忍者ブログ
[1372]  [1371]  [1370]  [1369]  [1368]  [1367]  [1366]  [1365]  [1364]  [1363]  [1362
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

20120828_vsManchesterCity.jpg開幕から5連敗もあるんじゃないか…周囲からはそんな疑問を持たれながら臨んだCity戦。


最終的にはミスからの失点で3ポイントを手にすることは出来ませんでしたが、しっかりとボールを繋いでフィニッシュに持ち込みたいという意識はハッキリと見て取れましたし、Silvaを温存されながらもこの時期に昨シーズンのチャンピオン・チームをここまで苦しめることが出来たのは大きな収穫と言って良いでしょう。



今日の試合はHearts戦から中2日ということもあって大幅にメンバーを入れ替えて来ましたネ。
その中で驚かされたのはSterlingの起用です。
2日前のHearts戦で先発フル出場したワケですからココは休みが与えられて当然…と思っていましたが、まさかまさかの2戦連続先発フル出場!
終盤は少し足が止まってしまいましたが、それまではKolo Toureと対等以上に渡り合い、右サイドから際どいクロス有り…カットインしてのシュート有りと好プレーを連発してくれました。そして何よりもトラップが正確過ぎ(汗)ここまで上手いと何故か笑いがこみ上げて来ます。
左SBに入っていたJohnsonとの連携の良さも非常に興味深く見せてもらいました。この連携はまた見たいですネ。
 

チーム全体としてはセンターライン付近からプレスをしっかり掛けてボールを奪い、攻守の切り替えスピードを意識し、ショートパスを繋いでしっかりボールを 運ぼうとする意識が見て取れました。新加入のAllenがこのあたりはチームを上手く動かしているように感じましたネ。試合中盤あたりはこのリズムが凄く 良くてペースは完全にLiverpool。押し込んで跳ね返されてもセカンドボールを拾ってまた押し込む…そんな時間帯も長く続きましたネ。

これらの部分については今非常にポジティブな印象を持っています。それは恐らく選手たちも同じで、今日の試合からかなり自信を深めているのではないでしょうか?
後はフィニッシュに絡む部分。Cityのディフェンスラインがしっかりしていたせいもあるでしょうが、崩し切れないLiverpoolのオフェンスにも問題はあったと感じます。この試合でもSuarezがバイタル付近でボールを受けてドリブルを開始したら目の前にはDFだらけ…そこで強引にボールを出して 終了という場面がいくつかありました。ポジションチェンジ、いわゆるダイアゴナルな動き、MFの飛び出し…まだまだいろいろと高められる部分は多いです。


得点はいずれもセットプレーから。
1点目はGerrardのCKからSkrtelの強烈ヘッド。マークについていたKolarov(だと思う)に身体を寄せさせていなかったところに勝因があったと思います。ほぼフリーに近い形でスピードに乗って落下点に入ってくればもうSkrtelのモノですネ。

2点目はGerrardのミドルシュートをRodwellが手で防いでしまって得たFKから。Suarezが壁の外を巻くシュートを右隅に決めました。入団後初ですよネ?


逆に失点の場面はどちらもミス絡み。…まぁどのチームも失点の大半は自分のミスからなのでしょうが、修正をお願いしたいところですネ。
1点目はReinaとSkrtelの声出しの部分だと思います。
話は少しズレますが、ここ2年ほどReinaが飛び出したにも関わらずボールを触れないという場面を良く見るように思いますが気のせいでしょう か?City戦でも失点の場面を含めて2度ありました。ボールに触れられない飛び出しは危険ですので直せるのなら直してもらいたいところです。

