぼらしいディフェンスをしてしまいましたし、決めるべき場面でも似たようなものでしたね。

1点目は信じ難いほど簡単に守れる場面でした。Harryがボールを持った時はもう出来ることはありませんでしたが、その前は極めて簡単でしたよ。狭くて小さなスペースでしたし、我々はただクリアすれば良いだけでした。でもそうしませんでしたね。

2点目は全て事前に分析し、Tottenhamがあのようなプレーをして来るだろうということを誰もがしっかり理解していました。
先発のラインナップを見れば、我々がオフェンスをし続けなければならないのは100％明らかです。
我々はクロスを上げました。悪いクロスではなかったと思いますが、そこに飛び込んで行くのはボールが通過した後で、タイミングを逃してしまいました。
カウンタープレスが出来る可能性は無かったと思います。我々はそのタイミングを逃してしまったのです。
普段通りであればあの場面でDejanはヘディングでクリアしていたでしょう。ですが彼はボールを後逸してしまいましたね。

そして逆サイドのSonですが、彼は良いところにいましたし、スピードが非常にありますからね。
あのスピードを止めることが出来ず、簡単にゴールを決められてしまったのです。

3点目はまた異なる与え方をしてしまいました。
我々は持っていたボールを失い、ファウルを犯してフリーキックを与えてしまいました。ですがフリーキックそのものは意味はありませんでした。何ともありませんでしたが、エリア内中央でヘッドでクリアした後のセカンドボールに行く選手が誰もいなかったのです。

今日発生したあらゆる事は非常に明確なものでした。これらの場面での対応は不味かったですね。
4点目は今日そのものというような形で起きました。

それでも我々はチャンスを手にしました。それは単にチームのポテンシャルによってもたらされた結果に過ぎません。

ですがTottenhamを相手に今日のようなパフォーマンスをしていては結果など得られようがありませんよ。相手は完全に狙い通りで、我々は明らかにそうで無かったということです。
そしてそこには私の責任がありますね。

─　選手たちの態度について

選手たちがそれを望んでいたか？私は100％そうだったと言いますし、その姿はご覧頂けたでしょう。4-1でリードされている中でも我々の時間帯はありました。試合中にいくつかの状況は改善しましたよ。
それはTottenhamにとって非常に厳しいものでもありましたね。多くの場面で彼らはクリアしきれていませんでしたから。

ただ実際のところ、正直に言えば今日は我々のことについてポジティブな話は何もしたくありませんね。
ですがそれは態度の問題ではありません。
選手たちは「Maribor戦では7点取ったんだから、何もしなくても同じようにやれるだろう」なんて考えていた訳ではありません。それはこのチームのあり方ではありませんよ。そのことは今日何度か伝えています。
今日の我々についてあなた方がネガティブな方法で何かを言うとしてもそれは正しいです。
我々は間違っていたのです。

─　前半途中でのDejan Lovrenの交代は戦術的な決断だったのかどうかについて

そうですが、選手を責めることを私は全く望んでいません。正直なところDejanはJoelに比べてもそれほど悪かった訳ではありませんよ。
何かを変えなければなりませんでしたし、もう少し安定させたかったのです。Joeをセンターバックに回すことはあまりありませんね。我々は選手間のスペースをもっと保護する必要がありました。
今回のケースでは実際にはあまり機能していなかったEmreのポジションチェンジも伴いましたが、それはDejanの交代の裏にあった考えですね。

─　チームのディフェンスのクオリティはトップ4にチャレンジする上で充分な強さがあるのかどうかについて

そうですね。ですが今日はトップ4のことを話したくはありません。現在我々は9位で、これは1964年以来最悪の順位なのだそうです。信じられませんね。我々は我々のいるべき場所にいる。だからそれを受けるに値するのです。
もしTottenham戦を乗り越えるのに才能が必要だと言うのであれば何も話す必要はありません。ですがこんなミスをしていれば…。もちろん最終ラインは失点に絡んでいましたが、中盤も絡んでいましたよ。

クオリティとは確かにポテンシャルや態度、メンタリティ、その他のものがミックスされたものですし、我々はそれを一貫して見せることが出来ませんでした。それは事実です。
私はそれを実現する努力を諦めません。
最も明確なミスというものは最も修正が簡単なものである場合がありますが、明らかなのは「ここを修正しよう」などと現時点では言えないということです。我々は修正出来ることを証明しなければならないのです。Tottenhamにとっては今日はあまりに簡単でした。簡単過ぎましたね。2-1となった後は誰もが目にした通り流れが変わる可能性がありましたが、今日の我々は別物でそれが出来ませんでした。失敗でしたね。

