×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前半はまるで死刑宣告を待つ囚人のよう…。
そう思わせるほど失点はいつ訪れてもおかしくない状態でしたネ。
Arsenalのテンポ、パスワークに苦しめられ、自陣に完全にロックされたまま動けなくなっていました。LucasとSpearingも下がらざるを得ず、ほぼディフェンスラインに吸収された状態になっていましたから、相手を止めて押し上げようにも押し上げられない。
そして何とかSuarezに繋いだボールも、彼が軽率とも取れるパスミスでフイにしてしまう…。
彼にはどう見えていたのかは分かりませんが、味方が自陣に張り付けにされて押し上げがどうしても遅れてしまう中、ワンタッチ、ツータッチで距離の離れた選手にパスを繋ごうとしても無理があります。
彼にはカウンターを狙う気持ちがあったのでしょうし、チームプランとしても今日はそれを狙っていたのでしょうが、もう少し丁寧にキープして、あえてテンポを遅らせてもらいたいと思う場面が何度かありました。
City戦と同じメンバーで臨んだ試合でしたが、CityとArsenalのあまりにも大きな差に、チームとして全く良いところが出せず防戦一方の前半となってしまいました。
ですが選手はよく耐えてくれていたと思います。
センターに入ったSpearingとLucasは守備に忙殺されていましたが、試合を通してまるで番犬のようにしっかり相手をチェイスして攻撃を潰してく れました。特にSpearingのスタミナには脱帽。こういう汗をかくことを厭わない選手がいてくれるだけでチームには安定感がもたらされるように思います。
そして10代の両SBは少し危うさを感じさせながらも仕事をやりきってくれた印象。
リーグトップクラスのチームの圧力を肌で感じて彼らは何を思ったでしょうか…。こうして一歩一歩トップの仲間入りを果たしてもらいたいですネ。
しかしDalglishの若手の扱い方は上手かったです。
Aurelioの不意な故障で出番が回ってきたRobinsonにはピッチに入る直前まで大きな笑顔で語りかけ、Carragherと交錯したFlanaganもピッチサイドまで戻してケアを忘れない。今時メモを見ながら次の戦略を練ることに必死になる監督も多い中、Dalglishは選手を駒ではなく家族のように扱ってくれる監督なんだと改めて感じたシーンでした。…オールドタイプな監督なのかも知れませんが(苦笑)
Dalglishについてはシーズン終了後にその手腕を評価してもらわなければなりませんが、こういう温かみのある監督は大好きですネ。
話が前後しますが、後半に入ってからのLiverpoolは少し盛り返すことが出来ました。
今まで自陣に張り付けにされていた選手たちでしたが、人数を掛けた攻撃が出来るようになりましたネ。
ようやく試合開始のホイッスルが鳴ったように思えました。
そして75分あたりからはさらに試合の流れが変わり、前半あれほど自陣で苦しめられていたLiverpoolがウソのようにArsenalディフェンスラインから追い回し始めていましたネ。
この時間帯のArsenalは足元で繋ぐだけのスローなフットボールに陥っていましたからLiverpoolも対応しやすくなったのでしょう。ボールだけが動くフットボールにはさほど怖さは無く、余裕を手にしたLiverpoolはさらに前に出られるようになりました。
何度か良いチャンスを作ってくれていましたから、ここで決められれば…と固唾を飲んで見守っていましたが、決定機と呼べるようなチャンスまではなかなか作れませんでした。
そして去ったかに思われた死刑宣告は突如として下されました。
ロスタイムも終わりを告げようとした頃、人数を掛けた攻撃を再び繰り出したArsenalにSpearingが思わず足を掛けて止めてしまいPKを献上。
それをキッチリ決められついに均衡が崩れてしまいました。
ここまで番犬のようにArsenalを追い回してくれたSpearingを責める者は誰もいないでしょう。
しかし選手たちはまだ諦めない。
いつ笛が鳴っても不思議ではない中、Lucasが相手ペナルティエリアに突っ込みファウルを誘う。
それはエリア外の判定だったものの、そのFKの流れから今度はエリア内でLucasが倒されてPK獲得。
このPKに、度胸を据えたKuytが右足を強振。そしてLiverpoolの歓喜の輪が出来あがる中、そのまま試合終了。
最後はまるでジェットコースターのような目まぐるしい展開でしたが、選手たちが最後まで諦めずに戦う意志を見せてくれたことが何より嬉しかったですネ。
両者ともに絶対に3ポイントの欲しい試合で、ホームで攻め立てるArsenalと守りの中から勝機を探るLiverpool。
Arsenalの目線から見れば「守備を固めるだけで攻めてこないLiverpool」と映ったのでしょうが、僕は両チームに素晴らしい試合を見せてもらったと感じています。
それだけにWengerの相変わらずの水を差すような振る舞いは残念で仕方がありませんでした。
しかし結果として、ここへ来て2ポイントをロストしてしまったのは両者ともに痛いです。
この結果を一番喜んだのはCapelloの横で踏ん反り返っていたFergusonだったのかもネ…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Arsenal 1 - 1 Liverpool
