×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ファンから受け付けた質問に答える形をとってもらっていますので、誰もが気になっていたあの話やこの話も聞くことが出来ます。
Comolliのインタビュー。
==============================
─ Damien、まずは移籍市場でのあなたの働きについて振り返って下さい。クラブに移籍してきた選手、放出された選手の双方についてどれほど満足していますか?
そうですネ。とても満足はしていますが、シーズン中に我々が実行することが、移籍市場で我々が実行したことがいかに良かったかを決定するでしょうネ。多くの人が私に「成し遂げたことに満足していますか?」と質問をして来ますが私はいつもイエスと答えています。ですが5月の終わりに我々がどこにいるか、リーグ戦やカップ戦での結果がどれほど良かったかで判断しましょう。
また補強は1シーズンだけの動きではなく、2、3、4シーズンの動きでもあります。特に我々が若い選手に投資している時はネ。今シーズン、それから次のシーズン、またその次のシーズンを過ごして我々は極めて重要だということは分かっている2011年の夏を振り返るでしょう。そしてそれから我々は自分たちのしたことに満足することになるでしょうネ。
─ 夏の初めに我々が狙っていたターゲットとの契約について、我々はどれほどの成功を収めたのでしょうか?
非常に成功したと私は答えるでしょうネ。我々が獲得した選手のほとんどが、我々が最優先に考えていた選手か、上位2名に掲げていた選手でした。個別の事項 には触れませんが、自分たちの望んだことをしましたし、選手よりももっと重要なもの…それはポジションであり、我々は強化しなければならないポジションを 強化しましたよ。
それは左サイドバックのように困難なものとなることもありました。どのクラブにとっても左サイドバックを探すのは困難なことですからネ。ですが我々は開幕前にJoseを獲得することが出来て満足していますよ。
フットボールで2つのもっとも困難なものは、左サイドバックとセンターバックの補充です。世界的にもタレントの不足したポジションですからネ。だからSebastian CoatesとJose Enriqueの2人を獲得出来たことに喜んでいるんですよ。
─ 移籍の過程においてクラブ内のどれくらいの人物がそれに関わったのでしょうか?そしてその人物たちそれぞれの役割は何でしたか?
短い質問ですが、答えは非常に長くなります。
最初は選手の識別に1年ないし2年間、時にはそれ以上の期間選手を追い続けたスカウトとともにスタートします。スカウトたちは一旦仕事をしてそれが私の所へ上がって来ます。それからKennyの所へ上げ、我々にとって相応しい選手かどうか決定します。
Kennyは「彼は好みだ」「好みじゃない」「自分のチームに合う」「合わない」「我々が必要としている選手だ」「必要とはしていない」ということを意見 出来るのです。そしてフットボールとしての決断が下されれば、私がオーナーに対して何故我々がこの選手を狙いたいのか、 財政的結果はどの程度のものかを説明します。
そうしてから我々は相手のクラブや選手と交渉を行います。それは時に簡単なものになることがありますネ。非常に長い印象を与えますし、長いプロセスを経て 行われるのですが、一旦相手クラブと交渉をすれば、書類手続に数日を要する場合もあります。移籍市場が開いている間、素晴らしい仕事をしてくれたクラブ書 記官のZoe Wardと共に、フットボールクラブを経営者側からすれば非常に素晴らしいチームを手にすることはとても幸運なことです。いくつか困難な取引もありまし た。1月にはAjaxと難しい取引を行いましたし、NacionalからSebastian Coatesを獲得するのは非常に困難でした。移籍市場の最終日に向けて深夜まで仕事をすることもありましたネ。長く困難なプロセスでしたよ。
交渉には非常にフラストレーションが溜まることもありました。些細なことで数日間立ち往生したかと思えば、突然とても速く進んで迅速な取引が出来たりする のです。その過程において私はそれを楽しむことは出来ませんが、取引が完了して選手が契約書にサインした時に楽しむことが出来ます。その後は誰もが満足し ていることが分かりますよ。Kennyも喜びますし、オーナーも満足しますし、このクラブの一員となる選手も喜びます。我々はその選手がこれから重要な選 手となることを知っています。楽しみはそこにあるのです。
─ あなたのスカウティング・ネットワークはどのくらいの大きさなのでしょうか?またスカウトのプロセスとそれを調整することに対するあなたの考えを聞かせて下さい。
我々は世界中に極めて拡張されたスカウティング・ネットワークを持っています。私がこのクラブに加入して以来、英国内でたくさんのネットワークを築いて来 ました。現在は海外にもフルタイムで活動してくれるスカウトをたくさん手に入れましたし、安定的に獲得競争に参加しています。
彼らが英国内を拠点として獲得競争に参加するために海外に行こうとも、海外に拠点を置いてその国をカバーしようとも、我々は海外を拠点とする8人~9人の フルタイム・スカウトや少なくとも同じ人数の国内にいるフルタイム・スカウトと話をします。Steve Hitchenは海外のスカウトを調整しています。彼は英国人でありながらフランスに拠点をおいています。それから我々にはMal HutchinsonとAlan Harperという英国内のスカウトを調整してくれるシニア・スカウトもいます。
国外では16歳の選手からファーストチームの選手までスカウトし、英国では17歳、18歳以上の選手をスカウトします。それはリザーブチームとファースト チームのためだけのものですよ。それから我々はアカデミーのためにも多くのスカウトを国内外に抱えています。Liverpoolやノースウェストの周りは 地域的にも非常に大きいのです。
地域のスカウトが選手を見つければ、彼はそこへ行き違う状況下でその選手を観察します。ホームやアウェイ、良い天候下や悪天候下でのプレーを見るのです。
その選手が攻撃的な選手であれば、右にワイドなプレーが出来るか、左にワイドなプレーが出来るか、最前線でプレー出来るか。だからスカウトは全ての可能性を網羅しようと試みるのです。
一旦選手がスカウトから推薦を受ければ、スカウトの調整役がその選手を観察しに行き、そこから私も加わり始め、一緒に選手を見に行き、その選手に対する情 報やデータを集め始めます。その全てがポジティブなものであれば、それをKennyに報告し「我々は左サイドバックを探しています。この選手はその候補 か、リストのナンバー2、ナンバー3に入れるべきです」などということを伝えます。それから獲得に動きます。非常に長いプロセスですネ。
─ 移籍市場の閉鎖後の最近のインタビューであなたは選手の補強は放出よりも先に行う必要があるということをオーナーに説明したと言っていました。どう やってこれをオーナーに受け入れてもらおうとしたのか。そして彼らはどう受け入れたのか。そしてこのアプローチの理由はどんなものだったのでしょうか?
