去る者は追わず

MascheranoのCMFとしての守備能力の高さは他に替え難く、その背後に控える4人の負担を軽くしてきました。
両SBの攻撃参加を容易にしていたのも彼の献身的なサポートによるものとも考えられます。

Liverpoolにとって不可欠な選手であり、いずれKopレジェンドとなれるチャンスを持った男だと思います。


そんな彼の移籍がかなり現実的になってきました。
Hodgsonのもとに代理人を従えて訪問した彼は退団の意志を伝えたとのことです。
まぁまだ退団は決定したワケではないのですが、オファーは間違いなくあるでしょうし慰留は無理でしょう。

「行かないでくれ！」
僕が年端の行かない少年であれば、きっとそう叫んだことでしょう。

…でも今は違う。
Liverpoolの戦力を維持したいがために、ありとあらゆる事情を顧みず無分別に言葉を口にすることはなくなりましたし、失うことの寂しさは何度となく乗り越えて来ました。

実際にMascheranoにどんな事情があるのかは分かりません。
ですが本人がLiverpoolから「出たい」と言うのであれば止めることはしないし、そこに志があるのであれば拍手をもって送り出してやりたいです。

このクラブには「Liverpoolじゃなきゃ駄目なんだ」と言ってくれる人たちが集まって欲しいですし、そう思わせる魅力と歴史が詰まっています。


Hodgsonのコメント。
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彼(Mascherano)はクラブからの退団を希望しています。
彼はその意志を明らかにしました。1年前から彼は退団を希望していましたし、今もそれを望んでいます。ですが彼はLiverpool FCと契約をしてるのですから、退団するか否かは我々の決断によります。
現在彼はLiverpoolの選手ですし、我々の選手で無くなる時が来るまで、彼への対応を続けますよ。

選手が自分の置かれた状況に少し不満を持って退団をしようと考える事実だけで、必ずしも退団することを意味するわけではありません。

今回の件は私を失望させましたが、珍しいことではありません。Premier League…そして世界中のフットボールクラブで選手が退団を望むことがあるのです。そのいくつかは認められ、いくつかは拒否されるのです。

だから状況次第です。
MascheranoはLiverpoolの選手ですし、2年の契約を残しています。クラブが彼の貢献に対するオファーを受ける日が来るまで契約を尊重してくれると期待していますよ。

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