移籍市場まとめ

CityにはGuardiora。ChelseaもケアテーカーのHiddinkから誰かにチームが引き継がれるはず。そしてUnitedもこのまま不甲斐ないシーズンが続けば新監督探しに奔走することになる。

来夏はトップクラブの監督が軒並み変わるシーズンとなり、これはRodgers体制2年目の2012-13シーズンと全く同じシチュエーションとなります。
この年のLiverpoolは他のクラブがチーム熟成に苦しんでいるのを尻目に好スタートを切り、最終的には2位フィニッシュすることが出来ました。

この再来を期するためにも今冬からしっかりと準備をしてもらいたかったところでしたが、結局は来シーズン以降への先行投資と、負傷が重なったことで急遽決定されたCBの期限付き補強のみで終わってしまいました。
本腰を入れて取りに行った選手もいたようですが、先方の強気の価格設定に無理をすることはありませんでしたネ。

今冬獲得出来たのは2名。

来シーズンからの加入となるGrujicは将来を期待される19歳。
移籍金は510万ポンドと見られており、今シーズン終了までは74万ポンドのローンフィーを受け取る形でそのままRed Starに残ることになりました。
Liverpoolでプレーするにはまだまだ成長が必要な選手ですし、HendersonやCanに割って入るには相当な努力が必要になるように思います。

そしてSteven Caulkerは負傷離脱が続くCBの緊急補強としてローン先のSouthamptonからこれまたローンで獲得しました。
移籍後はパワープレー要員も含めコンスタントに使われていますので、このまましっかりLiverpoolのバックアップをお願いしたいですネ。

あとはStewartやWard、Ojoなど若手をローンバックしたことが補強と言えるかも知れませんが、これらも現時点では急場凌ぎでしかないように感じます。
もちろんここで好パフォーマンスを見せれてくれれば来シーズン以降も戦力として残ることが出来るでしょうけれど。



一方の放出についても若手のローン移籍以外は目立った動きはありませんでした。
最終日にNewcastleがEnrique獲得に乗り出したようですが、情報によると他の選手に振られて4番目の候補として声が掛かったとのことで、さほど評価もされていなかったのでしょう。結局Enriqueの要求する個人条件と折り合わずに破談となってしまいました。

この夏に契約満了を迎えますので、恐らくは延長の話もなく契約満了につき退団という寂しい展開となってしまいそうな気配です。
何とか挽回して新契約を勝ち取ってもらいたいと願っていますが、果たして本人にその意欲があるのか無いのか…。




冒頭に述べた通り来シーズンは他チームが大幅に変わることになるでしょうし、金に糸目を付けないクラブばかりですから(苦笑)、Liverpoolとしては取りたい選手を力技で持って行かれてしまう厳しい夏になるかも知れません。
冬はあまり大型移籍が無いのが通例ですから仕方がありませんが、このタイミングでKlopp好みの即戦力を獲得出来なかったのは後々に響いてしまうかも知れませんネ(汗)