最高の引き分け

Kloppのコメント。
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─　どれだけポジティブな気持ちになれているか

我々が夢に描いたような結果や試合にはなりませんでした。試合中はあまりいろいろなことがあった訳ではありませんが、激しい試合でしたね。互いに相手をリスペクトしている姿をご覧いただけたと思います。
正直なところ、我々が見たMunichの全試合ではあまり分かりませんでした。例えばサイドバックが自陣に引き篭もってどう守るかや、2対1の場面でGnabryがウィングのポジションでどんなディフェンスをするかと言ったようなことがね。試合中に相手をリスペクトし過ぎてしまい、これが我々を苦しめました。
しかし前半には我々にもチャンスがありました。もしSadioがもう少しボールを上手く当てていれば、彼は2度バイシクルキックを決めていました。これは間違いなく稀なことですよ。
これは常にそういうものですが、1つのゴールが試合の流れを変えるのです。今日もそういう雰囲気がありました。
前半は本当に良かったです。我々はチャンスを作っていました。後半に入ってからは誰もそれ以上のチャンスは作りませんでしたけどね。

今夜の我々の問題は一方ではもちろん相手のクオリティの高さというものもありましたが、他方ではラストパスが合わなかったこともありました。
我々にはお膳立てが整ったようなシチュエーションが10回か12回ありましたが、そこでごく並のラストパスを出してしまい、相手に渡してしまっていました。
それが我々に2つの問題を引き起こしましたね。1つはチャンスを作れなかったこと、そしてもう1つは相手にボールを渡してしまったことです。相手はそこからカウンターを仕掛けて来ましたね。これは試合をさらに激しくしました。
ですが今回のようなシチュエーションではそういうことが起こるもので、現時点でBayernは我々より少し良い気分になっているとは思いますよ。ですが次の試合まで3週間ありますし、結果は日に日に我々にとって少しずつ良いものに感じられ、Bayernにとっては少し悪いものに感じられるようになるでしょう。0-0は手に出来る最高の引き分けですよ。
Bayernでの試合は再びタフなものになるでしょう。もし我々が今夜1-0で勝っていたとしても、実際に何が変わったでしょうね？0-0でも結果としては充分ですし、1-1でも良かったと思います。完璧ではありませんでしたが、次に繋がる結果としては充分でしたよ。

─　Liverpoolの鋭い動きは日程が開いたことによる影響を受けたか

10日間の休暇がですか？それがラストパスの精度に何の影響があったと言うのですか？あなた方も試合を見て考えるべきですよ。そして我々には10日間の休暇があったのだからという前提で質問を準備すべきではありませんよ。
どうして我々が良いラストパスが出せなかったのか、私には全く分かりません。選手たちの動きの鋭さはラストパスとは一切関係がなく、自分たちの時間帯を作り、そのための相応しいステップを踏むことに関係があるのです。
この10日間が何も果たさなかったことは、この試合のシチュエーションを見てもらえばお分かりいただけたでしょう。我々にはこれを変えることが出来ないのです。
10日間の休暇は取りましたが、この先はこれ以上の休暇はありません。これからは試合が続くのです。日程が開いたことがもし今夜問題になっていたのだとしたら、これ以上その問題を抱えることはないと言うことです。これからは3日置きに試合があるんですからね。

─　週末のManchester United戦に向けてどんな準備をするのか

今はリカバーをしなければなりません。Manchester United戦に向けた準備はその後になります。相手は明らかに好調ですし、これは昨日の試合(Chelsea戦)を見れば分かります。
現時点でどんな準備をするかは考えていませんが、試合が迫っていることは分かっていますし、これからそれに向けて準備をして行きますよ。またタフな試合になりますが、これがトップクラブのフットボールというものです。今夜はBayernと対戦し、そして週末はMan Unitedとの対戦が控えています。最高ではありますが、もちろん簡単ではありませんね。

─　ドイツでは付け込むことの出来るBayernの弱点があると感じるか

もし弱点を見つけていてそれをここで「はい、彼らはホームで問題を抱えていますよ」だなんて話すとしたら、私は本物の愚か者ですよ。
我々は当日の夜に誰がフィットしているかを確認しますが、これが我々にとって重要なことであり、彼らにとっても重要なことですよ。
Bayernは今夜2つの問題を抱えていました。
Goretzkaは次の試合では出場すると思いますし、Arjen Robbenも恐らくはフィットして来るので、彼の経験は大きな違いを生み出すだろうと思います。Riberyも恐らく先発でしょう。変わる可能性はたくさんありますが、我々の方も少なくとも戻って来る選手がいますし、今夜よりも良いプレーは出来るはずです。
この試合はまだ決まってはいません。弱いチームがいるとは思いませんし、ホームが弱点になるチームは絶対にいませんよ。Bayernはそういうチームではありません。
まだ勝負は決まってはいません。今夜我々が望んでいたのは次に繋がる結果を手にすることでした。今回の結果は次に繋げられますよ。先ほども言ったように勝負は決まっていませんし、我々はまだこの大会にしっかりと留まっていると感じています。ですがこれからの3週間でそのことを示さなければなりませんね。

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ファーストレグは割とポジティブに捉えていたのですが、Kloppはさほど良くは思っていなかったんですね。

確かにフィニッシュワークの精度は今一歩でしたが、相手への圧力の掛け方などは良かったですし、やりたいことの8割くらいは出来ていた印象が僕にはありました。
ゴールが奪えなかったのは残念ですが、Bayernも良いディフェンスをしていましたからね。

セカンドレグはMilnerやvan Dijkが戻って来てくれるでしょうし、そうなればまた一段レベルの高い試合を見せてくれるのではないかと思います。