CarrollはWest Hamへ

CarrollのWest Hamへのローン移籍が決定しました。期間は1年間で買取オプション付きだそうです。

Carrollのコメント。
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West Hamの一員となり契約が全て完了したことを素晴らしく思います。今はスタートすることが待ち切れませんよ。
僕は試合に出場することを望んでいますし、得点も決めたいと願っています。良い監督がいることを知っていますし、仲間もいます。だから僕の知る人がいる場所に来ることは自分にとって良いことですネ。

たくさんのゴールを決めて、チャンスも作りたいと願っています。Newcastle時代からSamのことは知っていますし、彼の存在が僕がここに来る大きな理由となりましたよ。Newcastleで共に仕事をした時は素晴らしかったので、本当に悩むことはありませんでしたネ。

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Rodgers体制になってから出場機会は何度か与えられていたものの、やはりスタイルの違いは明白でしたし、彼ほどの能力を持った選手を燻らせておくのはイングランドにとって大きな損失になると感じていました。

買取に掛かる費用がどれほどかは公表されていませんが、West Hamに買い取るだけの資金力があるとも思えません。
恐らくは来年また移籍先探しをすることになるのではないかと予想しています。
その時に苦労しないためにもWest Hamでしっかりと実績を残し、新しい契約を勝ち取ってもらいたいと思います。


CarrollはなぜLiverpoolで実力を発揮出来なかったか。

それは彼の使い方に問題があったのだろうと思います。
Newcastle時代は早めに彼にボールを当てて、そこを拾いに行くプレーが徹底されていたように思います(全試合は見ていませんが)。
早めにボールを当てることで彼自身もよりシンプルな競り合いが出来ていましたし、競り合ってこぼれたボールを再び競って自分のものとすることにかけては滅法強かったです。
それは彼の身体能力の高さの証明であり、それを充分に引き出すことが出来なかったことが残念でなりません。

ただCarroll自身もそれのみに頼ってしまってはいずれ埋もれてしまうだろうとも感じていました。
本人も分かっているとは思いますが、ボールの受け方やパスの出し方など様々な部分を向上させて行かなければトップクラブでのプレーは今後そう簡単には叶わないでしょう。

Hammersでどのような成長を遂げてくれるか、イングランドフットボールのファンとして僕は大いに期待しています。


そしてLiverpoolの経営陣にお願いしたいのはCarrollを適正価格で市場に出してもらいたいということ。
2011年1月に3,500万ポンドという異常な金額で競り落としましたが、今の彼の価値は1,000万ポンド前後でしょう。当時も2,000万ポンド以下で取引されるべきだったと感じます。

ところでRodgersが昨日「クラブとして3,500万ポンドもの選手を3番手のFWとして抱えるわけにはいかない」と言ったようですがそれは違う。
3,500万ポンドの価値を付けたのはLiverpoolの勝手であって、正当な評価をされない選手がこのような理由で放出されてしまうことがまかり通ってはなりません。
Liverpoolには今回の件を大いに反省し、2度とこのような歪んだ取引をしないようお願いしたいところです。

そして今後彼が新しいチームを探すにあたって、Liverpoolがミスをした3,500万ポンドという金額が足枷とならないことを切に願います。