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20111130_vsChelsea.jpgまずはCity戦から中1日の試合を消化してくれた選手、スタッフを労いたいですネ。
特にCity戦にも出場したLucasとEnrique、Henderson、Reinaは本当に良く頑張ってくれました。
左膝を痛めたLucasの状態(今週中に検査)は凄く気になりますが、Copa Americaからあまり休むことも無く出場すればほとんどの試合でフル出場してハイパフォーマンスを見せてくれていた選手ですから、これが良いリフレッシュ期間となってくれれば良いですネ。



さて今日はCity戦から中1日とあってどういう布陣で臨むのかが気になりました。
「まさかSuarezを先発に使う暴挙に出るのか…」とも思いましたがさすがにそれはありませんでしたネ(苦笑)
もしそんなことしたらPFAに逆に噛み付かれかねませんから(爆)

両チームとも大幅にチームを入れ替えて臨んだ試合でしたが、Liverpoolは要所要所でCity戦またはその前のChelsea戦と同じ選手を起用してバランスを維持した印象でした。
Chelseaの方はEverton戦に引き続きセンターを18歳のMcEachran、20歳のRomeuに任せていましたネ。彼らが直接問題を起こしていたワケではありませんが、やはり先々を睨んで無理は出来なかったのかなという印象を受けました。
 

試合ではお互いなかなかシュートチャンスまで持って行くことは出来なかったのですが、Liverpoolの方が選手1人1人がよく動き、パスをしっかり繋いでいるように見えました。
1年前はやることなすことてんでバラバラで、パス1つ取っても意思を感じないようなものが多かったのですが今はすっかり良くなりましたネ。
後は積極的にゴールに向かっていくようなパスワークがもっと見せられれば最高かなと思います。



結果は2-0ですが、その2ゴールはどちらも素晴らしいものでしたネ。

1点目はセンターサークル付近でボールを受けたHendersonが右サイドを走るBellamyの動きを良く見てギリギリのタイミングでスルーパス。ス ピード・コース共に最高で、ボールを受けたBellamyは相手に寄せられることもなくゴール前にボールを送ることが出来ました。
そしてそこに走り込んでいたのはまたしてもMaxi!ダイレクトに合わせてキーパーの手の届かない左隅のネットを揺らしてくれましたネ。
3人の動きは物凄くシンプルでしたが、その1つ1つが相手の急所を的確に突くような形で素晴らしかったです。
こういうの大好きです(笑)

アウェイであることやカップ戦であることを考えれば本当に素晴らしい時間帯でのゴールでした。

そう言えば得点した後にMaxi、Coates、Lucasのデコボコ南米トリオが変なダンスをしていましたが、シャイな選手が揃う(?)Liverpoolでは凄く珍しいシーンでしたネ。
こうやって陽気に祝福出来るのはチームが上手く行っている証拠なのかなと感じます。
当然事前に示し合わせていたんだと思いますが何だったんでしょうネ(笑)


欲しかった追加点は先制点から5分後にもたらされます。
左サイドのセットプレーから、ゴール前に陣取るCarrollとCoatesの頭上を越えたボールの先に待ち構えていたのはKellyでした。
蹴る直前にニアのCarrollとCoatesに2人ずつ、そしてその後ろのKellyには1人、ファーサイドのMaxiはフリーという状況でしたが、ニアにいた2人の高さを気にしたChelseaは2人に意識が行き過ぎたのかKellyのマークを捨ててしまい結果的に彼は完全にフリーになりました。

この時、ピッチサイドではAnelkaとMataが同点に追いつくべく交代を待っていました。「さぁこれから」と意気込むChelseaの出鼻を挫く最高のタイミングでの追加点でしたネ。



ディフェンスに関しても非常に良かったと思いますネ。
ポイント毎にしっかりと連動したプレスを仕掛け、サイドに追い込んでそこで潰すという狙いがハッキリと分かりましたし、リードするまではCarragherもしっかりとラインコントロールして全体がコンパクトな状態を保っていました。
相手FWのLukakuとTorresにはほとんど前を向いて仕事をさせず、Chelseaの攻撃は散発。怖さは感じませんでしたネ。
これをベストメンバーでない選手、City戦から中1日で臨んだ選手がやり遂げたのですから素晴らしい。