オーナーを「説得」すると言うのは正しくはありません。彼らは実行した全てで勝利を収めて来た人たちです。彼らの疑問は「いかにして勝利出来るか?」とい うことです。彼らの言うことは自分たちは勝利するためにここにいるんだということであり、勝利を収めたいと願うのであれば極めて迅速に物事を変えなければ ならないということです。選手を売却するまで補強を待たなければならないのならば、まずそれには時間が掛かるということ、そして次に我々が状況を好転させ て「この選手を獲得する準備が出来た」と言えるようになる前にメインターゲットがいなくなってしまうだろうということを容易に理解してくれました。
彼らはそれを非常に素早く受け入れてくれましたし、私は言わなければならないのは…以前にも言ったことですが、オーナーがそれを受け入れるには勇敢になら なければならないということです。最終的に売却しなければならない選手を売却出来なければ、クラブやオーナーにとって費用がかさむことになりますからネ。 だから彼らは非常に非常に勇敢だと私は思いますよ。彼らはそのプロセスをすぐに理解してくれましたし、チャンスを掴みたいと彼らは言っていました。彼らは 状況を好転させることを望んでいましたからネ。もし極めて早い段階でビジネスを成功させ、売却する前に補強してチームを劇的に向上させることが出来るのな ら、彼らは私のことを信頼し、Kennyを信頼する、だからやってみようと言ってくれました。
─ 特定の選手との契約決定について、監督やスタッフの考えはどの程度採用されるのでしょうか?
Kennyが満足しない選手がいれば契約はしませんから、彼らの考えは極めて大きなものですよ。彼は「この選手にとても満足している」とか「推薦された選 手が気に入った」もしくは「気に入らない」と言うことが出来る唯一の人物です。Kennyの考えは極めて大きなものです。恐らく最も重要なものでしょう。 それからコーチングスタッフともずっと議論を継続しています。Steveは他のクラブの最高レベルで過ごした時間が豊富です。多くの選手と対戦したことが ありますし、彼のチームはChampions Leagueや他のコンペティションで多くの選手と対戦しています。ですからコーチングスタッフの考えも常に取り入れるのです。
今夏、Pepeの控えとなるゴールキーパーを探していた時、間違いなく(ゴールキーパーコーチの)John(Achterberg)はそこに極めて重要な 考えをもたらしてくれました。私は彼に報告書やDVDを与え、我々はこの中から1人選ぶと伝えました。彼はゴールキーパーコーチとしてスペシャリストで す。私はゴールキーパーコーチのイエス・ノーや意見を頼りにしたいのです。ゴールキーパーコーチは他の者には見えない物が見えているでしょうからネ。彼ら はこのポジションに対して強いこだわりを持っていますし、私が良く言うことですが、彼らには彼らにしか伝わらないことがあるのです!私はゴールキーパーの 事についてJohnのアドバイスに反することは何もしなかったと思いますよ。
─ 移籍のターゲットについてキャプテンや他の選手と話をしますか?
それは全く選手によりますネ。例えばStevieはJordan Hendersonとプレーしたことがありますし、Wembleyでのフランス代表戦で一緒にトレーニングをし、プレーもしました。だから当然 Stevieに意見を聞かないというのは賢明ではありません。私は彼がどんな選手なのか、どんな個性を持っているのか、練習熱心なのか、ピッチ外の振る舞 いはどうか、敬意を持っているのかというようなことについてStevieの見解を聞きました。1月も全く同じように、Andy CarrollについてStevieや他のイングランドの選手に話を聞きました。同じことはDirk Kuytにも聞きました。オランダ人として彼はLuis Suarezのことをたくさん知っていましたからネ。常に情報を求めて行かなければなりませんよ。我々は選手と契約すべきかどうかアドバイスを求めたり、 特定の選手に聞くとは言いませんが、より多くの対話やコミュニケーションがあるということはより良いことですよ。
─ なぜRaul Meirelesをライバルクラブへ放出することを認めたのか疑問に思っているファンがたくさんいますが。
最近私が報道で見たところ、Raulは彼自身のことを語ったんだと思います。実際のところは彼は私のところへ来て「クラブを去りたい、他のクラブでプレー したい」と言ったのです。我々に彼を放出する意図はありませんでしたが、彼がトランスファーリクエストを持参して、Liverpoolでプレーしたくない と移籍を要求して来た時には少し追い詰められましたネ。オーナーやKennyが言っていたと思いますが、我々は全員同じ考えを持っていました。ここにいる ことを望まない者がいるのであれば「残留しろ」と言うのは難しいです。我々は1月もFernando Torresでその経験をしましたし、今回も同じように感じましたネ。我々は彼の放出を実行しました。それがクラブにとって正しい行動だったと考えていま すよ。ここにいることを望まない者を抱えることは非常に、非常に難しいことですからネ。Premier Leagueにおける監督の仕事は25人の選手を管理し、試合当日には11人しか選べないという、すでに困難なものとなっています。ですから他の全選手を 相手にしなければならないのです。
ここにいることを断固として望まず、他でプレーすることを頑なに望む者がいるのなら、その選手を放出することでクラブにとって最善の取引をするほうが良いという考えを採りました。最終的に我々は上手くやったと思いますよ。
─ プレシーズン中に強い印象を残したAlberto Aquilaniのローン移籍をなぜ認めたのかを知りたがっているサポーターもたくさんいますが。
彼についてはプレー機会の問題がありました。彼は確かに偉大な選手ですし、非常に素晴らしい経歴を持っていますし、非常に優秀な選手です。ですが Kennyやコーチングスタッフは彼が特定のポジションでプレーする選手だと感じていました。夏に私はAlbertoに、残念ながら彼のポジションには Steven Gerrardという選手がいて、Albertoがプレーするのは困難になるだろうということを伝えました。違う理由もありました。戦術的な理由があっ て、実際に彼はこのポジションでプレーしていましたし、彼をレギュラーとしてプレーさせずにここに留めるのは非常に難しいとも感じました。
その過程を通してのAlbertoの振る舞いにはとても感銘を受けました。とても品のある振る舞いをしてくれましたネ。彼は単にフットボールをしたいだけ でした。彼は金銭や他の何かに捉われているわけではありませんでしたし、彼に公平を期すためにも言いますが、彼の姿勢、人柄に私は強く感銘を受けました よ。
─ Joe Coleのローン移籍の一環として、我々がEden Hazardの先買特権を手にしているというのは事実ですか?
