ただ望むのは可能な限りの成功

Kloppのコメント。
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─　試合結果とLiverpoolのパフォーマンスの感想について

かなり完璧に近かったですよ。
フットボールでは完璧な試合を目にすることは出来ません。試合がどのように進んで行くか、特に最終的な得点数を見るのが普通です。その点では今回は完璧でしたが、試合中はもっと上手くやれたところがたくさんありましたね。
後半はそれほどでもありませんでしたが、前半は我々が試合をコントロールしていました。これこそ我々がやりたいと思っていたことです。
Bournemouthのカウンターは非常に脅威でしたね。今日の彼らは重要な3選手を入れ替えなければならなかったのにも関わらず、カウンターをとても上手く仕掛けてきました。ですがそれでも我々は試合をコントロールしていたのです。

我々が試合のリズムを頻繁に変えようとしなかったところはあまり好ましく思いませんでした。その点についてはまだまだ適応し、改善しなければなりません。もっとチャンスを作ることも出来ましたが、我々が見せたランニングの全てを…それが僅かなランニングであっても全員が協力してやりましたし、それが先制点に繋がったのです。

その僅かなランニングが2つのギャップを作り出し、そこをJoelがバスを通したことでBobbyがターンしてシュートを放ち、Moがゴールを決めることが出来たのです。
ハーフタイムの際に、ここまではOKだがそれ以上のものでもない、そして出来るんだからもっと上手くやらなければならない、ボールを失ったら頑張ってカウンタープレスをやり続けて相手にプレッシャーを掛けなければならないと選手たちに伝えました。

フットボールの試合でやることにはどんなことでも、それを締め括る者が必要になります。後半のMoの2得点に絡む場面は例外的でしたよ。現時点であの2ゴールを決められる選手は多くないと思います。
最初のゴールは実際にはファウルでしたが、彼のゴールへの欲求が彼の足を残し、ゴールに繋がったのです。最も印象的なゴールという訳ではありませんでしたが、相手のゴールキーパーにとってはかなり驚くようなゴールだったと思います。3点目も素晴らしかったです。本当に素晴らしかったです。ゴールの組み立て方など全てが良かったですよ。

Adam、Sadio、Hendoを交代出場させましたが、彼らは本当に力になってくれましたし、2-0になった後も彼らはフットボールをしたがっていました。そこからは流動的で良いプレーが出来るようになりましたが、これはBournemouthにとって困難だったでしょうね。

─　Eddie HoweがSalahのことを「世界最高の選手の1人」と述べていることについて

率直に言ってEddie  Howeは私がこれまで出会った中で最高の監督の1人だと思いますよ。それ以上言えることはありませんね。

─　2016-17シーズンに4-3でBournemouthに負けて以降Liverpoolはどのように進歩して来たのか

恐らく失点のことを引き合いに出すことは出来るのでしょうが、あの時は試合の中でBournemouthに力を取り戻させてしまいました。そこが全く違います。残念ながらあのような試合はもう2度と無いとは言えませんが、我々はこう言った場面でより試合をコントロールするようになりましたし、それは我々にとってとても大きなステップになりました。とても重要なことですよ。
昨年の良い時期は本当に上昇気流に乗っていましたし、何もかもが素晴らしかったです。上昇気流に乗れなくなるまではね！それに上昇気流に乗っている時とそうでない時の違いはあまりに大き過ぎました。だから我々は常に相手に対してドアを開けっ放しにしてしまっていたのです。

そこは我々が修正したいと考えていたところで、これはとても上手く行きましたので良かったですよ。もちろんそれは数人の選手が加入してくれたことにありますが、今は全選手がより成熟してくれています。このチームはまだ十分な経験を積んでいません。我々はしばらく共に活動して来ましたが、成長していかなければなりません。そこが常に明白であり、我々にとって重要な部分だったのです。