─　どうすればディフェンスを改善出来るのかについて

我々が優れたディフェンダーであることを証明しなければなりません。今日見せたものよりも、他の試合で見せたものよりも。
数字の部分ではWatford戦、City戦、そして今日の3試合で我々は信じ難い数の失点をしてしまいました。
その3試合だけで12失点もしてしまいましたが、クレイジーでしたね。
クオリティについては話す必要などありませんよ。選手たちにクオリティが無ければLiverpoolのスカッドには100％入ることが出来ないのですから。

時折あなた方が何度も話していることがありますし、我々も試合初日から何度も話して来ていることですが、ミスはそれでも起きてしまいます。そのミスを修正する唯一の手段は気持ちを強く持ち続け、修正に取り組むことです。

今日の失点のことは話をしましたが、1点目は私がピッチ上にいれば起こらなかったでしょう。トレーナーだったとしても起きなかったでしょう。オープンなボールでしたからHarryは取ることが出来なかったでしょう。
我々の選手たちはその場にいましたし、Tottenhamよりも人数が多かったのですが、相手に入られてしまいましたね。Tottenhamのプレーは完璧だったかと言えばそうではありませんでした。少し運に恵まれていたかと言えばそうでしょう。我々はあのような状況に備えておく必要があったかと言えば、これもそうでしょうね。我々は普段から備えておかなければならないのです。
全てが明白でしたよ。 どの作業も明白なものでしたが、我々にはその作業が出来ませんでした。今この場でその修正をすることは出来ませんが、これから修正して行きますよ。

─　Joe Gomezは今後センターバックでのプレー機会をさらに与えられるのかどうかについて

ミッドウィークに試合がない時はごく普通の1週間を過ごすことになりますが、これはトレーニング時間がたくさん取れるということを意味します。それは我々が取り組んでいくことです。プレー機会を望んでいることを私にアピールする選手は誰か、お望みであれば公開された競争にしますよ。
このようなシチュエーションは私好みではありませんが、私にリアクションを見せてくれる選手は誰かを見つけるような状況は好んでいます。
我々はリアクションを見せなければならないのです。
「今回はAnfieldでのHuddersfield戦だから大丈夫だ」というようなことだけを口にすることは出来ませんよ。我々はその立場にはなく、リアクションをしっかり見せて行かなければならないのです。
それが我々がやらなければならないことで、現時点ではどの選手にもポジションを与えてはいませんよ。それが意味をなすとは思えませんね。

─　試合後にLovrenとは話をしたかどうかについて

今のところはまだですよ。先ほども言ったように、他の選手を交代させる可能性もあったわけで、それほど大きな違いはありませんでしたよ。Dejanが下がった後も2失点してしまいましたからね。大きな影響は無かったのは間違いありませんが、これはそういうものですよ。彼も気分は良くなかったと思いますがそれで良いのです。チームの一員であればああいう時に良い気分になる選手なんて誰もいませんからね。

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あの2失点目は事前にしっかり分析していたものという事ですが、Lovrenが目測を誤ったのは、分析通りのボールが飛んで来たことで気持ちがはやってしまったからだとでも言うのでしょうかね？
プロのレベルではなかなかお目にかかることの出来ないミスで本当にビックリしました。

まぁただディフェンスは組織の問題ですからね。
Kloppも言う選手間のスペースは大き過ぎで、あれではがディフェンスがすぐにバタついてしまいます。
にわかに改善されるような軽い問題では無いのでしょうが、1試合、1プレーの中から修正すべき点を修正し、リアクションしてもらうしかありません。

ただ正直なところ、少なくともこのメンバーでの4-3-3はもう限界なのではないかと思います。
メンバーが大幅に入れ替わった訳ではなく、基本的には昨シーズンからの継承ですからね。
時には全体がガッチリ噛み合って素晴らしいディフェンスを見せることもありますが、これが一向に安定して来ないと言うのは問題です。
選手間のスペースの話をKloppもしていましたが、そのスペースを埋めるにはシステム変更が最適であるように思います。