17 Apr 2011 16:00 , Barclays Premier League(33)
-------------------------------------------------------------------
Wojciech Szczesny Pepe Reina
Emmanuel Eboue John Flanagan
Laurent Koscielny Jamie Carragher
Johan Djourou Martin Skrtel
Gael Clichy Fabio Aurelio
Abou Diaby Lucas Leiva
Jack Wilshere Jay Spearing
Theo Walcott Raul Meireles
Cesc Fabregas Dirk Kuyt
Samir Nasri Luis Suarez
Robin van Persie Andy Carroll
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Jens Lehmann Joe Cole
Alex Song Sotirios Kyrgiakos
Sebastien Squillaci Maxi Rodriguez
Andrey Arshavin David Ngog
Kieran Gibbs Jonjo Shelvey
Marouane Chamakh Peter Gulacsi
Nicklas Bendtner Jack Robinson
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
van Persie(90+8 PK) Kuyt(90+12 PK)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Bendtner(Wilshere 72) Robinson(Aurelio 21)
Arshavin(Walcott 72) Kyrgiakos(Carragher 62)
Song(Diaby 81) Shelvey(Carroll 70)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Andre Marriner
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
van Persie(90+8) Flanagan(30)
Eboue(90+10) Skrtel(34)
Shelvey(76)
Lucas(90+10)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Emirates Stadium
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Arsene Wenger Kenny Dalglish
ですが選手はよく耐えてくれていたと思います。
センターに入ったSpearingとLucasは守備に忙殺されていましたが、試合を通してまるで番犬のようにしっかり相手をチェイスして攻撃を潰してく れました。特にSpearingのスタミナには脱帽。こういう汗をかくことを厭わない選手がいてくれるだけでチームには安定感がもたらされるように思います。
そして10代の両SBは少し危うさを感じさせながらも仕事をやりきってくれた印象。
リーグトップクラスのチームの圧力を肌で感じて彼らは何を思ったでしょうか…。こうして一歩一歩トップの仲間入りを果たしてもらいたいですネ。
しかしDalglishの若手の扱い方は上手かったです。
Aurelioの不意な故障で出番が回ってきたRobinsonにはピッチに入る直前まで大きな笑顔で語りかけ、Carragherと交錯したFlanaganもピッチサイドまで戻してケアを忘れない。今時メモを見ながら次の戦略を練ることに必死になる監督も多い中、Dalglishは選手を駒ではなく家族のように扱ってくれる監督なんだと改めて感じたシーンでした。…オールドタイプな監督なのかも知れませんが(苦笑)
Dalglishについてはシーズン終了後にその手腕を評価してもらわなければなりませんが、こういう温かみのある監督は大好きですネ。
話が前後しますが、後半に入ってからのLiverpoolは少し盛り返すことが出来ました。
今まで自陣に張り付けにされていた選手たちでしたが、人数を掛けた攻撃が出来るようになりましたネ。
ようやく試合開始のホイッスルが鳴ったように思えました。
そして75分あたりからはさらに試合の流れが変わり、前半あれほど自陣で苦しめられていたLiverpoolがウソのようにArsenalディフェンスラインから追い回し始めていましたネ。
この時間帯のArsenalは足元で繋ぐだけのスローなフットボールに陥っていましたからLiverpoolも対応しやすくなったのでしょう。ボールだけが動くフットボールにはさほど怖さは無く、余裕を手にしたLiverpoolはさらに前に出られるようになりました。
何度か良いチャンスを作ってくれていましたから、ここで決められれば…と固唾を飲んで見守っていましたが、決定機と呼べるようなチャンスまではなかなか作れませんでした。
そして去ったかに思われた死刑宣告は突如として下されました。
