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20120926_vsManchesterUnited.jpgLiverpoolにとってはシーズン中もっとも重要な試合であるUnited戦。
どんな状況であってもベストを尽くす試合であり、それがこれまで数多くのドラマを生み、見る者を惹き付けて来ました。

今回もそれは同じで、Liverpoolはいまだリーグ戦未勝利でありながらもけして臆することなく懸命なプレーを見せてくれましたネ。



序盤こそUnitedに押し込まれそうになりましたが、試合を通して見ればLiverpoolは良いパフォーマンスを見せてくれたと感じました。

両サイドバックが積極的にオーバーラップして攻撃に厚み持たせていましたし、高い位置からプレスを掛けてボールを奪い、早い攻撃を仕掛けようという狙いを持っていました。
そしてこちらは後述しますが、前線の選手の連携がこれまでで最も上手く取れていた試合だと感じましたネ。

またEuropa Leagueで主力を温存した効果は大きく、最終的には9人になっても最後までバテることなくプレーすることが出来ました。
逆にUnitedはChampions Leagueの疲れが残っているのか、Rooney不在が響いているのか、ボールを押し上げるのに苦労しているように見えましたネ。
 

しかしフットボールというものはパフォーマンス通りばかりにはならないスポーツ。

結果は1-2の敗戦であり、故障者3人に退場者1人を出すという「ありがたくないおまけ」の付く試合となりました。



試合を良い雰囲気で進めている中、それを台無しにする出来事は突如として訪れました。

中盤でボールを追っていたShelveyがイーブンのボールを手にしようと体を投げ出してスライディング。同時にボールを奪いに来ていたEvansと交錯してしまい、それが一発レッドとなってしまいました。


主審のジャッジには些かの疑問が残りますが、危険なタックルであることに変わりはありませんでした。前半Rafaelに対して足をあげたタックルを見せて注意を受けたことを思えば、Halseyが「これ以上この選手にプレーさせるワケにはいかない」と思ったとしても僕は納得。それが多少の色眼鏡で見られた ものだったとしてもネ。
以前の試合でも時折強引なタックルをしている選手でしたので「とうとうその日が来たか」という思いも湧いて来ます。
カッとなりやすい性格なのであればそれは治さなければなりませんネ。
ましてや敵将に対して根拠のない罵倒を浴びせるとは何事か。それは相手がFergusonであっても許されることではありません。

熱く激しいプレーは大いに結構。
ですがそれを履き違えてしまえば、試合は冷めたスープのように不味いものになってしまう。
「若さゆえの過ち」と言ってしまえば簡単ですが、Shelveyにはそんな次元に止まらないもっと大きな選手になってもらいたいと願っています。自制心をしっかりと持ち、熱い気持ちをポジティブな方向に向けてもらいたいですネ。



そして残されたメンバー。
Shelveyの退場でこの先どうなるかと思いましたが、彼らは本当によく頑張ってくれました。戦い方を変えず、最後まで勝利を目指してくれましたネ。数的優位に立ったUnitedが盛り返して来たもののLiverpoolもしっかりと反発し、互角以上の戦いが出来ていたと思います。

ただフィニッシュワークにおいては仕上げのところでやはり1人少ない印象は拭えず…。
得点が生まれるかどうかは運による部分が大きいと感じましたネ。



しかしその運は意外にも早い時間に巡ってきました。

後半開始早々、JohnsonがドリブルでUnitedエリア内にボールを運ぼうと試みる。このチャレンジは残念ながら防がれてしまいましたが、そこで浮いたボールは中央でフリーで待ち構えるGerrardの元へ。胸で丁寧にワントラップしてダイレクトボレーをゴール右隅に叩き込んでくれました。

