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恐らく選手たちは万全を尽くしてこの試合に臨んでくれたのだろうと思います。
しかしながらディフェンディングチャンピオンのSevillaの強さに屈し、ここまでの夢物語は幕を閉じることとなりました。


前後半で全く正反対の流れとなったことに象徴されるように、出来たこと出来なかったこと双方あった試合だったと思います。

局面によっては高い位置でのプレスがハマり、Sevillaが苦し紛れに蹴り出したボールを奪うなどLiverpoolらしいプレーも出来ていましたし、Clyneのオーバーラップで相手ディフェンスを慌てさせることも出来ました。
Sturridgeの巧みなシュートがゴールネットを揺らし、Liverpoolが主導権を握っていると感じさせてくれる時間帯も多くありましたネ。


一方で攻撃の要であるCoutinhoは完璧に封じ込められ、ゴール前で彼本来のプレーはほとんどさせてもらえませんでした。
もう少し余裕を持たせてもらえていたら、この試合はもっとLiverpool寄りの試合になったのでしょうが、この辺りはSevillaが要所をしっかり押さえたディフェンスをしていたということなのでしょう。


そして後半からは完全に相手に飲まれてしまうことに…。

後半開始わずか21秒での失点にチームは動揺したのかも知れませんネ。
それ以降は前半のソリッドなディフェンスとは打って変わってチームはバラバラになってしまったように感じました。

1点目はMorenoのミスはあったものの、これは中央のGameiroを褒めるべきで、1人で2人のCBを翻弄した動きは敵ながら素晴らしかったと思います。
それよりも2失点目の方が遥かに問題があったように見えましたネ。
LovrenからCanへのパスがズレてしまったところから始まりましたが、その後は人数が十分に揃っていたにも関わらず、相手のシンプルなワンツーとドリブルに誰1人としてタイトに寄せることが出来ずゴールを割られてしまいました。
まだ1-1の大事な時間帯だっただけに、ここで為す術なくやられてしまったのは本当に残念でしたネ。


その後ほどなくして3点目を献上してしまい万事休す。
3バックにまでしてOrigi、Bentekeを投入するスクランブルを仕掛けたものの、時計を上手く進めて行くSevillaの老獪さを前に大した反撃も出来ずタイムアップ。

悔しい悔しい準優勝止まりとなってしまいました。

Sevillaは強かった。
それは間違いありませんが、Liverpoolも勝てるチャンスは十分にあったと感じます。
後半開始の失点直後にしっかり立て直しが出来ていればと、その後約20分間のパフォーマンスが悔やまれてなりませんネ。


しかしここまでチームはよく勝ち上がって来てくれたと思いますネ。
グループリーグでのもたつき、Rodgersの解任などを経ながら次第にチームとして纏まり、サポーターにタイトルの夢を見させるまでに成長出来たのは驚きに近いものがあります。

それだけにタイトルを取ってもらいたかったとは思いますが、この経験を糧にチームは成長してくれるのであれば、この結果も躊躇いなく受け入れることが出来ます。



さて、この試合をもって長かった今シーズンも終了しました。
いろいろなことがあった中、よくぞここまで盛り返してくれたと思います。
残念ながら来シーズンは国内コンペティションのみとなってしまいましたが、しっかり充電して元気にプレシーズンを迎えて欲しいですネ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Liverpool 1 - 3 Sevilla
18th May 2016, 19:45, Europa League, Final
------------------------------------------------------
Simon Mignolet                David Soria
Nathaniel Clyne               Mariano Ferreira
Dejan Lovren                  Adil Rami
Kolo Toure                    Daniel Carrico
Alberto Moreno                Sergio Escudero
Emre Can                      Steven N'Zonzi
James Milner                  Grzegorz Krychowiak
Adam Lallana                  Coke
Roberto Firmino               Ever Banega
Philippe Coutinho             Vitolo
Daniel Sturridge              Kevin Gameiro
------------------------------------------------------
SUBS:
Christian Benteke             Sergio Rico
Jordan Henderson              Timothee Kolodziejczak
Lucas Leiva                   Vicente Iborra
Joe Allen                     Sebastian Cristofro Pepe
Divock Origi                  Nicolas Pareja
Martin Skrtel                 Yevhen Konoplyanka
Danny Ward                    Fernando Llorente
------------------------------------------------------
GOALS:
Sturridge(35)                 Gameiro(46)
                              Coke(64)
                              Coke(70)
------------------------------------------------------
SUBSTITUTIONS:
Origi(Firmino 69)             Kolodziejczak(Rami 78)
Allen(Lallana 73)             Iborra(Gameiro 89)
Benteke(Toure 83)             Cristofro(Banega 90+3)
------------------------------------------------------
REFEREE:
Jonas Eriksson
------------------------------------------------------
BOOKED:
Lovren(30)                    Vitolo(56)
Origi(72)                     Banega(57)
Clyne(90+4)                   Rami(77)
                              Mariano(84)
------------------------------------------------------
SENTOFF:
------------------------------------------------------
VENUE:
St.Jakob-Park
------------------------------------------------------
MANAGERS:
Jurgen Klopp                  Unai Emery
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COMMENT
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無題
ご無沙汰です。コメントはしていませんでしたが、どの記事も読んでました。いつもありがとうございます。

