新コーチ決定

2人のコーチの解任が報じられてから1カ月。後任人事としてHyypiaやZenden、Ayestaranなど目を引くような名前が挙がりましたが、ようやく公式サイトで正式発表がありました。

Rodgersの懐刀としてアシスタントコーチを務めたPascoeに替わって、先日までU19イングランド代表監督を務めていたO'Driscoll氏が就任することとなりました。
一方、同じく解任されたMarshの後任は特に置かず、代わりにアカデミーのコーチを務めているLijndersが育成担当コーチとして就任することになりました。

まずO'Driscoll氏については、下部リーグではありながらも国内で15年に渡って監督を務めて来た経験豊富な監督。
勝率の低さなどを揶揄する報道はありましたが、彼の手腕を知らないというのが正直なところですし、まずはお手並み拝見と行きたいです。
対戦相手の分析に熱心な人物だとの情報もあるので、ともすれば理想に走りがちにも見えるRodgersを上手くサポートして安定したチームを作ってもらいたいですネ。


そしてLijndersは、昨シーズンからU16のコーチとしてLiverpool入りをし、僅か1シーズンでトップチームコーチに昇格するという異例の抜擢となりました。
このコーチの経歴は非常に興味深く、20歳の若さでPSVユース、25歳からPortoユース、そして30歳からはPortoのトップチームのテクニカルコーチを務めて来た人物だそうです。いずれのクラブも若手育成には定評があり、そこで活躍して来た実績は大いに期待したいですネ。

他のユースコーチがどんな練習をさせているか、そして彼自身の練習プログラムも全て見た訳ではないので分からない部分もありますが、動画を見る限り反復練習で個のテクニックを磨くなど(しかもみんな巧い)凄くワクワクしました。
彼については引き続きユース世代のコーチも兼務するとのことで、ユース世代とトップチームの橋渡し役としての活躍も期待されますネ。


2人にはRodgersをしっかり支えてもらいたいですネ。
今のLiverpoolに問題やその理由はいろいろとありますが、安定した強さを出せるよう期待しています。