2点目はSkrtelのReinaへのバックパスを狙っていたTevezにカットされてしまったところから。
この場面はよく分からないところがあって、まず大抵こういうバックパスはゴールエリア内に返すのが普通なのですが、Skrtelが蹴った場所はゴールエリ ア前。Tevezが狙っていることに気付かないという前に全くReinaが届かないところにボールを蹴ってしまっていたのがおかしい。蹴る直前にReinaを見ていないことも問題でしょうが、これはよくあることで位置感覚・距離感覚で蹴ることも多いです。ということはその位置感覚・距離感覚を誤ったということで はないかというのが僕の考え。
この場面はSkrtelがボールをドリブルでかなり持ち上げたところ(センターラインまで10メートルくらい)からスタートしているのですが、これだけ持ち上がったことにSkrtel自身が気付いていなかったのかも知れません。
それから通常であればまず前線にパスが送られるべきでしょうが、それが出来なかったからバックパスを選択したということだと思います。つまり前線でボールを受けようとする動きが少なかったということですから、チーム全体のミスとして捉えるべきでしょうネ。
また以前であればボーンと前線に蹴ってしまう選択肢もあっただろうと思います。今はどういう決まりになっているかは分かりませんが、先日切腹フットボーラーさんから頂いた「Rodgersはロングボールを蹴った選手を怒る」という情報に基づくと、Skrtelが前線への放り込みを躊躇した可能性もありますネ。

ビルドアップにReinaを活用するのは間違いではないと思いますし、昨シーズンもそれは行われていました。
しかしそこでのミスは即座に致命的なものとなるだけに細心の注意を払う必要がありますネ。Allenも2度ほど際どい場面がありました。



DzekoとSilvaを投入され、Yaya Toureを高めに配置されたあたりからは少し苦労しましたネ。
それまで効果的なプレスを行うことでCityのオフェンスを無力化させることに成功していましたが、Silvaを入れたことで高い位置に重心を置かれてしまいました。Liverpoolとしては疲労もあって相手に寄せ切れない場面も散見されていましたので仕方がありませんが、それでも水際で何とか防いでくれていたところは評価したいですネ。
今のチームにとってこういう試合を経験出来たことも良い収穫となったと思いますネ。



今日の試合は良いパフォーマンスを見せてくれたと思います。
ただこの試合を過信してもいけないと思います。Dalglishの時だってHodgsonの時だってこのレベルの試合が出来ていましたし、一方では目も当てられないような酷い試合も見せられました。それは恐らくは今のRodgersも同じだろうと感じます。今日のパフォーマンスを安定した力に変えて行くこ とが大切です。



ところで今日の試合は若手が多く出場していました。
BoriniにSterling、Allen、Shelvey、KellyにCoates…。ビッグマッチだっただけにベテランの実績を重視してもおかし くなかったとは思いますが、Rodgersはそうはしませんでした。この人にはそういう保守的な発想が無いのかも知れませんネ。
そしてその若手たちがCity相手に対等に戦っている姿はとても頼もしかったですし、近い未来がとても楽しみになって来ました。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Liverpool 2 - 2 Manchester City
26 Aug 2012, 16:00 Barclays Premier League(2)
-------------------------------------------------------------------
Pepe Reina                         Joe Hart
Martin Kelly                       Pablo Zabaleta
Sebastian Coates                   Vincent Kompany
Martin Skrtel                      Kolo Toure
Glen Johnson                       Aleksandar Kolarov
Lucas Leiva                        Yaya Toure
Joe Allen                          Nigel de Jong
Steven Gerrard                     James Milner
Fabio Borini                       Carlos Tevez
Luis Suarez                        Samir Nasri
Raheem Sterling                    Mario Balotelli
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Brad Jones                         Joleon Lescott
Jose Enrique                       Edin Dzeko
Andy Carroll                       Stefan Savic
Jordan Henderson                   Jack Rodwell
Stewart Downing                    David Silva
Jamie Carragher                    Costel Pantilimon
Jonjo Shelvey                      Abdul Razak
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
Skrtel(34)                         Y.Toure(63)
Suarez(66)                         Tevez(80)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Shelvey(Lucas 5)                   Rodwell(Nasri 59)
Enrique(Kelly 66)                  Dzeko(Balotelli 62)
Carroll(Borini 83)                 Silva(Milner 76)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Andre Marriner
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
Suarez(90+4)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Anfield
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Brendan Rodgers                    Roberto Mancini

