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20110722_AsiaTour.jpg数日前ですが、Ayreがアジアツアーを総括したコメントを載せてくれていましたので、備忘録程度に載せておきます。

Ayreのインタビュー。
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― 忘れることの出来ない1週間を過ごし、私たちはイングランドに戻ってきました。Liverpool FCにとってのアジアツアー2011をどのように評価していますか?

素晴らしい1週間となりましたネ。それを量で表すのは難しいですが、今回の旅行で最も大切であった人はファンのみなさんで、それは今回の2試合、2度の公開練習、各種イベントや広報活動の結果からそのように私は思います。1週間という期間で関わったファンは恐らく約200,000人にもなりますが、これには驚かされていますよ。

誰もが笑顔でいられましたし、これは大切なことでしたネ。我々のスポンサーはファンに対するLiverpoolの影響力や世界中での彼らの活動がどれほどかとのコメントを出していましたし、スタッフやファンにとっても素晴らしい経験となりました。

若い選手や新加入選手にとってLiverpool FCの世界的なサイズや力、そして重要性を知る現実的なチャンスとなりました。みんな楽しんで戻って来ましたネ。少し疲れましたが、多くの成果を挙げてきましたよ。



― ツアー前に立てた目標の全てを達成出来たことに満足していますか?


仰る通りです。真の目標は我々がこちらのファンに感じてもらおうとするのと同じくらい大切なものをあちらのファンにも感じてもらうことでした。向こうでク ラブに関わってくれた人はみんな、我々がアジアに行ったことでファンや彼らががどれほど幸せになったかを私に対してや当人同士で話していましたよ。それが 何よりです。我が家からは遠く離れたところに我々は行きましたがまるで我が家のように感じましたし、それは大切なことです。彼らは我々のプレーを毎週間近 で見ることは出来ませんが、同じくらいの情熱を持ってくれていますよ。

彼らのことを考える者ならあそこに行くべきですし、われわれは次回も行きますよ。マレーシアに着いた時は朝5時に我々はファンの姿を目にしましたし、ト レーニングには38,000人のファンがやって来てくれました。ですから忠誠心や情熱は充分にあります。Liverpool FCから受けられるべき物を彼らが受けたという事であれば、それが一番大切なことなのです。



― 最初は中国への旅行でした。ツアーの前半で記憶に残っているものは何ですか?

我々は広州を選びました。それはヨーロッパのビッグチームが過去に訪れた他の場所よりも典型的に少ない場所だったからです。ですが我々はその地域に大きな ファン層を抱えていますし、中国では非常に広大な地域です。我々は人々を惹き付けることの出来る場所を選びたかったのです。その市場だけでなく香港から やって来てくれたファンもいましたネ。

広州を選んだことは成功でした。時々ホテルを取り囲まれることもありましたし、ホテルの庭でファンが寝ていたという話もあります。我々は中国フットボール 協会やその他我々が出会った方々から盛大な歓迎を受けましたネ。Liverpoolが持つ影響力は彼らや彼らの街、そして中国のフットボールにとって素晴 らしいものだと彼らは言ってくれていましたよ。我々は成果を挙げて来ましたし、ファンは喜んでくれました。共産主義国の難しさについて言われることもあり ますが、我々はその根拠となるものを目にすることはありませんでした。とても楽しかったですよ。



─ それから我々はマレーシアに向かいました。みんなが面食らうことになったと思いますが…。

そうですネ。私以上に面食らった人はいないと思いますよ。私は5年間あそこで生活していましたから、試合や練習を見に集まってくれた観客を見るまで自分は 全てを分かっていると思っていました。トレーニングを見に来てくれた人の数は、我々がPremier Leagueの試合をAnfieldで開催した時の数とほぼ同じくらいの多さでした。試合後に何人かの選手と話をしましたが、彼らは歓声に圧倒されたと 言っていましたよ。赤と白で埋め尽くされたスタンドと歓声が聞こえるヨーロッパのカップ戦決勝の記憶のように感じさせてくれました。試合が始まってもそれ は静まることなく、ずっと続いていましたネ。