いいえ、事実ではありません。そのレポートを見ましたが事実ではありません。誰もが知るように彼は非常に優秀な選手ですが、そこに真実はありませんよ。
─ Dani Pachecoをローン移籍させたのはなぜですか?
Daniがどこかのファーストチームでプレーするのを我々は見たかったのでローン移籍させました。昨年彼はChampionshipのチームに行き良いス タートを切りました。それから数試合サブが続きましたが、その試合で彼は良いプレーをしましたよ。我々は彼がユースレベルでどれだけ良いプレーが出来るか を理解しています。決勝でスペインがフランスに負けた昨年のU19欧州選手権で彼は本当に良いプレーをしましたネ。そして8月にコロンビアで開催された U20 World Cupでも良いプレーをしました。我々は現地で全試合を見ましたよ。
次のステップは「ファーストチームで出来ることを我々に証明できるか?」ということです。彼にとって我々のファーストチームでプレーするのは難しかったで しょうし、トップリーグの良いチームでローン移籍する機会があるのであれば、リザーブチームでプレーするよりも良いと考えたのです。彼に出来ることを我々 は見ることが出来ますし、もし彼が成長すれば、それは良い機会となるでしょう。それが移籍させた理由ですよ。
私は今回の移籍をデベロップメント・ローンと呼んでいます。選手をローンで移籍させることで、その選手がどのように成長するかを見ることが出来ますし、その後、選手のキャリアがどこに向かうのかということに非常に強力なしるしを我々に示してくれるでしょう。それはHull Cityにローン移籍したPeter Gulacsiにも少し似ています。Peterはこれからに向けて素晴らしいポテンシャルを持っています。彼はU21ハンガリー代表で素晴らしいプレーを して来ましたし、チームのキャプテンを務めています。彼は5月末のToulon国際大会で非常に優秀なチームと対戦し、際立ったプレーを見せました。それ を見た我々は彼の成長にとって今年は重要な年になると感じたのです。
我々は彼ら2人のことをしっかりモニターしますよ。
─ この数か月でスカッドは明らかに向上しましたが、さらに強化が必要であると既に狙っているエリアはありますか?
現在はありませんよ。我々はこれから自分たちがどうしていくのかを確認したいと思っています。今回の移籍市場で実行したことに非常に、非常に満足していま すし、前回も同じく満足しました。私にとっては1月から8月31日までの大きな市場のように思えますし、そこで我々は9人の選手を手に入れました。チーム を変え、スカッドを変えたのですから、その効果を見せる時ですよ。正直に言うと今はその質問の答えに本当に困っています。現在とても完璧なスカッドを手に 入れたと思っていますからどこに何が必要だと言うのは困りますネ。獲得した選手たちがどのように成長するか、溶け合うのか、Sebastian Coatesのような若い選手がどのように適応していくのかを確認しようと思います。それから決断を下すことが出来ますよ。
─ Liverpoolでフットボールディレクターが上手く機能するのか人々は疑いを持って見ていました。今回の移籍市場でKenny Dalglishとの連携はどうであったかを教えて下さい。
素晴らしいものでしたよ。移籍市場の合間だけでなくKennyが就任して以来、我々は仕事内外において素晴らしい連携を享受して来ましたよ。移籍市場がス タートする前も開いている間もその連携は継続していましたし、彼がアウェイに行って、私がオフィスにいる時でさえ毎日会話をしていましたよ。時には1日に 何度も話をすることもありました。物事は常に変化する可能性がありますからネ。取引があるかと思えばなくなることもあります。あるクラブが我々の選手に興 味を示すこともあれば、次の瞬間には興味を失ってしまうこともあります。ですから常に多くのコミュニケーションがありましたし、同じ角度から物事を見てい ましたよ。
夏の間、我々が合意出来なかったことは1度もありませんでした。選手の放出についても獲得についてもネ。この6か月の間、今回の移籍市場のためにしっかり 準備して来ましたから、市場が開く前に自分たちが望んでいることは分かっていましたよ。準備を全て整えておけば、ほとんどのことがスムーズに進みます。 「あの選手とこの選手が欲しい。彼らは我々のターゲットだから獲得しよう」と我々は言います。後はタイミングの問題ですよ。Kennyは私が何をしている のか、いつ動くのか、なぜ動くのかをしっかり把握していました。私は全ての取引を進めている間じゅう彼に情報を送り続けました。我々は自分たちの考えを変 更しませんでしたし、強化する必要のあるポジションや我々の欲しい選手を理解していました。ですから極めて簡単なプロセスでしたよ。
移籍市場の最終段階に向けて、彼は我々がCoatesを追いかけていることを間違いなく知っていました。Copa Americaの間、私は彼に伝えていましたから、KennyはCoatesのことを見ることが出来ました。2人のスカウトを現地に派遣していましたの で、彼がプレーする度にレポートを送ってもらいました。Kennyは選手の現状や、どんなプレーをしているかを追うことが出来たのです。