PR
COMMENT
お名前
コメント
パスワード(コメントを後で編集する場合に必須です)
無題
このビッグマッチにキャラガーやダウニングではなく、コアテスやスターリングを先発にしてくれるロジャースにはかなり好感が持てます。
スターリングは末恐ろしいですね。
17歳でこんな大舞台をスタメン経験してる選手なんて世界中探してもほとんどいないと思います。しかも普通に脅威になってました。
このビッグマッチにダウニングではなくスターリングを先発にしたということはロジャースはスターリングを戦力と考えているのでしょうか。
アレンは本当に良い選手ですね!
高いとか言ってゴメンよロジャース!
アーセナルはお世辞にも良いサッカーをしてるとは言えないので是非初勝利を!
悪即斬 さん 2012/08/28(Tue)14:13:33 Edit
悪即斬さん
コメントありがとうございます。

Sterlingって大舞台だろうが何だろうが舞い上がることなく、自分の力を出せているところがスゴいですネ。心臓に毛が生えているのかも知れません。

Assaidiだとかがチーム入りした時にどうか?という疑問はありますが、現時点ではしっかり戦力として考えてもらっているようですネ。しかもかなり高い序列で。
これが彼の移籍金を釣り上げるための宣伝試合でないことを願います…とついつい言ってしまうのが僕の天の邪鬼なところ(爆)

Allenについては正直ここまで即効性のある補強になるとは想像もしていませんでした。最近の試合では攻守の切り替えの早さだとかテンポの良さを感じますが、これはAllenの力によるところも大きいですよネ。

これからもっとチームにハマってもらいたいです。
[ from Rush : 2012/08/29 05:33 ]
無題
アンフィールドの初戦は非常に熱く素晴らしい試合でしたね!

全体的には良い部分が多かったですが、rushさんが仰有る通りで、僕はアタッキングサードでの崩しは出来ていないんですよね。

僕は崩しが出来ずに手詰まりになっているので、楽観視出来ていないんですよ。
ボリーニにはダイアゴナルランをして欲しいし、もう少し全体的に横のスライドやポジションチェンジが必要だと思います。 結局はパスサッカーをするのであれば、相手のマークをずらす必要があるので、相手のマークを被らせてカオスを作り出すしかないので、もう少し時間は必要でしょうね。

シュクルテルのミスは明らかにパスミスではありますが、あのポジションまで上がって開いてしまった割には全体のポジションが上げられていなかったので、彼だけを責めても仕方ないのかもしれませんね。

ロングボールで怒るロジャースも変態だと思いますので、僕としては真の変態のビエルサのようになって欲しいですね! 彼はサッカーの真理を解いています!! サッカーは125パターンしかないらしいです(笑) 126通り目はないと豪語しているらしいので、ロジャースも彼ぐらいの変態になれると僕は思っていますので、根気よく応援してみます!

まずは次のハーツ戦で気を抜かないようにして欲しいですね!
切腹フットボーラー さん 2012/08/28(Tue)18:26:05 Edit
切腹フットボーラーさん
コメントありがとうございます。

えっと…125まであって126は無いって…何を仰っているのか僕には全く理解出来ません!(爆)
Bielsaがその数字を見つけたことに何の価値があるのかは分かりませんが(苦笑)、その数字を発見した時のBielsaがどんな表情をしていたのかは気になりますネ(笑)
いやいや面白い人です。

最後の崩しについては何とかしてもらいたいですネ。いくら中盤で良いプレーを見せていてもフィニッシュが良くなければ何の意味もないですから。
前半Sterlingのクロスにファーからニアに飛び込んで来たBoriniがシュートを打った場面がありましたネ。
残念ながら枠を捉えられませんでしたが、ああいうようなプレーを多くするだけでも随分と違って来るでしょうからどんどん狙ってもらいたいです。
Rodgersのような戦術家と呼ばれる人であればきっと作り上げてくれるだろうと期待していますよ。
[ from Rush : 2012/08/29 05:53 ]
Profile

HN: ian rush
性別: 男
趣味: Liverpool
自己紹介:
Liverpoolをさりげなく愛しています。
Ranking
応援のClickをお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

人気ブログランキングへ
Liverpool Time
Recent Entry
(08/20)
(08/05)
(07/24)
(07/22)
(07/15)
Twitter
Calendar
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
Search
忍者ブログ [PR]