我々は試合前、Phil ThompsonとIan Rushとともにピッチを1周したのですが、みんな異常に興奮していました。尋常ではありませんでしたネ。もし我々がツアーに出た時にどの国に対してもあ のような影響をファンに与えることが出来るのであれば、我々は正しいことをしているのでしょう。恩返しすることが出来るかが問題なのです。恩返しし続ける ことが出来ている限りは自分たちのしていることに良い感触を得ることが出来るでしょう。我々は間違いなく世界中のファンをさらに引き込むために進歩します よ。



─ シンガポールの滞在は1日だけでしたが、さらに多くのLiverpoolファンと会う機会になりましたネ。

2009年に試合をするためにシンガポールへ行きましたので、我々へのサポートに対して勘違いをすることは決してありませんよ。韓国へ行くプログラムの変 更に従ってあそこへ戻ったのは良かったですネ。現在、彼らはナショナルスタジアムを持っていませんから試合を行うことは出来ませんでした。ですから我々は あそこで小さな場所でトレーニングすることにしたのです。ホテルで我々は盛大な歓迎を受けましたし、新しいユニフォームで素晴らしいトレーニングセッショ ンを行うことが出来ました。

トレーニングセッションのために驚くほどの客足と驚くほどの歓声がありました。選手たちはこれからMelwoodで少し退屈なトレーニングを受けることになると思いますネ。

シンガポールのファンの欠点を探すことは出来ません。彼らは大挙してやって来てくれましたし、我々が出会った人たちはおそらくほとんどがコーディネートされた歌手だったんじゃないでしょうか。



─ 商業的な観点から見て、あなたが戻って来てからのスポンサーの反応はどんなものでしたか?


とても良かったですよ。これまで何度か言って来ましたが、人々がLiverpoolのスポンサーとなる理由は我々が昨年、今年、そしてこれから勝ち取るも のに対してではないということです。我々がLiverpoolで手を結んだ優れた、素晴らしいスポンサーは我々と共に働いてくれます。我々は長期的に何か を実現しようとしていますし、それが我々を世界最大のフットボールクラブの1つに成長させて来たものだからです。それは我々の歴史であり、伝説であり、 我々が示して来たもの全てです。それは良い部分も悪い部分もありました。我々は豊かな歴史やこれほどの大きなファン層を抱えていますからネ。ですがそれを 上手く扱わなければなりませんし、人々に信頼させ続けなければなりませんから難しいところです。

我々やスポンサーが目にしたものは、我々がいまだビッグで、いまだ人気があり、いまだ世界中のファン層を引き込んでいるということです。その1つ1つが今 回のツアーで彼らの予想以上に手にすることが出来ましたし、その1つが選手たちのプロフェッショナリズムについて、ピッチ上だけでなく様々なスポンサー企 画のイベントにおいても物語っているのです。選手たちは文句も言わず本当に一生懸命に頑張ってくれましたよ。だからスポンサーは彼らが我々にしてくれた全 てに対してお返しすると認識してくれたのだと私は思いますよ。



─ 1週間、選手たちに対する要求はたくさんありました。彼らがクラブの親善大使としての役割を努めてくれたことにどれほど満足していますか?


我々が力付けられたのは、彼らが我々の求める以上の働きをしてくれたことだと思います。近頃フットボーラーに対して、彼らがどれくらいの支払いを受けているのかやメディアのあらゆる否定的な記事について多くの批判が出ることがあります。

メディアにかなり手荒い扱いを受けている選手もいますし、そういう選手が子供たちとの地域イベントで大きな貢献を見せる…しかも指示されたからやるという のではなくそれを見せられるのは素晴らしいことです。選手たちが決まった時間に去る必要があり、行くことを望んでいなかった場所での地域イベントに私は行 きました。それは私にとって、非常に力付けられるものでした。Liverpool FCがやること、やるべきことを彼らは望んで実行してくれただけでなく、それを楽しんでくれていたからです。これほどの素晴らしいグループを持つことが出 来て我々はとても幸運だと思いますネ。



― 旅行中はコミュニティコーチも採用していましたネ。LFCが滞在中の彼らが果たした役割の大きさはいかほどでしたか?