ロスタイムも終わりを告げようとした頃、人数を掛けた攻撃を再び繰り出したArsenalにSpearingが思わず足を掛けて止めてしまいPKを献上。
それをキッチリ決められついに均衡が崩れてしまいました。
ここまで番犬のようにArsenalを追い回してくれたSpearingを責める者は誰もいないでしょう。
しかし選手たちはまだ諦めない。
いつ笛が鳴っても不思議ではない中、Lucasが相手ペナルティエリアに突っ込みファウルを誘う。
それはエリア外の判定だったものの、そのFKの流れから今度はエリア内でLucasが倒されてPK獲得。
このPKに、度胸を据えたKuytが右足を強振。そしてLiverpoolの歓喜の輪が出来あがる中、そのまま試合終了。
最後はまるでジェットコースターのような目まぐるしい展開でしたが、選手たちが最後まで諦めずに戦う意志を見せてくれたことが何より嬉しかったですネ。
両者ともに絶対に3ポイントの欲しい試合で、ホームで攻め立てるArsenalと守りの中から勝機を探るLiverpool。
Arsenalの目線から見れば「守備を固めるだけで攻めてこないLiverpool」と映ったのでしょうが、僕は両チームに素晴らしい試合を見せてもらったと感じています。
それだけにWengerの相変わらずの水を差すような振る舞いは残念で仕方がありませんでした。
しかし結果として、ここへ来て2ポイントをロストしてしまったのは両者ともに痛いです。
この結果を一番喜んだのはCapelloの横で踏ん反り返っていたFergusonだったのかもネ…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Arsenal 1 - 1 Liverpool
17 Apr 2011 16:00 , Barclays Premier League(33)
-------------------------------------------------------------------
Wojciech Szczesny Pepe Reina
Emmanuel Eboue John Flanagan
Laurent Koscielny Jamie Carragher
Johan Djourou Martin Skrtel
Gael Clichy Fabio Aurelio
Abou Diaby Lucas Leiva
Jack Wilshere Jay Spearing
Theo Walcott Raul Meireles
Cesc Fabregas Dirk Kuyt
Samir Nasri Luis Suarez
Robin van Persie Andy Carroll
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Jens Lehmann Joe Cole
Alex Song Sotirios Kyrgiakos
Sebastien Squillaci Maxi Rodriguez
Andrey Arshavin David Ngog
Kieran Gibbs Jonjo Shelvey
Marouane Chamakh Peter Gulacsi
Nicklas Bendtner Jack Robinson
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
van Persie(90+8 PK) Kuyt(90+12 PK)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Bendtner(Wilshere 72) Robinson(Aurelio 21)
Arshavin(Walcott 72) Kyrgiakos(Carragher 62)
Song(Diaby 81) Shelvey(Carroll 70)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Andre Marriner
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
van Persie(90+8) Flanagan(30)
Eboue(90+10) Skrtel(34)
Shelvey(76)
Lucas(90+10)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Emirates Stadium
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Arsene Wenger Kenny Dalglish
PR
COMMENT
Profile
HN: ian rush
性別: 男
趣味: Liverpool
自己紹介:
Liverpoolをさりげなく愛しています。
Liverpool Time
Recent Entry
Recent Comment
[02/16 Roderick さん]
[02/16 Chau さん]
[02/16 Latrice さん]
[02/16 Jung さん]
[02/16 Yetta さん]
Calendar
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
Category
Search