観客の信頼が増した

Kloppのコメント。
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─　前半のMo Diameのシュートに対するKariusのセーブの重要性について

非常に重要でしたね。あれが決まったとして我々が勝つチャンスが無かったとは言わないでしょうが、決まっていれば流れが変わっていたのは確かですよ。
45分付近で何があったか？Newcastleは「パーフェクトな時間帯だった」と言うでしょうが、我々にとっては逆でしたね。

これはトップクラスのゴールキーパーには付き物です。
トップチームに在籍していればやることはさほど多くはありませんが、やることがあるのであればそこにいなければなりません。だから彼はあそこにいてくれましたし、彼がいてくれて良かったですよ。
相手がシュートを打てないよりも、シュートを打たれて彼がセーブする方が良かったです。でなければ誰もゴールキーパーのことを話題にしませんからね。だから良かったです。
素晴らしいセーブでしたし、率直に言ってゴールを決めたようなものですよ。
我々は2点決めて、それが結果に繋がりました。結果には満足していますが、もう終わったことです。火曜日にはまたプレーするんですから。

─　LiverpoolにとってのKariusの成長の重要性について

いいですか？もし彼が優秀なゴールキーパーでないとしたら、彼を起用している私はフットボール界イチの大バカ者になるでしょう。多分数人はそう考えているかも知れませんが、彼は極めてスキルの高いゴールキーパーだと思いますね。
出だしはあまり良くありませんでしたし、人はすぐに評価してしまいがちで、出だしが悪いと何の評価もしなくなるものです。彼には時間が必要でしたし、試合に出る必要がありましたし、John(Achtenberg)とのトレーニングも必要でした。それらを経て今プレーしているのです。
お陰様で今のところ良いプレーをしてくれていますよ。そういう状況にあります。

ミスをしないゴールキーパーはどこにもいませんよ。ゴールキーパーにとってタイミングはとても重要なのです。
一番良いのは最初の50試合でミスをしないことです。そうすればみんな最高のゴールキーパーだと考えてくれるでしょうし、その後3つ立て続けに失点した責任を取らされてもみんなはまだ「それでも彼はワールドクラスだ」と考えてくれるでしょう。
彼はここまで何度か良いプレーをしてくれています。我々にとっては良いことですよ。これを続けて行こうじゃないですか。

─　シーズン32ゴールを決めたSalahの成績について

彼と契約した時は数字のことは頭にありませんでした。彼が非常にオフェンシブなミッドフィルダーであることは分かっていましたけどね。それが分かっていれば今のようにその選手のゴールを必要としますし、彼らの得点を望みますよ。

彼のゴールやアシストを私は気に入っています。彼のことは本当に気に入っていますし、とても上手くやっていますし、お陰様で怪我もなくフィットしてくれています。

他の選手たちも全員重要で、我々にとっては全く同じ重要性があると考えています。我々は一緒にプレーしているのですし、彼も自分が周りからのパスを必要としていることは理解しています。彼一人で中盤でボールを奪い、走ってボックス内でフリーになるのは不可能ですから。
得点の場面はOxが作り出したワールドクラスな場面でした。ドリブルのスピードを上げてパスを通してくれました。
2点目のFirminoのパスも似たような場面でしたね。もし私がトライしていたら足首の靭帯を負傷していたでしょう。彼はそれをやってSadioはゴールを決めることが出来ました。
あれがチームワークというものですし、率直に言ってああいうプレーが私は一番好きですね。
ですがSalahはこれまで彼が受けた良い評価の全てに値していますよ。彼がこういう評価を受け続けられるようにしてあげなければなりませんね。

─　SalahはKevin de Bruyneを抑えて年間最優秀選手賞を獲得出来るかとうかについて

もちろんですよ。ポジションが違いますから、皆さんが何を求めるかに依るのでしょうが。
Kevin de Bruyneが良いシーズンを送っていることは間違いありませんが、Mo Salahもそれは同じですよ。彼だけでなく他の数人の選手もね。Harry Kaneも悪くない、Roberto Firminoも悪くないと言う人もいるでしょう。David Silvaは個人的な理由で数週間プレー出来ませんでしたが、他の選手と同様に素晴らしいシーズンを過ごしています。今シーズンのPremier Leagueは優秀な選手が数人います。何名かは忘れてしまっていますけどね。
我々のチームに関しては、これまでやって来たことを私は良く思っています。
私が決める必要はありません。最後は彼の周りの誰か1人が受賞者となり、他の優秀な選手がいるということになるのです。

─　個人タイトル全般について

それはプロスポーツ選手には付き物ですね。誰もがそれを手にするためにプレーしていますよ。そのためだけにプレーしている選手は多くないとは思いますが、我々はタイトルを取りたいと考えています。それは我々個人の大きな部分になっています。私にとっては個人タイトルは何の意味もありません。それが望まれる理由は私には全く分かりませんが、それが真実です。
率直に言ってチームがタイトルを取るのとは違いますね。ですが尊重はしますよ。彼がこのコンペティションで優勝することが出来れば、個人タイトルを手にすることになるでしょう。今後も数試合ありますし、彼が今の状態を維持して、重要なエリアや決定的なエリアでゴールを決められるようにしてあげなければなりませんね。

─　チームと観客がとても落ち着いていたことについて

素晴らしかったですね。観客自身や我々に対する信頼が増しました。
常にこういうものを手にして行かなければなりませんし、我々のパフォーマンスがそれを実現したのです。試合中の一瞬で、以前にも増してそういうことが起こりやすくなっていることに皆さんは気づいてくれていると思います。それが大きな力になってくれるのです。

こういう状況を共に作らなければならないと言った意味はこれですよ。観客が前方にチームをプッシュし続けてくれている時にずっとボールをキープし続けることは出来ません。どんな人にも難しいことです。観客はこれからも続けてくれますし、素晴らしいことですね。これは重要なことであり、試合の一部であり、感情なのです。我々全員が好んでいるものですよ。

ですが何度かボールをキープしなければならない場面がありました。安定してボールをキープ出来れば、最後の10分間はもっと満足の行くものになったでしょうね。相手は攻撃して来なかったのにどうしてスルーパスを狙う必要があるのでしょうか？
リスクを負わなければならない理由は全くありませんでしたよ。我々はそのリスクを負おうとしてしまいますね。
このチームは常に次のゴールを奪おうと前掛かりになってしまいますが、チームとして状況に合わせられなければなりませんね。
観客は本当に素晴らしかったですよ。

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今のチームは本当に安心して見ることが出来ます。
まず大きな綻びを見せることが無くなりましたし、多少の困難があってもそれを跳ね返すだけの力が備わっているように感じます。
首位をひた走るCityはもちろん強いですが、チームに安定感が出て来たLiverpoolも引けは取らないと思いますね。
今のチームを信頼している人は多いと思いますし、その信頼に応えるようチームには常にベストを尽くしてもらいたいと思います。

明朝に控えるPorto戦を乗り越えれば、次はいよいよUnited戦になります。
2位を争う大一番は2ポイント差を巡る攻防となります。
こういうシチュエーションでは、Mourinhoの強かさに何度も苦々しい思いをさせられていますからね。
そろそろMourinhoの苦々しい顔を拝ませてもらいたいところです。