連携は移籍市場の合間だけでなく全体を通してとても素晴らしいですよ。
==============================
あー長かった(爆)
多忙の中チマチマ訳していたので、こんなに時間が経ってしまいました。
途中で挫折してお蔵入りさせようかとも思ったのですが、なかなか面白いインタビューだったので押し通してしまいました。
実は彼のコメントの翻訳を僕はかなり苦手としています。1番はCarragherのコメントなんですけど(爆)
よくコメントの中に「会話」の場面が出て来るでしょう?今回も「彼は好みだ」「好みじゃない」とか…。
彼の癖なのかも知れませんが、訳す側からすると上手く文章を繋ぎづらいんですよネ。途中で「あーウザッ」と言いたくなってしまいます。というか言ってます(苦笑)
ま、それもこれも僕の英語力、日本語力が足りないからなんでしょうけどネー。
フットボールディレクターが機能するのかという点については僕も当初心配していました。
特にComolliについては良くない話も聞いていましたので、始めはかなりの疑心暗鬼でしたネ(苦笑)
今のところ、特に選手の補強・放出に関して彼は素晴らしい仕事をしてくれているように感じますが、彼自身も言うようにその評価は数シーズン先にすべきなんだろうと思います。
選手個々で見て行けば「成功」と言える選手も「失敗」と言わざるを得ない選手もこの先出て来るでしょうが、全体としてチームがアイデンティティを持って向上して行ってくれれば、ComolliがLiverpoolに来てくれたことは極めて大きなものと言えるのでしょうネ。
彼の話を聞く限り、オーナーや監督、スタッフ、選手が一体となっているように感じますし、上手く連携を取り合ってクラブをより良くしてくれているように感じます。この雰囲気がいつまでも続いてくれれば良いですネ。
そして気になるMeirelesやAquilani、そしてPachecoのこともしっかり答えてくれています。
Meirelesについては双方で言い分が違いますが、移籍市場閉鎖間際にトランスファーリクエストを出したのはMeirelesであり、その要求を間に合わせたのはLiverpoolだと言うことは事実なんですよネ。
中盤の選手の補強は割と早く完了していましたし、Meirelesが放出候補となっているのであればもっと早い時期にそういう流れになっていたんじゃないかと思いますけどネー。
それから疑問なのですが、本来選手側が出すトランスファーリクエストをクラブが「出せ」ということによって何が変わるのでしょうか?
違約金を払わずに済むとか?
Carrollも「Newcastleから出せと言われた」と言っていたと思いますが、クラブ側が要求する理由が正確に分かりません。
トランスファーリクエスト事情(笑)に詳しい方はぜひ教えて下さい。
Aquilaniについては本当に残念。
Dalglishは「家族の事情」もあるようなことは言っていましたが、何よりレギュラーとしてプレーさせることが出来なかったというのが理由なんですネ。
Comolliが「家族」のことを口にせず、戦術的な面だけを語っていたのは素晴らしいです。Comolliはそういうことを考える役割ですからネ。
しかし僕の眼には中盤ならどこでもソコソコやれるように感じていましたが、首脳陣にはそう映ってはいなかったということですか。
あのフットボールセンスとシュート力…もっともっと見たかったですけどネ。AC Milanの試合を見るしかないってことですネ。メンドクサー。
後はPachecoについては復帰の可能性を期待しても良いのでしょうか?
彼のことを「Gulacsi同様」モニターしてくれると言うだけで物凄く嬉しかったりします(笑)
しかも「デベロップメント・ローン」なんて特別な呼び方をしてくれて。Pachecoにはしっかり活躍してもらってLiverpoolが取り戻したいと思うような選手に成長してもらいたいです。まぁ彼の気持ちはどこにあるのか分かりませんけれど(汗)
非常に成功したと私は答えるでしょうネ。我々が獲得した選手のほとんどが、我々が最優先に考えていた選手か、上位2名に掲げていた選手でした。個別の事項 には触れませんが、自分たちの望んだことをしましたし、選手よりももっと重要なもの…それはポジションであり、我々は強化しなければならないポジションを 強化しましたよ。
それは左サイドバックのように困難なものとなることもありました。どのクラブにとっても左サイドバックを探すのは困難なことですからネ。ですが我々は開幕前にJoseを獲得することが出来て満足していますよ。
フットボールで2つのもっとも困難なものは、左サイドバックとセンターバックの補充です。世界的にもタレントの不足したポジションですからネ。だからSebastian CoatesとJose Enriqueの2人を獲得出来たことに喜んでいるんですよ。
─ 移籍の過程においてクラブ内のどれくらいの人物がそれに関わったのでしょうか?そしてその人物たちそれぞれの役割は何でしたか?