試合の後でも言ったように、ファンに対する彼らの存在意義や、地域での努力は2番目に大きなものでした。我々は4人のコミュニティコーチを採用しました。 我々のコミュニティチームにはMerseysideや他の場所で大きな貢献をしてくれている人たちがたくさんいますが、我々は4人採用しました。彼らは素 晴らしい仕事をしてくれましたネ。彼らは旅行中最もハードな仕事をしてくれた10人に入るでしょうネ。彼らは常にボール袋を持ってバンに飛び乗り、あらゆ るところへ行ってくれましたよ。

彼らが選手や子供たち、そして他の組織と活動する機会を2度間近で見ましたが、彼らの持つ影響力は絶大でしたネ。彼らがしたことや、影響力がどれほど素晴 らしいものであったかと誰もが言っていましたよ。彼らは孤児院や別の組織にたくさんのユニフォームを寄付しましたが、私はそういうことが本当に大切なこと だと思いましたネ。
クラブがプレシーズンツアーに向かう時、ビッグクラブは市場の外で資金を手にしているという解説が年々多くなっています。我々はフットボールをしに行った り、資金作り以上のことをするためにあそこに行ったのだということを証明したんじゃないかと思いますよ。我々は素晴らしいこと、そして長期的な効果に繋が ることを期待して行ったのです。



─ クラブのメディアチームも今回のツアーに同行しましたが、我々の数多くのメディア・プラットフォームを介して世界に我々がアジアで成し遂げたことを紹介するのにどれほど重要な役割を担ったのでしょうか?

ファンであれば世界中どこにいても応援するフットボールクラブの動向を知りたいと願うものです。我々には素晴らしいメディアチームがいますし、その素晴ら しさは我々の人間で構成された我々のチームだということです。ですから彼らは我々が成し遂げようとしていることを理解しているのです。我々の組織の人間、 選手、監督、コーチやスタッフはみんな我々のチームの人間であることを理解していますし、それが我々が受ける取材の質や映像の質を考えた時に利益となると 思いますネ。

それはMerseysideのファンやアジアのファン、その他の世界中のファンが真に何が行われているのか知ることが出来ることを意味します。これはとて も重要なことですよ。我々はフットボールの試合をするだけではないのですからネ。もちろんそれが最も重要なことではありますが、我々はクラブとして、ビジ ネスとして洗練されたものにならなければなりませんし、あらゆる領域の期待に応えられなければなりません。

我々が独自のメディアチャンネルを通じて明示出来るものはさらに良くなるでしょう。我々は成長し、築き上げ、次第により良い物とし、そしてベストの物とすることが出来ますからネ。それを人々に見せることが最も重要です。



─ 個人的なレベルで、あなたにとってのアジアツアー2011のハイライトは何でしょうか?


私にとってのハイライトは恐らくマレーシアでしょうネ。私がずっと住んでいた場所ですし、多くの友人がいる場所です。Liverpoolをマレーシアに連 れてくることが出来たこと、そして双方のとても多くの人、ファン、クラブに関わるみんなにこれほどの大きな影響をもたらしたことをとても誇りに思います。 私にとっては輝かしいことでした。チームが外出するのを見たことはとても特別なことでしたし、あそこにいた誰もが忘れられないものになったと思いますよ。 私も間違いなくそうですネ。



─ 最後に、今回のツアーにこれほどの成功をもたらす貢献をしてくれたみんなに対してどんなメッセージがありますか?