危ない場面は3度。その中で修正してもらいたいのは1つだけ。

1つ目は前半ロスタイム、左サイドからのBosingwaのアーリークロスにLukakuのヘッドを喰らった場面。
あの場面ではボールを持つRamiresに詰めずにズルズルと下がってしまい、Bosingwaの上がりを待たれてしまったところがマズかったです。
試合の中ではどうしても発生してしまいがちな場面ですが、過去にも似たような形で失点していたことがありましたので改めて注意してもらいたいところです。

2つ目は54分のセットプレーからファーサイドのMaloudaのシュートを受けた場面。
合わせ切れなかったので威力の無いシュートでしたがバーを掠めたボールがゴール前に落ちて来ました。Coatesが弾き出してくれたから助かりましたネ。
今日のCoatesは非常に良かったです。リザーブ戦でミスっていたので今日の起用に不安を感じていたんですけどネ(苦笑)
高さに強いのはもちろんのこと、それ以外にも相手のパスを読んでカットしたり、時折前の方に出て未然に相手のチャンスの芽を摘んでくれるなどセンス溢れるプレーが素晴らしかったです。
Copa Americaの活躍が甦って来ましたネ。

3つ目は左サイドの裏をAnelkaに突破された場面。
中盤の右サイドでBellamyがボールを奪われ、Ramiresを経由して逆サイドをワイドに走るAnelkaへ。
この時Enriqueは少し前目にポジションを取っていて、そのスペースをしっかりと狙われてしまいました。
しかしReinaがよく飛び出してくれました。ナツメグを喰らってるんですけどネ(汗)何とか足にボールを当ててシュートを遅らせてくれました。



今日の試合は選手1人1人が与えられた役割をしっかりこなしてくれたと思います。
試合に対する集中力や意識の高さは本当に素晴らしかったです。

得点する役割のCarrollはPKを止められてしまいましたが(爆)、ポストプレーや守備面での貢献は大きかったと思いますネ。
試合が始まるまでは正直Chelseaディフェンスに潰されるんじゃないかと思っていました(失礼)

彼に少し要求するとすれば、PKの練習…。
というのは冗談で、ボールが足下から離れてしまってChelseaに奪われてしまう場面が散見されましたので、そこを高めてもらいたいです。彼のところで しっかりボールを収めることが出来ればLiverpoolはもっと攻撃に厚みが出て来るでしょうし、彼自身も存在感が増し、シュートチャンスも増すのでは ないでしょうか?

Hendersonも得点の起点となった場面だけでなく、ボールを繋ぐプレー、キープするプレーは能力の高さを感じさせてくれました。

1人1人取り上げると大変な長文になってしまうのでここで止めておきますが、本当に全員が素晴らしかったと思います(笑)



終盤は2点のリードを守ろうと守備に比重を高めたこともあって相手に少し押し込まれましたが、集中した守りで相手に決定機をほとんど作らせませんでした。
今日はCarragherが復帰し、またトップでの経験の少ないCoatesとのコンビということで、何かしら影響があるかと思いましたが全く問題ありませんでしたネ。
ここ最近のディフェンスの意識は統一感があって素晴らしいです。



また、終盤険しい表情でピッチを見つめるDalglishの後ろでゲラゲラ笑いながら試合を見ていたSuarezをキッチリ温存出来たのが何より。
あのゲラゲラぶりの理由も知りたいところですが(笑)、これで12/5のFulham戦はまた安心して彼を起用出来そうです。


さぁ、これでWembleyまであと2つ。
このまま最後まで走り切って欲しいですネ!



最後にBellamy。
数日前に辛いことがあって、キックオフ直前の黙祷後に涙を見せていました。彼の気持ちを推し量るのは難しいですが、試合では気丈に振る舞ってくれていましたネ。
今日のオフェンスを牽引していたのは間違いなく彼であり、彼がチームにもたらした2ゴール、そして試合を通して見せてくれたフットボールに打ち込む姿勢には本当に感動させられました。今日の彼のプレーは僕の心にずっと残り続けるでしょう。
彼もまたSpeed同様ウェールズの偉大な財産だと感じましたネ。