僕としてはホントにショックな敗戦でした。前半を終わった時は勝てる試合だと思っていたので、後半を見るのは本当に辛かったです。サウサンプトン戦のようなこともあったので少しは嫌な予感もあったのですが・・・
勝手ながらユナイテッド、ドルトムント、ビジャレアルと強敵を倒して倒してやって来たのでリバプールが優勝すると思って疑っていませんでした。この優勝がリバプールの新しい成功への章の始まりだと。漫画のように美しいシナリオがあるわけではないんですね。
今年のドルトムント戦や2年前のシティ戦のような試合があると、ようやくリバプールが栄光の道へ再び!とか勝手に盛り上がってしまうのですが、ジェラードのスリップ然り、上手くいかないもんです。
リバプールって頑張っても、結局は最後には上手くいかないのかな・・・とか試合後には思ってしまい、学校にも到底行く気分にもなれず、1人でずっと泣いてしまいました笑
自分は人間ができてないのでレスターの優勝にも嫉妬ばかりで・・・
2日ほど寝てなく、何も食ってないのに何度も吐いてしまい、まさかの神経調節性失神で病院にまで運ばれてしまいました。メンタルが弱すぎました笑
ずっと勝手に1人で落ち込みまくっていたのですが、時間が少し経った今となると、またリバプールの試合が見たいと思っています笑
試合後はもうリバプールの試合見ると傷付くだけだとか自棄になってたんですけど、不思議ですね。いまでは悔しくて、絶対巻き返して欲しい!とまた思っています。この勝手に期待して勝手に裏切れたとか、メチャクチャな事を思う癖は直さないといけないです。
振り返ってみると僕がファンになってからのリバプールはずっとガタガタで、なんで
ファンになったんだろうと思ったりもしますが、こんなに離れられなくて、何年も継続していられることって中々ないですよね笑
そう思うとすごく幸せなことで悩んでるんだなとホントに感じます。
明るくてユーモアのあるクロップにもとても救われました。彼のフットボールもキャラクターも大好きなので、大好きなリバプールでもっと見ていきたいです!
冗長ですいません笑
半端なく落ち込んでたのに、素直にブチまけてみると凄く楽な気分になりました笑
今シーズンもお疲れ様でした。ありがとうございました。願わくばまた一緒に応援していけたら幸いです。
悪即斬 さん 2016/05/21(Sat)10:03:36 Edit
悪即斬さん
悪即斬さん

コメントありがとうございます。
ご無沙汰していますが、お元気でしたでしょうか?
いつも当ブログをお支え下さり、ありがとうございます。

悪即斬さんのコメントを見て失礼ながら笑ってしまいました。まさかあの試合後に病院送りになっている人がいるとは!
まぁかく言う僕も2005年のCL決勝ではAlonsoのゴールに突き上げようとした拳をテーブルに思い切りぶつけて捻挫した実績持ちなんですけどネ(笑)
いやいや失礼しました。

悪即斬さんもそれだけ体の中にLiverpoolが染み込んでいるということですよ!


