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常に激しい試合を見せて来たLiverpoolとEverton。
それは17位と18位に低迷していた昨シーズンであっても変わらず、見る者を必ず楽しませてくれる試合。
今回も試合開始から両者が主導権を握ろうと奮闘していましたが、オフェンスの点においてはEvertonが上回っていたように感じました。
Evertonは何度かゴールを匂わせるようなフィニッシュまで持ち込んでいましたが、Liverpoolはなかなか最後の一手までは行けていませんでしたから。頑張ってボールを運んではいたんですけどネ。
少し苦しい立ち上がりでしたが、今はしっかり耐えてどこかで勝機を掴んで欲しい…そう思いながら見ていました。
そして問題の23分。Surezに向けてタックルを入れたRodwellにAtkinsonはレッドカードを突き付ける。
Moyes監督もこの判定に激怒していたようですが、僕の眼にも厳しすぎるように映りました。Evertonからすればそこまで良い流れで来ていただけに受け入れ難いものがあったことでしょう。
しかしLiverpoolからすればこの判定は救われました。
理由はどうであれ、それまでややEverton向きであった流れを止めることが出来たのですから。
ですがその後すぐにLiverpoolが波に乗ったワケでは無く、しばらくは10人対11人でようやくイーブンという印象でしたネ。
Liverpoolが攻勢に出始めたのは前半の終盤近くになってから。
ようやく敵陣深くまでボールを運び、人数を掛けた分厚い攻撃が出来るようになりました。やはり相手は1人少ないこともあって追走手一杯という印象でした。
しかし、流れが完全に傾いた前半のうちに点が欲しいと願っていましたがEvertonの守備の良さもあって得点までは至らず。
KuytのPK(失敗)にAdamのバーを叩く強烈ミドルなどもあったのですが、この前半で得点を奪えなかったのは残念でしたネ。
そして後半に入って、少しEvertonは持ち直しました。
4-4の守備ブロックをしっかりと形成してLiverpoolの攻撃を受け止め、機を見て前線に1人残ったSahaを活かしたカウンターを繰り出して来ました。
またイーブンな状態がしばらく続きましたし、カウンターは相手にシュートまで持っていかれるような場面が何度もありましたので勝負はどちらに転ぶかこの段階では分かりませんでした。
その状況を打開するためにDalglishはGerrardとBellamyを投入。
これが当たりました。
Gerrardは相手をとにかく動かそうと、自らも動きながらパスをテンポよく四方八方に捌いてくれました。凄くシンプルで丁寧なプレーなのですが、これは1人少ない相手に物凄く利いたように思います。
やっぱり彼はこのLiverpoolというチームを、そしてMerseyside Derbyという試合を良く知っているなぁと感心しましたネ。
そしてBellamyもCarrollの先制点の起点となる絶妙スルーパスを出したり、相手ボールとなった時には懸命にチェイスしてくれたり、途中交代としての役目を充分発揮してくれました。
先制点の流れは本当に良かったですネ。
Gerrardからのパスを受けたBellamyが、自分を追い抜くEnriqueにタイミングを見計らったスルーパスを送り、タッチラインギリギリのところからクロス。最後はKuytがスルーしてCarrollが決めました。
ちなみにスルーしたKuytはこの流れの1番最初に自陣でGerrardにパスを出した選手でした。そこからスーッとゴール前まで駆け上がり、最後は黒子 役になる…。普通なら「ここまで走ったんだから」と強引にでもシュートに行っても文句は言えない場面ですが、彼は無理をしませんでした。最高です。
そして追加点はSuarez。
単独で仕掛けて一旦ボールを失ったのですが、DistinのクリアしようとしたボールがSuarezの胸にあたって後はキーパーを見て流し込むだけという形でした。
Distinはそこまで結構良い守備をしてSuarezを止めたりしていましたので本当に不運でした。
結果は2-0でしたが、あの退場さえ無ければ落としていたかもしれないと感じました。
Evertonは良い試合をしていましたし、Liverpoolにも課題は残る試合だったと思います。
その課題ですが、LiverpoolはFellainiに自由を与えすぎたように思います。
攻撃時にはセンターサークルを越えたあたりに位置していた彼ですが、ほぼノープレッシャーでパスを捌かせてしまっていました。
「Liverpoolの守備はこういうスタイルなんだ」と言われてしまえばそれまでなのですが、TottenhamのParkerもそうでしたし、昨シー ズンのWest Ham戦のこれまたParkerとHitzlspergerもそうでしたが、相手の中盤の底あたりでボールを捌く選手をそのまま放置するというのはいかが なものかと…。
ここを抑えなければどちらのサイドにパスを振られるか判断が付きにくくなりますし、サイドのケアも甘くなって当然という気がするのですがどうでしょうか。
Dalglishが今後どうやって守備を強固にしていくのか。やっぱり守備が良くなければリーグ戦は勝ち続けられませんからネ。
ですがいずれにしても、この勝利は大きいですネ。
次は代表戦後にホームでUnited戦。Carrollも得点して少し肩の力が抜けたでしょうし、良い活躍をしてくれることを期待しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Everton 0 - 2 Liverpool
1 Oct 2011 , Barclays Premier League(7)
-------------------------------------------------------------------
Tim Howard Pepe Reina
Tony Hibbert Martin Kelly
Phil Jagielka Jamie Carragher
Sylvain Distin Martin Skrtel