短い質問ですが、答えは非常に長くなります。
最初は選手の識別に1年ないし2年間、時にはそれ以上の期間選手を追い続けたスカウトとともにスタートします。スカウトたちは一旦仕事をしてそれが私の所へ上がって来ます。それからKennyの所へ上げ、我々にとって相応しい選手かどうか決定します。
Kennyは「彼は好みだ」「好みじゃない」「自分のチームに合う」「合わない」「我々が必要としている選手だ」「必要とはしていない」ということを意見 出来るのです。そしてフットボールとしての決断が下されれば、私がオーナーに対して何故我々がこの選手を狙いたいのか、 財政的結果はどの程度のものかを説明します。
そうしてから我々は相手のクラブや選手と交渉を行います。それは時に簡単なものになることがありますネ。非常に長い印象を与えますし、長いプロセスを経て 行われるのですが、一旦相手クラブと交渉をすれば、書類手続に数日を要する場合もあります。移籍市場が開いている間、素晴らしい仕事をしてくれたクラブ書 記官のZoe Wardと共に、フットボールクラブを経営者側からすれば非常に素晴らしいチームを手にすることはとても幸運なことです。いくつか困難な取引もありまし た。1月にはAjaxと難しい取引を行いましたし、NacionalからSebastian Coatesを獲得するのは非常に困難でした。移籍市場の最終日に向けて深夜まで仕事をすることもありましたネ。長く困難なプロセスでしたよ。
交渉には非常にフラストレーションが溜まることもありました。些細なことで数日間立ち往生したかと思えば、突然とても速く進んで迅速な取引が出来たりする のです。その過程において私はそれを楽しむことは出来ませんが、取引が完了して選手が契約書にサインした時に楽しむことが出来ます。その後は誰もが満足し ていることが分かりますよ。Kennyも喜びますし、オーナーも満足しますし、このクラブの一員となる選手も喜びます。我々はその選手がこれから重要な選 手となることを知っています。楽しみはそこにあるのです。
─ あなたのスカウティング・ネットワークはどのくらいの大きさなのでしょうか?またスカウトのプロセスとそれを調整することに対するあなたの考えを聞かせて下さい。
我々は世界中に極めて拡張されたスカウティング・ネットワークを持っています。私がこのクラブに加入して以来、英国内でたくさんのネットワークを築いて来 ました。現在は海外にもフルタイムで活動してくれるスカウトをたくさん手に入れましたし、安定的に獲得競争に参加しています。
彼らが英国内を拠点として獲得競争に参加するために海外に行こうとも、海外に拠点を置いてその国をカバーしようとも、我々は海外を拠点とする8人~9人の フルタイム・スカウトや少なくとも同じ人数の国内にいるフルタイム・スカウトと話をします。Steve Hitchenは海外のスカウトを調整しています。彼は英国人でありながらフランスに拠点をおいています。それから我々にはMal HutchinsonとAlan Harperという英国内のスカウトを調整してくれるシニア・スカウトもいます。
国外では16歳の選手からファーストチームの選手までスカウトし、英国では17歳、18歳以上の選手をスカウトします。それはリザーブチームとファースト チームのためだけのものですよ。それから我々はアカデミーのためにも多くのスカウトを国内外に抱えています。Liverpoolやノースウェストの周りは 地域的にも非常に大きいのです。
地域のスカウトが選手を見つければ、彼はそこへ行き違う状況下でその選手を観察します。ホームやアウェイ、良い天候下や悪天候下でのプレーを見るのです。
その選手が攻撃的な選手であれば、右にワイドなプレーが出来るか、左にワイドなプレーが出来るか、最前線でプレー出来るか。だからスカウトは全ての可能性を網羅しようと試みるのです。
一旦選手がスカウトから推薦を受ければ、スカウトの調整役がその選手を観察しに行き、そこから私も加わり始め、一緒に選手を見に行き、その選手に対する情 報やデータを集め始めます。その全てがポジティブなものであれば、それをKennyに報告し「我々は左サイドバックを探しています。この選手はその候補 か、リストのナンバー2、ナンバー3に入れるべきです」などということを伝えます。それから獲得に動きます。非常に長いプロセスですネ。
─ 移籍市場の閉鎖後の最近のインタビューであなたは選手の補強は放出よりも先に行う必要があるということをオーナーに説明したと言っていました。どう やってこれをオーナーに受け入れてもらおうとしたのか。そして彼らはどう受け入れたのか。そしてこのアプローチの理由はどんなものだったのでしょうか?
オーナーを「説得」すると言うのは正しくはありません。彼らは実行した全てで勝利を収めて来た人たちです。彼らの疑問は「いかにして勝利出来るか?」とい うことです。彼らの言うことは自分たちは勝利するためにここにいるんだということであり、勝利を収めたいと願うのであれば極めて迅速に物事を変えなければ ならないということです。選手を売却するまで補強を待たなければならないのならば、まずそれには時間が掛かるということ、そして次に我々が状況を好転させ て「この選手を獲得する準備が出来た」と言えるようになる前にメインターゲットがいなくなってしまうだろうということを容易に理解してくれました。
彼らはそれを非常に素早く受け入れてくれましたし、私は言わなければならないのは…以前にも言ったことですが、オーナーがそれを受け入れるには勇敢になら なければならないということです。最終的に売却しなければならない選手を売却出来なければ、クラブやオーナーにとって費用がかさむことになりますからネ。 だから彼らは非常に非常に勇敢だと私は思いますよ。彼らはそのプロセスをすぐに理解してくれましたし、チャンスを掴みたいと彼らは言っていました。彼らは 状況を好転させることを望んでいましたからネ。もし極めて早い段階でビジネスを成功させ、売却する前に補強してチームを劇的に向上させることが出来るのな ら、彼らは私のことを信頼し、Kennyを信頼する、だからやってみようと言ってくれました。
─ 特定の選手との契約決定について、監督やスタッフの考えはどの程度採用されるのでしょうか?
Kennyが満足しない選手がいれば契約はしませんから、彼らの考えは極めて大きなものですよ。彼は「この選手にとても満足している」とか「推薦された選 手が気に入った」もしくは「気に入らない」と言うことが出来る唯一の人物です。Kennyの考えは極めて大きなものです。恐らく最も重要なものでしょう。 それからコーチングスタッフともずっと議論を継続しています。Steveは他のクラブの最高レベルで過ごした時間が豊富です。多くの選手と対戦したことが ありますし、彼のチームはChampions Leagueや他のコンペティションで多くの選手と対戦しています。ですからコーチングスタッフの考えも常に取り入れるのです。
今夏、Pepeの控えとなるゴールキーパーを探していた時、間違いなく(ゴールキーパーコーチの)John(Achterberg)はそこに極めて重要な 考えをもたらしてくれました。私は彼に報告書やDVDを与え、我々はこの中から1人選ぶと伝えました。彼はゴールキーパーコーチとしてスペシャリストで す。私はゴールキーパーコーチのイエス・ノーや意見を頼りにしたいのです。ゴールキーパーコーチは他の者には見えない物が見えているでしょうからネ。彼ら はこのポジションに対して強いこだわりを持っていますし、私が良く言うことですが、彼らには彼らにしか伝わらないことがあるのです!私はゴールキーパーの 事についてJohnのアドバイスに反することは何もしなかったと思いますよ。
─ 移籍のターゲットについてキャプテンや他の選手と話をしますか?