受けた心の傷はそう簡単に癒えるものではないでしょうが、また少しずつ日常を取り戻してくれることを願っています。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Chelsea 0 - 2 Liverpool
29 Nov 2011, 19:45 Carling Cup Qtr Final
-------------------------------------------------------------------
Ross Turnbull                      Pepe Reina
Jose Bosingwa                      Martin Kelly
David Luiz                         Jamie Carragher
Alex                               Sebastian Coates
Ryan Bertrand                      Jose Enrique
Frank Lampard                      Jordan Henderson
Oriol Romeu                        Lucas Leiva
Josh McEachran                     Jay Spearing
Florent Malouda                    Maxi Rodriguez
Fernando Torres                    Craig Bellamy
Romelu Lukaku                      Andy Carroll
-------------------------------------------------------------------
SUBS:
Branislav Ivanovic                 Luis Suarez
Ramires                            Dirk Kuyt
Juan Mata                          Stewart Downing
Paulo Ferreira                     Charlie Adam
Salmon Kalou                       Alexander Doni
Nicolas Anelka                     Martin Skrtel
Henrique Hilario                   John Flanagan
-------------------------------------------------------------------
GOALS:
                                   Maxi(58)
                                   Kelly(63)
-------------------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Ramires(McEachran 41)              Adam(Lucas 70)
Mata(Lukaku 64)                    Kuyt(Bellamy 79)
Anelka(Malouda 64)                 Skrtel(Maxi 89)
-------------------------------------------------------------------
REFEREE:
Phil Dowd
-------------------------------------------------------------------
BOOKED:
Luiz(3)                            Coates(54)
Alex(21)
Malouda(34)
Bertrand(44)
Ramires(66)
-------------------------------------------------------------------
SENTOFF:
-------------------------------------------------------------------
VENUE:
Stamford Bridge
-------------------------------------------------------------------
MANAGERS:
Andre Villas-Boas                  Kenny Dalglish
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COMMENT
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コメント
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無題
初コメントです。
いつも拝見させてもらっています。
本当に、ベラミーに感動させられました。
試合に集中できるような精神状態でないのにもかかわらず、チームを勝利に導くプレーに本当に勇気づけられました。ありがとう、ベラミー
スピアロ さん 2011/11/30(Wed)19:26:29 Edit
スピアロ さん
はじめまして。コメントありがとうございます。

試合開始前。
いつものようにたくさんの選手に声を掛けて回るBellamyを見て「あぁ大丈夫そうだな」と思ったのですが、あの黙祷後の涙を見て「やはり違うんだ」と…。

ですがその後はしっかり気持ちを切り替えて普段通りのプレーを見せてくれましたネ。
その姿に彼のプロフェッショナリズムを感じましたし、フットボールを通じて辛いことがあっても立ち上がる強さ、勇気を教えてもらいました。
[ from Rush : 2011/12/01 05:10 ]
無題
レッズの選手たちには心からお疲れ様とありがとうと言いたいですね。

まさかエンリケとルーカスが先発だとは思いませんでした。 それだけ二人とも替えがきかない選手だと言うことですが、ルーカスは本当に成長しましたね。 昔はかなりKOPからも激励の(?)ブーイング受けてましたから、現状の彼は本当に凄いです。 ただ怪我は凄く心配ですね。 大事に至らない良い知らせを期待して待ちたいですね。

そして、ベラミーにはまだまだ心の整理がつかないだろうに、ベテランのプロフェッショナルな一面を見せてくれて、彼がレッズに戻って来てくれたことを改めて感謝しました。

素晴らしいスカッドと雰囲気を持つ今のチームはさらに飛躍してくれると思いました。 更なる魅力と強さを兼ね備えたチームになることを期待して応援あるのみです。
切腹フットボーラー さん 2011/11/30(Wed)20:10:35 Edit
切腹フットボーラー さん
コメントありがとうございます。

Aurelioがまたしても行方不明(潜航再開?)となっているのでEnriqueの先発は覚悟していましたよ(苦笑)

ですが「Spearingは先発確定で替えるならLucasだろう」と思っていたのでそちらにはビックリしましたネ。
疲れも溜まっているだろうに昨日もChelseaを刈り取りまくっていましたのでホント彼には脱帽です。
ケガは心配ですがSpearingがいるから大丈夫でしょう。Shelveyも呼び戻すそうです。

昨シーズンまでの国内カップ戦では、飛車角落ちをした途端に低調なパフォーマンスとなってしまい早期敗退を繰り返していましたよネ。
ですがStoke戦、Chelsea戦を見ると飛車角は落ちても、徐々にしっかりとしたプレーをしてくれているんですよネ。
これは層が厚くなったことの証明であり、選手1人1人が同じ意識を持ってプレーしてくれていることの証明であると感じます。

変なダンスまで飛び出す今のチームの雰囲気はかなり良いように思いますし、選手たちも手応えを感じているでしょうネ。
これからが本当に楽しみになって来ましたネ。
[ from Rush : 2011/12/01 05:10 ]
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