Leighton Baines Jose Enrique
Seamus Coleman Dirk Kuyt
Marouane Fellaini Lucas Leiva
Jack Rodwell Charlie Adam
Leon Osman Stewart Downing
Tim Cahill Luis Suarez
Louis Saha Andy Carroll
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Jan Mucha Steven Gerrard
Diniyar Bilyaletdinov Jordan Henderson
Royston Drenthe Sebastian Coates
Denis Stracqualursi Jay Spearing
Phil Neville John Franagan
Ross Barkley Alexander Doni
Apostolos Vellios Craig Bellamy
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
Carroll(71)
Suarez(82)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Drenthe(Coleman 59) Gerrard(Adam 67)
Neville(Osman 69) Bellamy(Downing 67)
Vellios(Hibbert 79) Henderson(Lucas 88)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Martin Atkinson
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
Cahill(27) Lucas(50)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
Rodwell(23)
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Goodison Park
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
David Moyes Kenny Dalglish
Moyes監督もこの判定に激怒していたようですが、僕の眼にも厳しすぎるように映りました。Evertonからすればそこまで良い流れで来ていただけに受け入れ難いものがあったことでしょう。
しかしLiverpoolからすればこの判定は救われました。
理由はどうであれ、それまでややEverton向きであった流れを止めることが出来たのですから。
ですがその後すぐにLiverpoolが波に乗ったワケでは無く、しばらくは10人対11人でようやくイーブンという印象でしたネ。
Liverpoolが攻勢に出始めたのは前半の終盤近くになってから。
ようやく敵陣深くまでボールを運び、人数を掛けた分厚い攻撃が出来るようになりました。やはり相手は1人少ないこともあって追走手一杯という印象でした。
しかし、流れが完全に傾いた前半のうちに点が欲しいと願っていましたがEvertonの守備の良さもあって得点までは至らず。
KuytのPK(失敗)にAdamのバーを叩く強烈ミドルなどもあったのですが、この前半で得点を奪えなかったのは残念でしたネ。
そして後半に入って、少しEvertonは持ち直しました。
4-4の守備ブロックをしっかりと形成してLiverpoolの攻撃を受け止め、機を見て前線に1人残ったSahaを活かしたカウンターを繰り出して来ました。
またイーブンな状態がしばらく続きましたし、カウンターは相手にシュートまで持っていかれるような場面が何度もありましたので勝負はどちらに転ぶかこの段階では分かりませんでした。
その状況を打開するためにDalglishはGerrardとBellamyを投入。
これが当たりました。
Gerrardは相手をとにかく動かそうと、自らも動きながらパスをテンポよく四方八方に捌いてくれました。凄くシンプルで丁寧なプレーなのですが、これは1人少ない相手に物凄く利いたように思います。
やっぱり彼はこのLiverpoolというチームを、そしてMerseyside Derbyという試合を良く知っているなぁと感心しましたネ。
そしてBellamyもCarrollの先制点の起点となる絶妙スルーパスを出したり、相手ボールとなった時には懸命にチェイスしてくれたり、途中交代としての役目を充分発揮してくれました。
先制点の流れは本当に良かったですネ。
Gerrardからのパスを受けたBellamyが、自分を追い抜くEnriqueにタイミングを見計らったスルーパスを送り、タッチラインギリギリのところからクロス。最後はKuytがスルーしてCarrollが決めました。
ちなみにスルーしたKuytはこの流れの1番最初に自陣でGerrardにパスを出した選手でした。そこからスーッとゴール前まで駆け上がり、最後は黒子 役になる…。普通なら「ここまで走ったんだから」と強引にでもシュートに行っても文句は言えない場面ですが、彼は無理をしませんでした。最高です。
そして追加点はSuarez。
単独で仕掛けて一旦ボールを失ったのですが、DistinのクリアしようとしたボールがSuarezの胸にあたって後はキーパーを見て流し込むだけという形でした。
Distinはそこまで結構良い守備をしてSuarezを止めたりしていましたので本当に不運でした。
結果は2-0でしたが、あの退場さえ無ければ落としていたかもしれないと感じました。
Evertonは良い試合をしていましたし、Liverpoolにも課題は残る試合だったと思います。
その課題ですが、LiverpoolはFellainiに自由を与えすぎたように思います。
攻撃時にはセンターサークルを越えたあたりに位置していた彼ですが、ほぼノープレッシャーでパスを捌かせてしまっていました。