それは全く選手によりますネ。例えばStevieはJordan Hendersonとプレーしたことがありますし、Wembleyでのフランス代表戦で一緒にトレーニングをし、プレーもしました。だから当然 Stevieに意見を聞かないというのは賢明ではありません。私は彼がどんな選手なのか、どんな個性を持っているのか、練習熱心なのか、ピッチ外の振る舞 いはどうか、敬意を持っているのかというようなことについてStevieの見解を聞きました。1月も全く同じように、Andy CarrollについてStevieや他のイングランドの選手に話を聞きました。同じことはDirk Kuytにも聞きました。オランダ人として彼はLuis Suarezのことをたくさん知っていましたからネ。常に情報を求めて行かなければなりませんよ。我々は選手と契約すべきかどうかアドバイスを求めたり、 特定の選手に聞くとは言いませんが、より多くの対話やコミュニケーションがあるということはより良いことですよ。
─ なぜRaul Meirelesをライバルクラブへ放出することを認めたのか疑問に思っているファンがたくさんいますが。
最近私が報道で見たところ、Raulは彼自身のことを語ったんだと思います。実際のところは彼は私のところへ来て「クラブを去りたい、他のクラブでプレー したい」と言ったのです。我々に彼を放出する意図はありませんでしたが、彼がトランスファーリクエストを持参して、Liverpoolでプレーしたくない と移籍を要求して来た時には少し追い詰められましたネ。オーナーやKennyが言っていたと思いますが、我々は全員同じ考えを持っていました。ここにいる ことを望まない者がいるのであれば「残留しろ」と言うのは難しいです。我々は1月もFernando Torresでその経験をしましたし、今回も同じように感じましたネ。我々は彼の放出を実行しました。それがクラブにとって正しい行動だったと考えていま すよ。ここにいることを望まない者を抱えることは非常に、非常に難しいことですからネ。Premier Leagueにおける監督の仕事は25人の選手を管理し、試合当日には11人しか選べないという、すでに困難なものとなっています。ですから他の全選手を 相手にしなければならないのです。
ここにいることを断固として望まず、他でプレーすることを頑なに望む者がいるのなら、その選手を放出することでクラブにとって最善の取引をするほうが良いという考えを採りました。最終的に我々は上手くやったと思いますよ。
─ プレシーズン中に強い印象を残したAlberto Aquilaniのローン移籍をなぜ認めたのかを知りたがっているサポーターもたくさんいますが。
彼についてはプレー機会の問題がありました。彼は確かに偉大な選手ですし、非常に素晴らしい経歴を持っていますし、非常に優秀な選手です。ですが Kennyやコーチングスタッフは彼が特定のポジションでプレーする選手だと感じていました。夏に私はAlbertoに、残念ながら彼のポジションには Steven Gerrardという選手がいて、Albertoがプレーするのは困難になるだろうということを伝えました。違う理由もありました。戦術的な理由があっ て、実際に彼はこのポジションでプレーしていましたし、彼をレギュラーとしてプレーさせずにここに留めるのは非常に難しいとも感じました。
その過程を通してのAlbertoの振る舞いにはとても感銘を受けました。とても品のある振る舞いをしてくれましたネ。彼は単にフットボールをしたいだけ でした。彼は金銭や他の何かに捉われているわけではありませんでしたし、彼に公平を期すためにも言いますが、彼の姿勢、人柄に私は強く感銘を受けました よ。
─ Joe Coleのローン移籍の一環として、我々がEden Hazardの先買特権を手にしているというのは事実ですか?
いいえ、事実ではありません。そのレポートを見ましたが事実ではありません。誰もが知るように彼は非常に優秀な選手ですが、そこに真実はありませんよ。
─ Dani Pachecoをローン移籍させたのはなぜですか?
Daniがどこかのファーストチームでプレーするのを我々は見たかったのでローン移籍させました。昨年彼はChampionshipのチームに行き良いス タートを切りました。それから数試合サブが続きましたが、その試合で彼は良いプレーをしましたよ。我々は彼がユースレベルでどれだけ良いプレーが出来るか を理解しています。決勝でスペインがフランスに負けた昨年のU19欧州選手権で彼は本当に良いプレーをしましたネ。そして8月にコロンビアで開催された U20 World Cupでも良いプレーをしました。我々は現地で全試合を見ましたよ。
次のステップは「ファーストチームで出来ることを我々に証明できるか?」ということです。彼にとって我々のファーストチームでプレーするのは難しかったで しょうし、トップリーグの良いチームでローン移籍する機会があるのであれば、リザーブチームでプレーするよりも良いと考えたのです。彼に出来ることを我々 は見ることが出来ますし、もし彼が成長すれば、それは良い機会となるでしょう。それが移籍させた理由ですよ。
私は今回の移籍をデベロップメント・ローンと呼んでいます。選手をローンで移籍させることで、その選手がどのように成長するかを見ることが出来ますし、その後、選手のキャリアがどこに向かうのかということに非常に強力なしるしを我々に示してくれるでしょう。それはHull Cityにローン移籍したPeter Gulacsiにも少し似ています。Peterはこれからに向けて素晴らしいポテンシャルを持っています。彼はU21ハンガリー代表で素晴らしいプレーを して来ましたし、チームのキャプテンを務めています。彼は5月末のToulon国際大会で非常に優秀なチームと対戦し、際立ったプレーを見せました。それ を見た我々は彼の成長にとって今年は重要な年になると感じたのです。
我々は彼ら2人のことをしっかりモニターしますよ。
─ この数か月でスカッドは明らかに向上しましたが、さらに強化が必要であると既に狙っているエリアはありますか?