そのきっかけを作ったのは、ミッドウィークにトップデビューを果たしたばかりのSuso。
今回は負傷により前半終了で退いたBoriniに代わって登場しました。
そしていきなりJohnsonと細かいパスを繋ぎながら左サイドを攻略し、ゴールのきっかけとなるプレーを見せてくれましたネ。
こ ういう試合で使ってくるあたりRodgersの期待度の高さが窺えますし、そこで結果を出せるのは本物。惜しいミドルもありましたし、バイタルエリアでボールを持てる選手がいるのは大きいですネ。この試合でも彼がキープしながらSuarezの動きを待ち、裏に抜けるところで絶妙なスルーパスを出すなど攻撃にスパイスを加えてくれた場面が多かったです。彼やSterlingが主力として定着する日がすごく楽しみになりますネ。


今回は攻守両面にポジティブな印象を持ちました。
Suarezがサイドにスライドしたり、下がってっ来た時に出来るスペースを周囲の選手が積極的に狙い、BoriniやSterling、Gerrard、ShelveyおまけにKellyまでスペースめがけて走り込んでくれましたネ。
後はそこにズバッとパスを通すことが出来れば得点は量産されるのではないでしょうか?
1人欠けてしまってからはさすがに厚みがなくなってしまいましたが、選手たちは良いイメージを持ちながらプレー出来ていたのではないかと感じました。

ディフェンス面でもこれまでのようにまともにカウンターを食らうことがなく安定した守備を見せてくれました。
チーム全体がいつもよりコンパクトな陣形を組めていたことが良かったと思いますし、ボールを失ってもしっかりとその後のフォローが出来ていました。
2点目の場面では最終ラインでAggerがボールの処理を誤ってボールを失ってしまったところが残念でしたけれど。


これがこのままチームに定着してくれれば初勝利はすぐにやって来るでしょうし、ポイントを重ねて上位陣を追撃してくれるだろうと思います。
逆転負けを喫して悔しい思いはさせられましたが、内容的には明るい気持ちで見ることが出来ましたネ。


ただ「ありがたくないおまけ」だけは本当にありがたくなかった。
ただでさえ選手層が薄いのに、3人の負傷者を出すことになるとは…。神様こんなに沢山の試練を与えて下さってありがとう!(涙目)



途中Shelveyへの叱咤が入った関係で冒頭の言葉が遠くに霞んでしまうくらい長い文章になってしまいましたが、最後に試合前のセレモニーについて少し。

Hillsboroughの大惨事の犠牲者に対して、彼らの正義が証明されることを讃えるモザイクが贈られました。スタンド全体が1つになって行動する姿には感動させられました し、それを演出してくれた両チームのサポーター、選手、関係者の方々には深く感謝を述べたいです。