「Liverpoolの守備はこういうスタイルなんだ」と言われてしまえばそれまでなのですが、TottenhamのParkerもそうでしたし、昨シー ズンのWest Ham戦のこれまたParkerとHitzlspergerもそうでしたが、相手の中盤の底あたりでボールを捌く選手をそのまま放置するというのはいかが なものかと…。
ここを抑えなければどちらのサイドにパスを振られるか判断が付きにくくなりますし、サイドのケアも甘くなって当然という気がするのですがどうでしょうか。
Dalglishが今後どうやって守備を強固にしていくのか。やっぱり守備が良くなければリーグ戦は勝ち続けられませんからネ。
ですがいずれにしても、この勝利は大きいですネ。
次は代表戦後にホームでUnited戦。Carrollも得点して少し肩の力が抜けたでしょうし、良い活躍をしてくれることを期待しています。
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Everton 0 - 2 Liverpool
1 Oct 2011 , Barclays Premier League(7)
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Tim Howard Pepe Reina
Tony Hibbert Martin Kelly
Phil Jagielka Jamie Carragher
Sylvain Distin Martin Skrtel
Leighton Baines Jose Enrique
Seamus Coleman Dirk Kuyt
Marouane Fellaini Lucas Leiva
Jack Rodwell Charlie Adam
Leon Osman Stewart Downing
Tim Cahill Luis Suarez
Louis Saha Andy Carroll
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SUBS:
Jan Mucha Steven Gerrard
Diniyar Bilyaletdinov Jordan Henderson
Royston Drenthe Sebastian Coates
Denis Stracqualursi Jay Spearing
Phil Neville John Franagan
Ross Barkley Alexander Doni
Apostolos Vellios Craig Bellamy
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GOALS:
Carroll(71)
Suarez(82)
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SUBSTITUTIONS:
Drenthe(Coleman 59) Gerrard(Adam 67)
Neville(Osman 69) Bellamy(Downing 67)
Vellios(Hibbert 79) Henderson(Lucas 88)
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REFEREE:
Martin Atkinson
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BOOKED:
Cahill(27) Lucas(50)
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SENTOFF:
Rodwell(23)
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VENUE:
Goodison Park
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David Moyes Kenny Dalglish
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COMMENT
無題
守備を見ると補強しかないでしょう.
JohnsonとAurélioを放出候補として...
ビルドアップがないと厳しいですね…マンツーマンに自信があるとはいえ、クロスがあれほど上がるようでは…
というものの、DFばかりの責任ではなくてボランチとの連携が上がらないのも原因ではあると思うのですが...
JohnsonとAurélioを放出候補として...
ビルドアップがないと厳しいですね…マンツーマンに自信があるとはいえ、クロスがあれほど上がるようでは…
というものの、DFばかりの責任ではなくてボランチとの連携が上がらないのも原因ではあると思うのですが...
No.さん
コメントありがとうございます。
守備に関しては「DF陣の責任」と言ってしまうといつまでたっても問題は解決しませんし、DF陣は少し可哀そうかなとも思います。
細かいところを突けば彼らのミスから失点した場面もありましたが、それよりも前線の選手も含めたチーム全体としての守備に問題があるように僕には見えますので。
個人と補強について言及するとすればその後でしょうか。
守備に関しては「DF陣の責任」と言ってしまうといつまでたっても問題は解決しませんし、DF陣は少し可哀そうかなとも思います。
細かいところを突けば彼らのミスから失点した場面もありましたが、それよりも前線の選手も含めたチーム全体としての守備に問題があるように僕には見えますので。
個人と補強について言及するとすればその後でしょうか。
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HN: ian rush
性別: 男
趣味: Liverpool
自己紹介:
Liverpoolをさりげなく愛しています。
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