現在はありませんよ。我々はこれから自分たちがどうしていくのかを確認したいと思っています。今回の移籍市場で実行したことに非常に、非常に満足していま すし、前回も同じく満足しました。私にとっては1月から8月31日までの大きな市場のように思えますし、そこで我々は9人の選手を手に入れました。チーム を変え、スカッドを変えたのですから、その効果を見せる時ですよ。正直に言うと今はその質問の答えに本当に困っています。現在とても完璧なスカッドを手に 入れたと思っていますからどこに何が必要だと言うのは困りますネ。獲得した選手たちがどのように成長するか、溶け合うのか、Sebastian Coatesのような若い選手がどのように適応していくのかを確認しようと思います。それから決断を下すことが出来ますよ。
─ Liverpoolでフットボールディレクターが上手く機能するのか人々は疑いを持って見ていました。今回の移籍市場でKenny Dalglishとの連携はどうであったかを教えて下さい。
素晴らしいものでしたよ。移籍市場の合間だけでなくKennyが就任して以来、我々は仕事内外において素晴らしい連携を享受して来ましたよ。移籍市場がス タートする前も開いている間もその連携は継続していましたし、彼がアウェイに行って、私がオフィスにいる時でさえ毎日会話をしていましたよ。時には1日に 何度も話をすることもありました。物事は常に変化する可能性がありますからネ。取引があるかと思えばなくなることもあります。あるクラブが我々の選手に興 味を示すこともあれば、次の瞬間には興味を失ってしまうこともあります。ですから常に多くのコミュニケーションがありましたし、同じ角度から物事を見てい ましたよ。
夏の間、我々が合意出来なかったことは1度もありませんでした。選手の放出についても獲得についてもネ。この6か月の間、今回の移籍市場のためにしっかり 準備して来ましたから、市場が開く前に自分たちが望んでいることは分かっていましたよ。準備を全て整えておけば、ほとんどのことがスムーズに進みます。 「あの選手とこの選手が欲しい。彼らは我々のターゲットだから獲得しよう」と我々は言います。後はタイミングの問題ですよ。Kennyは私が何をしている のか、いつ動くのか、なぜ動くのかをしっかり把握していました。私は全ての取引を進めている間じゅう彼に情報を送り続けました。我々は自分たちの考えを変 更しませんでしたし、強化する必要のあるポジションや我々の欲しい選手を理解していました。ですから極めて簡単なプロセスでしたよ。
移籍市場の最終段階に向けて、彼は我々がCoatesを追いかけていることを間違いなく知っていました。Copa Americaの間、私は彼に伝えていましたから、KennyはCoatesのことを見ることが出来ました。2人のスカウトを現地に派遣していましたの で、彼がプレーする度にレポートを送ってもらいました。Kennyは選手の現状や、どんなプレーをしているかを追うことが出来たのです。
連携は移籍市場の合間だけでなく全体を通してとても素晴らしいですよ。
==============================
あー長かった(爆)
多忙の中チマチマ訳していたので、こんなに時間が経ってしまいました。
途中で挫折してお蔵入りさせようかとも思ったのですが、なかなか面白いインタビューだったので押し通してしまいました。
実は彼のコメントの翻訳を僕はかなり苦手としています。1番はCarragherのコメントなんですけど(爆)
よくコメントの中に「会話」の場面が出て来るでしょう?今回も「彼は好みだ」「好みじゃない」とか…。
彼の癖なのかも知れませんが、訳す側からすると上手く文章を繋ぎづらいんですよネ。途中で「あーウザッ」と言いたくなってしまいます。というか言ってます(苦笑)
ま、それもこれも僕の英語力、日本語力が足りないからなんでしょうけどネー。
フットボールディレクターが機能するのかという点については僕も当初心配していました。
特にComolliについては良くない話も聞いていましたので、始めはかなりの疑心暗鬼でしたネ(苦笑)
今のところ、特に選手の補強・放出に関して彼は素晴らしい仕事をしてくれているように感じますが、彼自身も言うようにその評価は数シーズン先にすべきなんだろうと思います。
選手個々で見て行けば「成功」と言える選手も「失敗」と言わざるを得ない選手もこの先出て来るでしょうが、全体としてチームがアイデンティティを持って向上して行ってくれれば、ComolliがLiverpoolに来てくれたことは極めて大きなものと言えるのでしょうネ。
彼の話を聞く限り、オーナーや監督、スタッフ、選手が一体となっているように感じますし、上手く連携を取り合ってクラブをより良くしてくれているように感じます。この雰囲気がいつまでも続いてくれれば良いですネ。
そして気になるMeirelesやAquilani、そしてPachecoのこともしっかり答えてくれています。
Meirelesについては双方で言い分が違いますが、移籍市場閉鎖間際にトランスファーリクエストを出したのはMeirelesであり、その要求を間に合わせたのはLiverpoolだと言うことは事実なんですよネ。
中盤の選手の補強は割と早く完了していましたし、Meirelesが放出候補となっているのであればもっと早い時期にそういう流れになっていたんじゃないかと思いますけどネー。
それから疑問なのですが、本来選手側が出すトランスファーリクエストをクラブが「出せ」ということによって何が変わるのでしょうか?
違約金を払わずに済むとか?
Carrollも「Newcastleから出せと言われた」と言っていたと思いますが、クラブ側が要求する理由が正確に分かりません。
トランスファーリクエスト事情(笑)に詳しい方はぜひ教えて下さい。
Aquilaniについては本当に残念。
Dalglishは「家族の事情」もあるようなことは言っていましたが、何よりレギュラーとしてプレーさせることが出来なかったというのが理由なんですネ。
Comolliが「家族」のことを口にせず、戦術的な面だけを語っていたのは素晴らしいです。Comolliはそういうことを考える役割ですからネ。
しかし僕の眼には中盤ならどこでもソコソコやれるように感じていましたが、首脳陣にはそう映ってはいなかったということですか。
あのフットボールセンスとシュート力…もっともっと見たかったですけどネ。AC Milanの試合を見るしかないってことですネ。メンドクサー。
後はPachecoについては復帰の可能性を期待しても良いのでしょうか?