ピッチ全体を包んだYou'll Never Walk Alone。
素晴らしいゴールを決め、天を見上げながら走るGerrardのどこか優しげな温もりを湛えた目。

また1つ忘れることの出来ない試合が増えました。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Liverpool 1 - 2 Manchester United
23 Sep 2012, 13:30 Barclays Premier League(5)
-------------------------------------------------------------------
Pepe Reina                         Andres Lindegaard
Martin Kelly                       Rafael da Silva
Martin Skrtel                      Rio Ferdinand
Daniel Agger                       Jonny Evans
Glen Johnson                       Patrice Evra
Steven Gerrard                     Michael Carrick
Joe Allen                          Ryan Giggs
Jonjo Shelvey                      Antonio Valencia
Fabio Borini                       Shinji Kagawa
Luis Suarez                        Nani
Raheem Sterling                    Robin van Persie
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Brad Jones                         David De Gea
Jose Enrique                       Anderson
Nuri Sahin                         Javier Hernandez
Oussama Assaidi                    Danny Welbeck
Jordan Henderson                   Paul Scholes
Jamie Carragher                    Tom Cleverley
Suso                               Alexander Buttner
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
Gerrard(46)                        da Silva(51)
                                   van Persie(81)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Suso(Borini 46)                    Scholes(Nani 46)
Henderson(Sterling 66)             Hernandez(Kagawa 81)
Carragher(Agger 80)                Welbeck(89)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Mark Halsey
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
Reina(77)                          Scholes(58)
                                   van Persie(84)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
Shelvey(39)
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Anfield
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Brendan Rodgers                    Alex Ferguson
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COMMENT
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コメント
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無題
勝てない(涙)
ただでさえ層が薄いのに怪我人続出ですね。
ジョー・コールにルーカスにボリーニにアッガーにケリーとは。
もう天に見放されたんじゃないかと思うくらいですよ。
10人になりながらもユナイテッド相手に互角以上に闘えたのは良かったです。
本当に一気に追い上げてくれるんじゃないかなぁ。
ただ既に勝ち点を13を落としてるんですね。
次節勝てなかったとしたら、気の早いオーナーなら監督解任が近いんでしょうけど、ヘンリーさんはどうですかね。
パレルモとかなら間違いないですね(笑)
僕はロジャースには十年くらい続投して欲しいんですけどね。
まぁ未来の前に現在ですね。
本当に層が薄いのでプレミアリーグに集中して欲しいんですけど、どう思いますか?
キャピタルワンカップあたりは捨てた方がいいんでは。
最後にシェルベイですが、是非はともかくあのファーガソンに暴言を吐くとは大物になりそうですね(笑)
悪即斬 さん 2012/09/26(Wed)08:21:34 Edit
悪即斬さん
コメントありがとうございます。

Rodgersにとって今回の負傷離脱者続出は試練となりそうですネ。
でもRodgersの真価が見えて良いかも…なんてポジティブに考えることにしています(苦笑)

Hernyオーナーは大丈夫じゃないでしょうかネェ?…世論の影響は受けるかもしれませんが。
早々の解任は彼らの哲学を揺るがすことになりかねませんし、彼らの地位も危うくすることになると思います。
ここは堪えどころかなと…。


こういう状況になった今でも本当にトップ4を目指すのであればPremier Leagueに集中せざるを得ないでしょうネ。
実は僕は端から「今年は来年に繋がる年にしてくれれば良い」という程度にしか考えていませんでしたので、リーグ戦に集中するよりもカップ戦で少しでも多くの試合をこなして力を付けて行ってもらいたいなぁと考えていました。だからカップ戦は捨てて良いとまでは思っていないんですよネ。

…ただ物理的に捨てざるを得ないでしょうが(汗)


Shelveyについては僕は結構怒ってはいるのですが、その一方でFergusonに噛み付く大物ぶりにちょっとワクワクしていたりもするんですよネ(笑)
ま、本文に書いた通りですが、あの熱をポジティブな方向に変えてくれればGerrard以上の大物になれるかも?
[ from Rush : 2012/09/26 14:48 ]
無題
負けて悔しい試合でしたね。

シェルヴェイのタックルはいただけませんでしたね。攻撃面でいいものを持ってるのだから、こういったつまらないことでそれを台無しにしないでほしいです。

10人になってからも闘争心が衰えず、先制点も奪えたんですが残念でした。

けが人も3人出てしまいましたし、相変わらず苦しいですが若手を起用して乗り切ってほしいです

ジェラード炎 さん 2012/09/27(Thu)11:08:02 Edit
ジェラード炎さん
コメントありがとうございます。


良い雰囲気で戦っていただけに本当に残念な結果となりました。
United戦だからと言うのもあるでしょうが、選手たちの闘争心は本当に素晴らしかったですネ。


Shelveyに関してはクラブからしっかりお灸を据えてもらいたいところですが、本人も反省しているようですし、これを糧に大きな選手になってもらいたいですネ。


苦しい状況に追い込まれるなんて、いかにもLiverpoolらしくて良いじゃないですか(苦笑)
幸い若手にも頼もしい選手がたくさんいることが分かりましたし、チーム一丸となって乗り越えてくれるでしょう。
[ from Rush : 2012/09/27 19:07 ]
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