男の決断

相思相愛と思っていた関係がわずか3年半で潰えてしまうとは…。
TorresのChelsea移籍が決定しました。

Chelseaでの会見を見る限り、やはりChampions Leagueで勝ちたいという欲求に駆られた印象が強いです。彼の口から語られた言葉一つ一つが、彼を失った側の人間には切なく聞こえましたネ。

しかしLiverpoolが彼を満足させられるクラブでなかったことは事実。まぁその責任は選手であるTorres自身にもあるわけですが、彼が出て行きたいと言うのであればそれは受け入れざるを得ません。

事ここに及んではLiverpoolのエースの実力をChelseaの人々に証明してもらいたいという気持ちですネ。
彼も生半可な気持ちでLiverpoolを去ったわけではないでしょうし、自分が頑張らなければ望みであるChampions Leagueを勝つことも出来ないはず。
日本風に言うところの「男の決断」をしたわけですから、こちらも「頑張って来いよ！」としっかり送り出してやりたいです。

2007年の入団以来、彼が公にしてきたクラブへの忠誠は偽りではなかったハズですし、短い期間ながら彼が見せてくれた世界最高峰のプレーや、クラブや僕たちに対する愛情に心から感謝しています。

ユニフォームが替わっても「あれがLiverpoolのナンバーナインを背負った男だぜ」と僕は言い続けるでしょうし、それに恥じない活躍をしてもらいたいですネ。

彼のフットボール人生がこれからも幸運に恵まれたものになることを願います。


そして今度は敵として彼のプレーを見るのが本当に楽しみです。
彼が易々とタイトルを手に出来ないよう邪魔をしてやらないと。もちろんフェアプレーで(笑)




話変わって、ここ数年連続してチームの要となる選手が退団しています。
Benitez就任以来、多くの選手が入れ替わり、イスタンブールを知る者はいまやGerrardとCarragherのみ。
その後の6年間はLiverpoolにとって過渡期でもあり、これもある意味仕方のないことかも知れません。
が、その代償としてチーム強化は停滞してしまったように感じています。

これからのチームには継続性を持った強化を目指してもらいたいですし、オーナー、監督、そして選手も焦らずに揺らぐことのないチーム基盤を作ってもらいたいですネ。