今回のELは僕も決勝までの道のりを見て「優勝」しかイメージしていませんでしたし、優勝したら仕事なんか手につかないだろうと有休まで取って備えていたんですけどネ。
結局その日は1日中不貞寝してましたよ(笑)

でもああ言うドラマチックな試合があるのがLiverpoolなんですよネ。
恐らくはまだまだ相手を圧倒出来るだけの力が備わっていないからなのでしょうが…。
そういう意味では良くも悪くもこれほど心を揺さぶられるチームというのはなかなか無いのだろうと思います。

Leicester優勝も全く喜べませんでした。
彼らがタイトルに近づく度に
「Leicesterですらタイトルを狙えるのにお前らと来たら…」
「Leicesterですらタイトルを狙えるのにお前らと来たら…」
と念仏のように繰り返していましたよ(笑)

来シーズンは是非国内リーグ制覇を目指してもらいたいですネ。
[ from Rush : 2016/05/21 21:15 ]
Golden Sky
何か気分が楽になったのでまたコメント書かせてもらいます笑

キャラガーやジェラードが去り、アカデミーから上がってくる選手もいなくて、シュクルテルやルーカスの去就も怪しい。
選手は変わっていくのに、なぜリバプールを応援し続けるのか自分でもよくわかりません。
これはリバプールが築き上げてきた歴史や空気から来るものなんでしょうかね?
常勝クラブを応援できてたらもっと幸せなんでしょうか?
リバプールを好きになった以上どうしようもないですが・・・
雲雀のさえずりを聞きながらそんなことをずっと考えていました。重いですね自分笑

嬉しい事も辛い事もあったけど、後から振り返ってみると振り幅がある方が人生を彩ってくれそうですね。
大変な時も苦しい時もあった。でも悪い時は無かった。みたいな笑

来季は他のビッククラブも過渡期に入るので、我がリバプールとしても是非上位を狙って欲しいのですが、ドルトムントでも結果が出たのは3年目からなので辛抱強くいたいと思います!
まだクロップは1人も補強していないのでこの夏は楽しみです!
ホジソン、ダルグリッシュ、ロジャースの3年目などは一向に良くならず、何をモチベーションにしたらいいのかわからなかったけど、今は希望が多いので、結果が伴わずとも楽しく見れます!

最近は期待すると、敗けた時のショックが大きいので、わざと試合前は絶対負けると思って見てしまってました。そうすればあまり落ち込まずにすむので・・・
ただそんな考え方寂しいな・・・と思ってきたので、ポジティブになっていきます!

そしてrushさんも負傷した過去をお持ちでしたか笑
僕も次に病院に行く時は嬉しい事でいきたいです。ニコニコしながら笑



P.S.
コメントってしてもいいですかね?
忙しそうなのにいつも長文の返答をされてるので、結構迷ったりするんですが・・・笑
悪即斬 さん 2016/05/21(Sat)23:00:44 Edit
悪即斬さん
再コメントありがとうございます。
コメント遠慮無く残して行って下さい。他の人の考えを知れるのはとても楽しいですから。
ついつい長文返しになってしまいますが、嬉しくて仕方ないからそうなっているだけですので(笑)


僕はLiverpoolが常勝チームであった1980年代から応援していますが、いま振り返るとこの10年くらいのLiverpoolの方が間違いなく好きですよ。
まぁ80年代はまだ小学生でしたし、情報が断片的でしかなかったのでLiverpoolへの密着度だとかいろいろな違いがあるからかも知れませんが。

きっと浮き沈みがあるクラブだからこそ愛着が湧き、時に自分の人生と重ね合わせながら応援したくなるのだろうと考えています。
裏切られても、傷付けられても放っては置けない家族のような存在。
感情の全てを乗せることが出来る存在。
こんなクラブを応援出来るのは本当に幸せなことだと思いますよ。

いいじゃないですか、絶対負けると思いながら応援するのも。
それがクラブの現状と悪即斬さんの心情を反映しているのですから。まさに感情を乗せることが出来ているということだと思いますよ。

破産寸前まで追い込まれた。
Gerrardのスリップで優勝を逃した。
タイトルを逃したショックで病院送りになった。

全てが良い思い出として語れる日が来るはずです!


来シーズンは物凄く期待しています。
他の有力どころは監督が変わり、Liverpoolは国内コンペティションのみ。
2位に入った2013-14シーズンと同じ状況がやって来るのです。
Tottenhamが力を付け、Arsenalがそろそろ補強に本腰を入れもそうな雰囲気があるのは気掛かりですし、Suarez級の怪物がいないのは玉に瑕ですが。
Klopp監督の下、選手たちがどんな成長を見せてくれるか、そしてタイトルに手が届くのか、また心揺さぶられるシーズンがやって来ると思うと楽しみで仕方がありませんよ。

[ from Rush : 2016/05/22 07:31 ]
Profile

HN: ian rush
性別: 男
趣味: Liverpool
自己紹介:
Liverpoolをさりげなく愛しています。
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