9ポイント差なんて何でもない

Kloppのコメント。

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─　Liverpoolのパフォーマンスについて

リアクションはとても素晴らしかったです。本当に素晴らしかったですね。今年は相手からたくさんゴールを取られることはありませんでしたから、1点取られたらどんなリアクションが見せられるかは全く分かりません。試合の始めに取られれば特にそうですよ。ですがリアクションはとても素晴らしかったです。本当に際立っていましたね。
我々はまた少しインテンシティを増やし、またすぐに相手をプレッシャーに晒すことが出来ました。
残念ながら最初のゴールの付近はどんなことが起こっていたか正確には分かりません。ゴールは見ましたが、どうやって決めたかは忘れてしまいましたね。2点目は分かっています。非常に素晴らしいディフェンスから決まりました。Sadioがインに入って来て、相手ディフェンダーにプレッシャーを掛けてボールを奪い返して相手とぶつかりました。Bobbyは壁のようになったところを突破してあの素晴らしいゴールを決めてくれました。
4点目はペナルティでしたね。Moは1対1の状況でボックスに入って行きましたがこれはディフェンダーにとってはどんな時であれ難しいですし、彼がそれを素晴らしいシュートで決めてくれました。

そしてもう1つは私が本当に好きなゴールでした。セットプレー後のセカンドボールからのゴールでしたからね。我々がパスを繋いだ先にMoがいてくれて再びボールを敵陣に持ち込むことが出来ました。そしてSadioが決めることが出来たのです。とても良かったですよ。

前半もっと良いプレーが出来たか？もちろんイエスです。前半もっと良いディフェンスが出来たか？イエスですよ。少しオープンにし過ぎてしまいましたし、フォーメーションを少しワイドにし過ぎてしまいました。
Arsenalは非常に良いフットボールチームですし、10分後には相手にロングボールを使ったプレーをさせていましたが、20分後にはまたフットボールをされてしまいました。これは我々が適切な方法で対応しなかったからですよ。ハーフタイム中にそれを変えたいと考え、実際にそうしましたが、Ramseyがハーフスペースにコンスタントに入って来ていたのでそれを埋めるためにHendoを投入する必要がありました。CMF2人だけでは少し不安定でしたから、3人目を入れてコントロールしたのです。

我々は5点目を取りましたが、Mo Salahからのクリスマスプレゼントをもらって2018年を終わらせることが出来ましたね。5点目の振る舞いは気に入っていますよ。彼がBobbyにボールを渡してハットトリックを決めることが出来た訳ですから本当に良かったですよ。
ボールを渡した時は私はあまり喜んではいませんでした。正直なところBobbyはトレーニングではあまりペナルティを決めていませんでしたからね。ですが今日は間違いなく彼の日でしたから全く問題はありませんよ。
改めて言いますが、Arsenalに対しては大いに敬意を払っていますが、それでも我々は試合をコントロールしていましたよ。彼らはそれでも高いフォーメーションを敷いていましたし、我々を止めなければならない場所を分かっていました。我々はラインの間でさほど上手く動けていませんでしたからね。ですから我々にはそれほど多くの選択肢がありませんでした。

失点の場面ではDejan Lovrenがボールを右サイドで持っていました。みんな彼に向かって叫んではいましたが、動いている選手は誰もいませんでしたよ。彼はボールを下げようともしていましたが、我々はそのボールを追って走り回り、そこでボールを失ってまた走り回っていました。必要のないプレーでしたね。これはDejanのミスではなく、誰も動かなかったというミスでした。彼がボールを持っても誰も要求しませんでしたからね。

もっと上手くやれるところはたくさんありましたが、こういう試合は本当に好きですね。試合が始まった時点、いや試合が始まる前からこの試合が物凄い戦いになることは明らかでしたし、Arsenalは本当に良いフットボールチームですからね。試合は激しく、プレッシングやカウンタープレッシングを仕掛け、またプレッシングを仕掛け、右サイドから左サイドへカウンタープレッシングを仕掛けましたし、試合をコントロール出来るのであればすぐにコントロールしなければなりませんでした。それは時々は出来ていましたが、ずっと出来ていた訳ではありませんでした。
ですが5-1の勝利で明確なのは、Arsenalとの対戦では異例の結果だということです。だから今夜は全て良かったですね。

─　9ポイント差を付けて周囲に立っていることについて

トライ出来るものは全て望むでしょう。ですが私にはそれが何かは分かりませんし、我々はその度に切り替えるだけです。来るものには向かって行くだけですよ。明日には7ポイント差になるかも知れませんし、その後我々はCityと対戦して4ポイントに詰められてしまうかも知れません。その可能性があるということです。
私は世界一頭が切れる人間という訳ではありませんが、かと言って全く愚かという訳でもありません。少なくともいつも愚かという訳ではありませんよ！ですから9ポイント差なんて全く何でもありませんし、12月にどれだけのポイントを上回っているかなんて全く重要ではありません。12月の終わりであってもね。ですからあなた方が作り出すものは全て私は受け入れますが、どうすれば我々のことに対してポジティブにならずにいられるのでしょうね？ですがもし我々が3ポイント落としたらあなた方はみんな真っ先に次の見出しに「彼らは今不安になっているか？」と書くのでしょう。

