安心した

Kloppのコメント。
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─　試合内容と結果について

試合終了後の気持ちと感情について誰かがすでに質問して来ましたが、答えは安心したということですよ。こういう試合はどんな方向にも転がり得るものです。
前半の我々はかなり試合を支配していましたが、1-0でリードされてしまいました。チャンスは作りましたが充分ではなく、恐らくは明確なチャンスも充分には無かったのだろうと思います。選手は決定的なエリアではなく、その手前のエリアに多くいましたね。そういうことはもちろん起こり得ることですから、ハーフタイム中にその部分を確実に変更しなければならなかったのです。我々は決定的なエリアに選手を必要としていましたし、ボックス内に人がいる必要があったのです。
おかげでその変更はすぐに上手く行きました。我々は流れを取り戻すためにあの2ゴールを強引に決めましたし、その雰囲気は誰もが感じたと思います。
その後も選手たちにとっては、自分たちが試合をコントロールしているのかやまだ追う側なのかなど、立場が完全に明確なものにならなかったのは確かです。そういうことだって起こり得るものですが、それは大した問題ではありませんね。

我々には良い時間帯がありましたし、ほとんどの時間帯で試合をコントロールしていました。ですがボールを失った時はほぼ毎回すぐにカウンターを食らってしまいましたね。Zahaは本当に良いプレーをしていて、我々に解決すべき問題をたくさん与えてくれましたからね。
Millieは本当によくやってくれましたよ。本来ならZahaを1人で止めることは出来ませんからね。もちろん彼が作ったゴール以外の場面でも出来ませんから。それ以外の場面では彼を止めることは出来ていましたが、セットプレーをたくさん与えてしまいました。相手が2-2に追い付いたセットプレーは特にそうでしたね。ポゼッションは我々の方が上回り、オープンな試合になりました。

そして我々は前半何度も見せたものと同じような形から3点目を決めることが出来ましたね。サイドバックがボックス内にダイアゴナルなボールを入れた形です。
この場面でMillieはギリギリのところでボールに触ることが出来ましたね。ゴールキーパーにとって難しいボールだったと思いますし、Moがそこに詰めてくれました。
4点目はSadioのワールドクラスの走りと決意に満ちたゴールでした。
その後あなた方は時計を見て「よし、これで終わりだろう」と思うかも知れませんが、試合が終わる前に試合を締め括ってはならないということをフットボールは常に教えてくれます。だから相手は3点目を決めることが出来たんですよ。
Rafa Camachoは終了間際にWilfried Zahaからボールを奪ってくれました。あの場面でミスをしていたらどうなっていたかなんて考えたくもありませんよ！そういうものです。
フットボールには様々な勝ち方というものがありますが、今日は我々の持てる覚悟を全て持たなければなりませんでしたし、選手たちはそれを実践してくれました。後半は特にそうでしたね。今日は前後半で違う試合になりました。我々はそれをやり遂げたのですから、私はとても満足していますよ。

─　チームのキャラクターについて

選手たちのキャラクターについては誰も驚く必要はないでしょう。私がここに来る前から何かが本当にあったのだとしたら、それは選手のキャラクターでしょうね。彼らのことは2015年の10月から知っていました。ここにいた全員のことを知っていましたよ。彼らは素晴らしいキャラクターを持っていますね。

彼らの仕事量は常に驚かされるほどですし、これは他の特徴と上手く組み合わせなければなりません。信頼は重要ですし、自信を持つことなども重要です。

選手たちがあらゆるものと戦う準備が出来ているのは間違いありません。準備はシーズンの最初の時点から整っていた訳ではありませんが、今日はかなり特別な準備が出来ていましたし、そのことに私はとても嬉しく思いました。

観客にとっては、前半を理解するのはあまり簡単なことではなかったのではないかと思います。
ではあの状況で何をするのかということです。全く問題ない状況ではありながらも、一方では1-0でリードされているのです。私は多くの人が、今日はただ難しい日だという訳ではなく、恐らく負ける日だと考えたと思いますよ。我々はこの状況を好みはしませんでした。選手たちには、最も重要なことはポジティブであり続けることであって、怖気付いている場合ではないと伝えましたよ。ポジティブであり続けることに理由はありません。それで何か問題が生じた訳ではありませんし、いくつか修正を行ってそれを繰り返し行っていかなければならないのです。
もちろん我々は特に左サイドのディフェンスをしっかりやらなければなりませんでしたし、そこでボールを奪い返す必要がありました。選手たちはそれをやってくれましたね。
フットボールにおいては時には少しの運が必要になるものですが、今回はそれほど必要はありませんでした。非常に難しい試合ではありましたが、選手たちは3ポイント手にするに値していましたよ。

─　Salahが僅か72試合の出場で50得点に到達したことについて

異例のことですね。ワールドクラスの選手による異例の成果です。そういうものですよ。
この数ヶ月間、彼は正しいステップを踏んでいると思います。だから本当に素晴らしい数字を出すことが出来たのです。彼よりも少し早くこの数字に到達した選手の名前を聞きましたよ。Alan Shearer、Ruud van Nistelrooy、そしてAndy Coleです。どれも優秀なストライカーですね！
右ウィングで頻繁に起用しなければ彼はもっと早く得点出来たかも知れません。ですから私のミスですよ！ですが悪い数字ではありませんし、我々に大いに貢献してくれていますし、他の選手たちもそれは分かっています。典型的なウィンウィンのシチュエーションだと思いますね。彼は他の選手たちと共に作るプレースタイルの恩恵を受けていますし、他の選手たちももちろんかれのゴールに対する意欲から恩恵を受けているのです。最高ですよ。

─　次節のLeicester City戦まで11日の開きがあることについて

その期間は休息になりますね。Millieが出場停止となり、Fabinhoが出場出来るかどうか疑わしいということ思うと、水曜日や土曜日の試合は大きなチャレンジになるでしょう。それがどういう風になるかは分かりませんが、彼らが出場出来ないことに対して我々に出来ることは正直なところありませんでしたよ。
これから最も出場時間の長かった選手たちには2日間のリカバリー期間を与え、それ以外の選手たちにはもちろんトレーニングを積んでもらいます。その後Leicester戦に向けた準備をするつもりです。これはまた新たなタフな仕事ですよ。そのために我々はここにいる訳ですが、本当の休息にはなりませんよ。トレーニングのためにその期間を活用しなければならないのですから。

─　Trent Alexander-Arnoldの復帰時期について

分かりません。日々観察しなければなりませんし、それはみんなが私に教えてくれることですよ。Leicester戦に間に合うか？私には分かりませんね。
Trentは回復が非常に早い選手であるということが我々に僅かな希望を与えてくれていますよ。今はそれだけで、我々は観察をしなければなりません。

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Fabinhoはまだどうなるか分からない状況ではありますが、Leicester戦にMilnerとFabinhoが出場出来ないのは不安ですね。
LeicesterもPalaceと同じようにカウンターを狙って来るでしょうし、そこから反撃する時にLiverpoolのフォーメーションが間延びしてボールを上手く運べない…なんてシーンを頻繁に見ることになるかも知れません。
今回のように先制されてしまうとかなり厳しいのではないかと思いますね。

この11日間でどれだけの準備が出来るかが鍵になるでしょうし、僕の不安を払拭してくれるような素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。