Arsenalのオファーが断られた理由

Reinaのコメント。
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僕は一時は意気揚々としていたのに落ち込んでしまいました。Liverpoolはどうにもならない状態になっていましたからネ。
2010年の4月に僕が契約を更新した時、良い時期が目前まで迫ってくることを望んでいました。クラブの人たちから改善を約束されたことで僕の気持ちは支えられていましたよ。

彼らの約束が上辺だけのものだと気付くのに時間は掛かりませんでした。裏切られたと感じましたよ。僕たちのオーナーはお互い争っていましたし、クラブの負債は制御不能のスパイラル状態に陥っていましたし、監督の交代は僕たちがあての無い道を進んでいるんだという感情を払拭することは出来ませんでしたネ。

Arsenalはゴールキーパーにとっては破格の2,000万ポンドのオファーで僕と契約する決断をしてくれていました。僕自身については自分の将来を考える権利があると感じていました。たとえ嫌々であったとしてもネ。
Liverpoolは入札を受けましたが、拒否しました。これは僕が放出するには惜しいキーパーだと言われていたからではありません。僕に与えられた理由 は全く違っていました。そしてそれが僕を落ち込ませました。僕がこのままここに居続けることがクラブの売却にとって重要なんだと伝えられたのです。僕は単なる売却の過程での切り札でしかなかったのです。

僕にはPurslowの考えていることがいまだに分かりません。彼は新オーナーを探すため、そしてクラブを売却するためにいると理解していましたからネ。ですが、最終的には彼は自身が適していない大きなフットボールの決断をしていました。


(前オーナーが去ることを望んでいる事実をReinaは隠さなかった)
僕は恐らく一番口うるさい反対論者でしたよ。僕が彼ら(GerrardやCarragher)と一緒にいるとサポーターが知ることが重要だと僕は思っていましたからネ。
僕が前オーナーに望んでいたことは、クラブを前進させられる人物に売却することだけでしたからそう言ったまでです。

僕の見方ではStevieとCarraはスカッドの主要メンバーの2人ですし、人々から愛される選手です。彼らが何かを言えばきっとHicksとGillettに本当のプレッシャーを掛けることになったでしょう。
ですが彼らの考えでは、出来るだけ通常通りに物事を維持しようとすることがより重要だったのです。

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この内容はReinaの自伝「PEPE -MY AUTOBIOGRAPHY-」の中で書かれているそうです。

まだ読んでいないので細かい描写など違いがあるのかも知れませんが「クラブ売却のために必要だ」という言われ方は本当に残念ですネ。
伝えた側からすればもうちょっとニュアンスは違ったのかも知れませんが、聞いた側の気持ちを察すると本当に切なくなります。


新オーナーに変わった今、Reinaの気持ちはどうなのでしょう？
一昨シーズンから事あるごとにチーム強化の必要性を訴えて来た選手でしたし、昨シーズンは試合でも本当に虚ろな表情をしているように見えました。

そして僕は今も僅かながら彼の表情に引っ掛かるものを感じています。

クラブが正しい方向に進んでいるのか、タイトルを争えるチームに成長出来るのか。これを知るのはまだ数年掛かるかも知れません。
ただそれを信じ、それを目指すのはクラブに関わる者すべてです。
Reinaもその1人であり続けて欲しいですネ。