楽な仕事ですよ。あなた方の立場に私も立ちたいですね。我々には楽な試合はありませんし、楽をすることもありません。
試合前に我々はみんなTottenhamの結果を耳にしましたが、それでパーティーが始まったと思いますか？ドレッシングルームではどの選手からも笑顔を見ることはありませんでしたよ。20試合を消化して54ポイント獲得している状況に到達するのに完全に集中して来ましたし、今は見出しを作ったり物語を作ったりするためにやっているのではなく、フットボールの試合に向けた準備をして出来るだけ多くのポイントを手にするために出来る限りのプレーをするためにやっていることなのです。それだけですよ。

─　木曜日に首位としてManchester City戦に向かうのに違いがあるのかどうか

どう思いますか？昨年City戦に向かった時、私がドレッシングルームで順位表を手に「我々は現在4位で、相手は首位だ」とでも言うと思いますか？
順位は全く重要ではありません。我々は試合に勝ちたかったのです。我々はあの試合に勝ちたかったのです。リーグ戦ではそれが出来ませんでしたが、あの日は勝ちたかったですし、あの試合のことを覚えている人はみんなそう考えたと思いますよ。
唯一変わったことはみなさんがそのことについて質問をしてくることですね。それだけです。
でも問題はありません。あなた方は聞きたいことを聞いてくれれば良いですよ。
我々は何ポイント差が付いているからCity戦に向かうという訳ではなく、自分たちに出来る最高のフットボールをするためにそこへ行くだけです。100％そうですね。

─　Borussia Dortmundでの経験から、首位を追うのと首位を走るのではチャレンジすることに差はあるのかどうか

いいえ。Dortmundでのことは我々のことではありませんからね。私が唯一しっかりと記憶していることは我々のことではないと言うことで、我々はそんなことを考えたこともありません。
あの時我々は4ポイントでホームにBayernを迎えました。我々は勝利を収め、Bayernはペナルティを外してしまいました。我々は6〜7ポイント差に広げ、その次はダービーを迎えました。あの試合は首位とのポイント差を話題にするサポーターとジャーナリストのための試合でしたね。そうするのは全く問題ありませんし、楽しんでくれれば良いです。ですが我々には出来ません。その一部になることは出来ません。全く出来ませんよ。
その後、唯一苛立たせるのは同じ質問をされることで、質問する方はいつも同じ質問をしていないか、少し考えてもらった方が良いですね！そうしてもらえれば私も楽になりますよ！他には、出来るだけフットボールのことを考えていれば、全て問題ありません。
現時点では我々はマラソンの真っ最中です。マラソンが始まる前は天気も素晴らしく、新しいトレーナーに新しいシャツがあって何もかもが素晴らしいのです。そこでみんなは「今日は勝てるぞ！」と言うのです。ですがまずは走ってみなければならないのです。周囲の人たちはみんな本当に騒がしくなりますし、1人で走らなければならないのです。我々がその1人であり、我々が走らなければならないのです。それが我々が可能な限りトライすることですよ。

─　Liverpoolファンに向けてメッセージはあるか

私はネガティブで有名な人間ではないと思います。時には私だって人生くらい楽しみますよ。
シーズンが始まった頃は3度目のChampions League出場が出来れば素晴らしいのではないかと考えていました。今はその時とは大きな差がありますが、私がもう何かをやり遂げたと感じていると思いますか？違うでしょう。申し訳ありませんが、そう感じることは私には出来ませんよ。私はスポーツにおいては次のステップを考えるのであって、次の次は考えるのではないということを学んで来ました。我々はそんなことはしません。ファンは我々が今良い状態にあると考えてくれていますし、もし我々が良くない状況になるとは考えなければ、それはクレイジーです。非常にクレイジーですよ。彼らの一部は現在休暇を取っていますし、恐らく大晦日のLiverpoolは少し騒がしくなるでしょうね。出来ればあまり騒がしくなって欲しくはないのですが。うちの犬は騒がしいのが好きではないのでね！ですが少し騒がしくはなるでしょう。その騒ぎを楽しんで、やりたいことは何でもやれば良いですよ。
ですがまた1月3日に向けて準備をしなければなりません。それが私が求めていることです。

─　2度目のペナルティをSalahがFirminoに譲ったことについて

上手く行きましたし、これまで私が見た中でも最も素晴らしいことでしたよ。私はああいうことが出来る選手はあまり知りません。Bobbyを祝福している彼を見てただ驚きましたし、ただ素晴らしいと感じました。今シーズンで最高の振る舞いでしたよ。本当に素晴らしかったですね。

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20節終了時点で2位Cityと7ポイント差を付けて迎える今回の対戦。
有利な状況にあるのは勿論ですが、ここで気を緩めれば一気に捲られる程度の差ですからここでもキッチリ勝ち切るような試合をしてもらいたいですね。

ですが言われずとも選手たちはやってくれるでしょうし、City相手に最高のパフォーマンスを見せてくれるものと期待しています。