最終日は夏休みの宿題状態に

移籍期間最終日でバタバタと動きがありました。
この掛け込みっぷりはまるで夏休みの宿題のよう(笑)
まぁいろいろな事情が絡んでいるので仕方のないことでしょうが、シーズンがスタートしている中での移籍ですからネ。入る選手も出る選手も、これから新しいチームで少なからず苦労するかと思うと少し可哀想な気もします。

で、最終日に誰が出入りしたのかややこしいので整理します。

■In
Konchesky ← Fulham

■Out
El Zhar → PAOK(loan)
Plessis → Panathinaikos
Insua → Galatasaray(loan)


Koncheskyは4年契約で移籍金は不明。この契約にDalla ValleとKacaniklicの2人のFulham行きが含まれています。

今年の初め、同じくFulhamに移籍したBuchtmannはシーズン終了後母国のドイツ(1FC Koln)に帰ってしまいました。
「本人の希望」だったと記憶していますが、「Liverpoolに残っていれば、こうはならなかったかもなぁ」と思うと少し残念。
Dalla ValleとKacaniklicの2人も同じ結末を辿らないことを願います。

そしてKoncheskyですが、経験あるサイドバックの補強は素直に嬉しいですネ。贅沢を言うのならもう少し若かりし時に来てくれていれば…と思います(苦笑)
チームにフィットするのは少し時間が掛かるのかも知れませんが、期待を持って見守りたいですネ。
それにしても顔が怖すぎます。笑っても怖い(爆)

一方の放出組。
まずEl Zharですが、何とか話がまとまった…という印象です。
かなり前から移籍の噂が出ていましたし、本人もそれを願うような発言が出ていましたからネ。

PlessisはPanathinaikosへの移籍が決定。このチームにはCisseやLetoなどLiverpool出身の選手がいるギリシャの名門チーム。
ここで多くのことを吸収して選手として成長してもらいたいですネ。

そしてInsuaですが結局はローン移籍となりました。
クラブとしては恐らく完全移籍を希望していたはずで、これは成長させてのローンバックを期待しての移籍というより、単に移籍金を払えるクラブが Fiorentina後は現れなかった…というネガティブな決定なのかなぁと思います。この辺りはEl Zharも同じような気がしますが…。

いずれにせよ残留することにならなくて良かったと思います。
これから彼がどんなフットボール人生を送るのか分かりませんが、大きく育ってクラブでも代表でも活躍する選手となってくれることを願っています。



あと僕が予想していたCBの放出は無かったようです。終了間際にAyalaのHull行きの噂が出ましたが、結局現実のものとはならず。数的にはダブつい た状態ですから、ほとんど出場機会の与えられない選手が出てくるでしょう。それがAyalaとなるのかWilsonとなるのか、はたまた Kyrgiakosとなるのかは分かりませんが勿体ないですネ。


これで夏休みの宿題の提出は終わりました。
個人的には提出し忘れているものもあるような気がしますが…(笑)

ただこの夏の総評としてはなかなか良かったと思っています。上層部はかなり頑張ってくれたんじゃないでしょうか？
AquilaniやInsuaなど、こちらから見える限りでは残念に思えるものもありましたけどネ…。

そしてこれから秋を迎え、冬を迎える頃にHodgsonがこのメンバーでどういうチームを完成させるのか。
今のところはBenitezの残したチームをそのまま活かしている印象があります。これからHodgsonカラーがどんどん注入されていくのを楽しみにしています。