─　クラブのPremier Leagueでの無敗記録を達成したことは重要かどうかについて

自分たちの歴史を書き換えなければならないという話を数年前にしたと思います。ですから今回のことが歴史の一部なのであれば、これはもちろん重要なことですよ。ですが30年とかそのくらい以来の記録を達成することが世界で最も重要という訳ではありませんよ。我々がただ望むのは可能な限りの成功です。誰もその意味に気付かないのです。誰もね。
このリーグはとても難しいです。42ポイント獲得出来るのは大抵4月になりますが、今は12月ですからね。これは大変なことですし、異例のことですよ。全ては選手たちによるものですし、彼らはどこでも本当に戦って来たのですからこの結果を手にしたことを賞賛されるのも当然だと思いますね。素晴らしいことですが、それも今日だけです。今日はBournemouth戦の勝利を祝福する日ですね。これから家に帰って、食事をして、睡眠を取って、すぐにリカバリをしましょう。その後少し練習して、月曜日も練習します。そして火曜日はNapoliです。そんな感じで、これが我々の生活ですし問題はありません。ですが今日は全てOKですよ。

─　Salahの2点目の直前にあったCookからのチャレンジに対して、倒れても良かったところ踏み留まった彼の決断力について

誰も驚いてはいけませんよ！彼の望みがゴールであることは明らかで、これは我々にとって良いことです。非常に良いことですよ。
先制点の場面はオフサイドがあったと聞きました。人々が問題を大きくする前にね。ゴールがオフサイドとされるようなことはほとんど起きませんでしたよ。
彼のプレーはただただ素晴らしかったですし、彼のゴールを狙いに行こうとした考え方は好きですね。

─　試合をより上手くコントロールするチームの能力におけるVirgil van Dijkの影響力について

もちろん大きいですが、そんなことは全員分かっています。Virgilの強みについてであれば我々は本を書けるでしょうし、Alissonの強みにだって書けるでしょう。でも今日のJoel Matipのプレーを見てもらえば、どれほど彼が良かったかが分かりますよ。彼はこれまで完全にリズムを失っていたのです。それはプロフットボーラー人生の一部にもなります。彼は最高レベルのトレーニングを積んでいますが、それでもチームに入れないこともあります。
その後必要となってプレーさせるのですが、彼にとってBurnley戦は厳しいスタートになってしまいました。あの試合でのプレーもあれば、今回の試合でのプレーもあるのです。これは1人だけの話ではなく、今日Andy Robertsonが見せてくれたプレーもそうですし、Millieは500試合出場となる試合を右サイドバックでプレーしましたが、恐らく今日のピッチであれば他のポジションでのプレーを望んだでしょう。ですが彼は仕事をしてくれました。それが我々の協力というものなのです。
我々の中盤でのディフェンスにおいては、センターハーフ1人では何も出来ません。時には大きな存在になることもありますが、1人で驚くようなパフォーマンスが見せられる者はいませんよ。だから周りに協力してくれる選手が必要になるのです。
一般的な成長の話になりますが、成長していく上では適切な選手が必要になります。フットボールとはそういうものですが、ありがたいことに今のところ我々はそういう選手たちと契約を結ぶことが出来ていますよ。

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16戦して13勝3分無敗。34得点6失点。
しかも上位陣との対戦、過去苦戦を強いられて来た相手との対戦も一通り済ませて来た上での数字ですから素晴らしいです。

しかも1試合平均2.125得点(リーグ3位)のオフェンス力を1試合平均0.375失点(リーグトップ)の鉄壁ディフェンスが支えているのですから、文句のつけようがありません。

「ただ望むのは可能な限りの成功」とKloppが言う通り、チームは数字のことは気にせずただ目の前の試合に勝利することのみに邁進してくれているのだろうと思います。

まだ経験不足なチームであることは確かですが、これだけの戦力を手にしている以上タイトルを現実的な目標として描いて良いと思います。
まず目指すは「タイトル当確」と言われるクリスマスを首位で折り返すことですね。