引退

LA Galaxyとの契約を満了したSteven Gerrard。
現役続行も含めいくつか選択肢はあったようですが、最終的に引退を決意しました。

Liverpoolを離れてからは毎度彼の試合を追えていた訳ではありませんでしたが、やはり「現役引退」というのは「Liverpool退団」以上にズシリと重みを感じますね。
もうあの正確無比のキック、糸を引くような弾道を見ることが出来ないのかと思うと寂しいものです。

LA Galaxyとの契約を終えた時は、まさかのLiverpool復帰を果たしてくれないかなぁと願っていました。
一緒にリーグタイトルを目指せるチャンスだと…。

彼の引退発表を受け、多くの人たちからメッセージが寄せられています。
それを読むだけでも彼がいかに愛され、敬意を払われて来た存在であったかが改めて分かります。

キャリアを通じて若き青年が大人へと成長していく姿を見せてもらうことができ、長年に渡ってLiverpoolを応援して来た僕にとってもいつしか敬愛するIan Rushを超える、感情移入の出来る選手になっていましたね。

恐らくはもうこういう存在は現れないのではないか…そんな気がします。


今後は指導者としてのキャリアを歩むものと見込まれています。
それがどういう形から始まるのか現時点では分かりませんが、実り多きセカンドキャリアを歩んでもらいたいですね。


Gerrardの引退声明。
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僕の将来を取り巻く最近のメディアの推測を受けて、この度僕は自分のプロフットボールからの引退を発表することになりました。

ここまで僕は素晴らしいキャリアを歩んで来ることが出来ましたし、Liverpoolやイングランド代表、そしてLA Galaxyで過ごした時間に感謝しています。
10代の頃に僕はLiverpoolのあの有名な赤いシャツを身に付けるという子供の頃からの夢を実現しました。1998年11月のBlackburn Rovers戦でデビューを果たした時は、その後の18年間でどんなことが起こるのか全く想像も出来ませんでしたよ。

僕のキャリアの中でこれほど多くのの素晴らしいハイライトを経験してこれたことは幸運だと思います。Liverpoolのために700以上の試合でプレーして来たこと、その大半をキャプテンとしてプレーして来たこと、そしてあのイスタンブールの夜に限らずAnfieldに栄冠を取り戻すべくクラブのために自分の役割を果たして来たことを誇りに思います。


代表レベルでは114キャップを記録することが出来ましたし、また自国のキャプテンを務めるという栄誉を受けることも出来ましたのでとても光栄に感じています。イングランド代表のシャツに袖を通した時間は今後誇りを持って振り返ることが出来るでしょう。


僕が歩んできたキャリアはとても幸運なものだったと感じていますが、それは多くの人の支えなくしては不可能でした。

まずLiverpool FCの全ての人たちに感謝したいです。Liverpoolのために何年にも渡ってキャプテンとしてプレーし、成し遂げて来たものを誇りに思います。

そして素晴らしい選手や監督のそばでプレーする幸運にも恵まれました。その1人1人、そして在籍時に僕に最高のサポートを示してくれたバックルームスタッフ全員に感謝したいです。

僕がLiverpoolで成長していく中で僕に信頼を寄せ、そして僕に進むべき基盤を与え、夢を実現させてくれたSteve Heighway、Dave Shannon、Hugh McAuleyには特に感謝したいです。

そして僕のキャリアを通じて信じられないような支援をしてくれたLiverpoolやイングランド代表、そしてLA Galaxyの最高のファンにも感謝したいです。みんなの忠義やサポートはかげがえのないものでした。

僕のキャリアを通じて代理人を務めてくれたStruan Marshallや18年間僕をサポートしてくれたWassermanのチームにも感謝したいです。

フットボール界ではありませんが、自分のキャリアの中でいつも頼りにして来た親友たちに恵まれたことも幸運だったと感じています。みんなありがとう。

最後に一番の感謝を家族に伝えたいです。母さん、父さん、そしてPaul兄さんは何年も前から無条件のサポートをしてくれました。それは僕にとってあらゆることを意味していました。そして妻のAlexと子供たちのLily、Lexie、Lourdes。みんなが示してくれた変わらぬ愛情とサポートに感謝しています。良い時も悪い時もそばにいてくれましたが、みんながいなければ何も出来なかったと思います。本当にありがとう。

将来のことに僕はわくわくしていますし、どんな能力が求められるにせよ、まだやれることはたくさんあると感じています。今はいくつかの選択肢の中から検討しているところで、すぐに僕のキャリアの次のステージについて発表できるようになるでしょう。

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