私から感謝の言葉を送ります。私はクラブで全てを牽引していく使命を課されています。Liverpoolのファン、クラブのあらゆる階層のスタッフであれ ば、今朝Liverpoolで目を覚まして、何かをもたらすためにチームとして共に活動することはとても特別なものだと思うのではないかと私は思います。

それは我々の方向を前に向かせてくれます。もし我々全員が共に活動してお互いを引っ張って行けば素晴らしいものをもたらすことが出来ますし、きっとフット ボールのピッチにも素晴らしいものをもたらすことが出来るでしょう。ですがそれは常にピッチ上にあるものではありません。私は今回のツアーがその最高の例 となると考えています。今回のツアーはみんなによる素晴らしい仕事でした。

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アジアツアー、まずはお疲れ様でした。
高温多湿の東アジア(というか東南アジア)までやって来て、試合のみならず各種イベントに参加して現地ファンに夢を与えてくれたことに同じアジアの人間として感謝しています。
出来ることなら僕も行きたかったです。韓国の名前が発表された時は行こうと思っていたのですが…残念でした。


ただこのツアーに掛けられた時間などが、Premier Leagueへの準備期間として最適であったかと言うと決してそうではないと思います。
まともなトレーニングをやるのであればMelwoodに残るか、北欧など暑さを避けられる地域で合宿を組む方が良かったでしょうし、練習試合の相手もアジアの全く別種類のフットボールをやるチームを相手にするよりヨーロッパのチームを相手にした方がまだマシだったハズ。

現地ファンの熱気を肌で感じることが、英気を養うことに繋げられているのであればこのツアーも「プレシーズン」としては意義のあることだったのでしょうけれど…。
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無題
クラブの経済的収入源として考えれば、今回のツアーはとても重要な意味があったのではないでしょうか。
あくまでも営業の一環としての遠征であって、試合でチーム作りどうこうではないと感じます。各地の反響ぶりを見ると改めてレッズの人気の高さを感じますね。
それにしてもサイン会だとか一緒に写真撮影だとか、つくづくうらやましーなーと、笑。試合観戦はともかくとして、サイン会だけでも日本からわざわざ行く価値ありそうな気がしませんか?
シャンク さん 2011/07/23(Sat)04:45:21 Edit
シャンクさん
コメントありがとうございます。

シャンクさんの仰る通りなんです。ただ仰る通りでしかないんですよネ。

今シーズンは中盤がゴッソリ変わりそうです。プレシーズンはチームにとって物凄く大事な時期ですが、わずか1か月半の期間の内の1週間はとても大きなものになると思います。
ご覧になってお分かりの通り、あそこで行われた2試合は余興以外の何物でもありませんでしたし、練習もどれほどのものが行われたのか…。
まぁこの1週間が新シーズンにどのような影響を及ぼすかは開けてみてからのお楽しみというところなのでしょうけれどネ。

営業目的とは言え、選手やスタッフの本業はアイドルの地方巡業ではありませんから(苦笑)

本業疎かにして本業に死す。これほど愚かなことはありません。



しかしこの10年、アジアでのPremier League人気は非常に大きなものになりましたネ。
クラブにとってみればアジアマネーの獲得、ファンベースの維持拡大は非常に大切なものとなり、そのためのツアー企画は重要な施策と言えるでしょう。
しかし今後もこれを続けて行くと言うのであれば、興行時期も含めより洗練されたものにすべきだと思います。
シーズン終了時の慰安旅行とした方がまだマシかと。


そしてアジア開拓がクラブ強化に繋がるのだとすれば、引いてはPremier League全体の強化に繋がるのだとすれば…。
他国リーグとの競争に打ち勝っていくためにも、クラブに1人歩きさせず、Premier League自身が推進すべき施策となるのではないかと思います。


ArsenalやChelseaもアジア施策を行っている。
国内には明らかに軽視されたカップ戦がある。
この辺りにヒントがありそうですが、いかがでしょうか?
[ from Rush : 2011/07/23 07:43 ]
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