彼のことを「Gulacsi同様」モニターしてくれると言うだけで物凄く嬉しかったりします(笑)
しかも「デベロップメント・ローン」なんて特別な呼び方をしてくれて。Pachecoにはしっかり活躍してもらってLiverpoolが取り戻したいと思うような選手に成長してもらいたいです。まぁ彼の気持ちはどこにあるのか分かりませんけれど(汗)
PR
COMMENT
無題
コモリは本当スゴい人ですよね。
今回の移籍市場を改めてみると、クラブ関係者の意欲がかなり見えますね。
今年は本当に楽しみで、試合が待ち遠しいです(^-^)
丁寧に記事を訳していただいて、毎回ありがたいです。
今回の移籍市場を改めてみると、クラブ関係者の意欲がかなり見えますね。
今年は本当に楽しみで、試合が待ち遠しいです(^-^)
丁寧に記事を訳していただいて、毎回ありがたいです。
ocepgfさん
コメントありがとうございます。
今回のインタビューを読みながら、思い出した言葉があります。
"on the same page(同じ意識を持つ)"
これはオーナーが就任間もなくの頃のインタビューで繰り返し口にした言葉です。
今のクラブからはそれをしっかり感じることが出来る。
これが何より素晴らしいですネ。
クラブの1人1人が同じ方向を向いて一丸となって行動し、いずれは最高の結果を僕たちにもたらしてくれることを期待しています。
そして今は試合が本当に楽しみですネ。
昨シーズンのような重苦しく、疑いの目を持って見るようなことは全く無くなりました。
純粋にフットボールを楽しみ、応援出来ることの素晴らしさを改めて実感しています。
今回のインタビューを読みながら、思い出した言葉があります。
"on the same page(同じ意識を持つ)"
これはオーナーが就任間もなくの頃のインタビューで繰り返し口にした言葉です。
今のクラブからはそれをしっかり感じることが出来る。
これが何より素晴らしいですネ。
クラブの1人1人が同じ方向を向いて一丸となって行動し、いずれは最高の結果を僕たちにもたらしてくれることを期待しています。
そして今は試合が本当に楽しみですネ。
昨シーズンのような重苦しく、疑いの目を持って見るようなことは全く無くなりました。
純粋にフットボールを楽しみ、応援出来ることの素晴らしさを改めて実感しています。
無題
コモリさん好きですわ。こういう質問にしっかり答えてくれるトコロとか(笑)
私もトランスファーリクエスト事情に詳しくありませんが、ちょっと答えてみます。
普通の『放出』もしくは『契約解除』は基本クラブ側が選手に頼むじゃないですか。でも、トランスファーリクエストは選手側がクラブに頼みます。メイレレスの場合、クラブは「中盤人員いっぱい居るから移籍させよっかな」とか思ってもメイレレスのように昨シーズン大車輪の活躍をした選手を放出してクラブの成績が悪いとファンから「メイレレスを放出したから、こうなったんだ!」みたいな批判が聞こえてくると思います。でもトランスファーで移籍したなら「なんでメイレレスは移籍志願したんだろう」とメイレレスに批判(?)の矛先が向けられると思います。キャロルの場合のそれも同じで、ニューカッスルが放出すると「エースを何故手放した」と言われるけどキャロルがトランスファーを出したら「キャロルなんで行ってしまったんだ」と矛先がキャロルに向けられクラブ側は批判を受けないのでは?メイレレスの件も、今シーズン不調に陥った時ファンから「メイレレスを出したからだ」と言われてしまうかもしれないけどトランスファーならファンはクラブを責めることが出来ません。これが、それの利点ではないのでしょうか?
長々とすみませんでした。
私もトランスファーリクエスト事情に詳しくありませんが、ちょっと答えてみます。
普通の『放出』もしくは『契約解除』は基本クラブ側が選手に頼むじゃないですか。でも、トランスファーリクエストは選手側がクラブに頼みます。メイレレスの場合、クラブは「中盤人員いっぱい居るから移籍させよっかな」とか思ってもメイレレスのように昨シーズン大車輪の活躍をした選手を放出してクラブの成績が悪いとファンから「メイレレスを放出したから、こうなったんだ!」みたいな批判が聞こえてくると思います。でもトランスファーで移籍したなら「なんでメイレレスは移籍志願したんだろう」とメイレレスに批判(?)の矛先が向けられると思います。キャロルの場合のそれも同じで、ニューカッスルが放出すると「エースを何故手放した」と言われるけどキャロルがトランスファーを出したら「キャロルなんで行ってしまったんだ」と矛先がキャロルに向けられクラブ側は批判を受けないのでは?メイレレスの件も、今シーズン不調に陥った時ファンから「メイレレスを出したからだ」と言われてしまうかもしれないけどトランスファーならファンはクラブを責めることが出来ません。これが、それの利点ではないのでしょうか?
長々とすみませんでした。
オマラアナスさん
コメントありがとうございます。
もしオマラアナスさんの言う通りだとすると僕はかなり失望しちゃうんですよネー。
チームの強化に対する理念がしっかりしているのであれば、昨シーズン活躍した選手を放出しても「なぜ理念にそぐわない選手だったのか」を説明すれば良いですし、それが失敗となってもその理念が変わらないのであれば「これは受け入れるべき失敗なんだ」としっかり説明してくれれば良いだけだと思うんです。
少し辛辣な言い方をすれば、その理念の前にあっては1人の選手はただのパーツに過ぎないと思います。
1人の選手は永遠ではありませんが理念は永遠ですから。
どっちを取るかは言うまでも無い事ですよネ。
何よりクラブがたかが1選手の放出でファンの顔色を窺うようになったらお終いかな。
もしオマラアナスさんの言う通りだとすると僕はかなり失望しちゃうんですよネー。
チームの強化に対する理念がしっかりしているのであれば、昨シーズン活躍した選手を放出しても「なぜ理念にそぐわない選手だったのか」を説明すれば良いですし、それが失敗となってもその理念が変わらないのであれば「これは受け入れるべき失敗なんだ」としっかり説明してくれれば良いだけだと思うんです。
少し辛辣な言い方をすれば、その理念の前にあっては1人の選手はただのパーツに過ぎないと思います。
1人の選手は永遠ではありませんが理念は永遠ですから。
どっちを取るかは言うまでも無い事ですよネ。
何よりクラブがたかが1選手の放出でファンの顔色を窺うようになったらお終いかな。
Profile
HN: ian rush
性別: 男
趣味: Liverpool
自己紹介:
Liverpoolをさりげなく愛しています。
Liverpool Time
Recent Entry
Recent Comment
[02/16 Roderick さん]
[02/16 Chau さん]
[02/16 Latrice さん]
[02/16 Jung さん]
[02/16 Yetta さん]
Calendar
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
Category
Search